本 要約【きみはスゴイぜ】マシュー・サイド #1020

9文学
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概要

東大卒クイズ王伊沢拓司氏が解説文!

イギリスで30万部突破!24か国で翻訳!
キッズたちのやる気に火をつけ革命を起こした
話題のベストセラーがついに日本へ!

勉強、スポーツ、趣味で「スゴイ子」はどこが違うんだろう?
うまくいく人は「マインドセット=心の持ち方」が違うだけなんだ

――12歳で身につければ人生の可能性が大きく変わる!
成長し続けるマインドセット、自信をつける科学的方法、効率のいい努力の仕方――どんなことでも、やりたいことで突き抜けるとっておきのノウハウ!

スティーブ・ジョブズから伊藤美誠選手まで!
スゴイ人たちの方法論を学べるエピソードも収録。

著者

マシュー・サイド
作家、英『タイムズ』紙コラムニスト。
元卓球選手で、現役時代には全英チャンピオンに4度輝き、オリンピックに2度出場。
オックスフォード大学哲学政治経済学部を首席で卒業。
本書は3『サンデータイムズ』紙ベストセラー1位獲得、ブリティッシュ・ブック賞の2019年ベスト児童ノンフィクションに選ばれるなど、
少年少女向けのビジネス書として異例のヒットを記録。BBC『ニュースナイト』やCNNでコメンテーターとしても活躍。
恵まれない子どもたちをスポーツ指導で支援する慈善事業にも携わる。
二児の父。著書に『非才!』(柏書房)、『失敗の科学』(ディスカバー・トゥエンティワン)がある。

力の限り極めようとする

AIと思考実験してみた

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Q1: 『君はすごいぜ』というマシュー・サイドの本で、どんなことが印象に残りましたか?

力の限り極めようとすれば、人は誰でもすごくなれるという点が心に残りました。イギリスの卓球選手の多くが「レディングのシルバーレール通り」出身だったという話が出てきて、それは才能があったからではなく、卓球ができる仲間と環境が整っていたからだと語られていました。つまり、「才能よりも環境の力」の方が大きいというメッセージを感じました。

Q2: 才能よりも環境が大事だというのは、どんな理由からそう思ったのですか?

才能というのは、初期のうちにちょっとだけ優れている「誤作動」みたいなもので、それを活かせるかどうかは環境次第だと思います。卓球に限らず、将棋の棋士なども、どれだけ好きになって、限られた時間を練習に注げるかが大事なんです。だから、「才能があるから勝てる」のではなく、「好きだから努力できる」「競い合える環境があるから伸びる」っていうのが現実だと思います。

Q3: 環境がなかった場合、才能はどうなってしまうと思いますか?

環境がなければ、せっかくの才能も開花せずに終わってしまうと思います。発達障害の例でも言われていますが、「遺伝子が弾で、環境が引き金を引く」というイメージがわかりやすいです。どれだけ優れた遺伝子を持っていても、それを引き出すような場所や人に出会わなければ、それはただ眠ったままの可能性なんです。

Q4: 現代では、環境の方がより重要になってきていると言いましたが、それはなぜですか?

現代は格差が「遺伝によるスタートライン」よりも「環境による育ち方」によって決まる部分が大きくなってきてると感じます。つまり、生まれ持ったものよりも、その後どう育てられるかが重要になってきてるってことです。だからこそ、環境をどう整えるか、悪い環境をどうなくしていくかがカギなんです。

Q5: では「悪い環境」とはどんなものですか?

親が子どもに話しかけなかったり、ちゃんとした食事を与えられなかったりするような環境は「悪い環境」だと思います。子育ての本などでも言われていますが、お金を稼いで塾に通わせることよりも、非認知能力を育てるような関わり方――たとえば、子どもにたくさん話しかけるとか、好奇心を育てるような接し方の方がずっと大切だと考えています。

Q6: 非認知能力を育てるには、社会や地域には何ができると思いますか?

昔のように祖父母や近所の人たちが一緒に子どもを育てるような形が大切だと思います。今は核家族化が進んで、親が1人で子育てを抱えるケースが増えています。だからこそ、地域全体で子育てに関われる仕組みが必要です。祖父母と遊んだり、近所の人と接したりすることで、子どもは社会性や思いやりを自然に身につけられると思います。

Q7: 地域の人が子育てに関わるためには、どんな仕組みが必要だと思いますか?

地域の人が関わるには「インセンティブ」が必要だと思います。それは子ども側にとっても、地域側にとっても同じです。そして、親が安心して子どもを地域に預けられるような信頼関係と仕組みが必要です。ナッジ理論を使って、さりげなく行動を促すような工夫――例えば「ありがとうカード」とか、「協力者バッジ」とかが効果的だと思います。

Q8: そのナッジ理論を、子ども・親・地域の人それぞれにどう使えばよいですか?

子ども向けには「スタンプカード制度」で地域のイベントに参加することで楽しみが増える仕組み。親向けには「地域参加ポイント制度」で保育料の割引などの実利をつける。地域の人には「名札つきの協力者制度」で、名前が新聞やホームページに載るなど名声が得られるようにする。こういう“さりげない後押し”が行動を変える鍵になると思います。

Q9: ではその中で、最初に動かすべきなのはどの層だと思いますか?

一番最初に動かすべきは地域の高齢者層だと思います。自分の名前を新聞に出すことに価値を感じる人も多いですし、寄付で名前が載る仕組みはすでにあるので応用しやすい。ここから始めて受け皿をつくれば、親や子どもへのアプローチもスムーズに広げていけると思います。

Q10: この仕組みを継続させるためには、どんな工夫が必要だと思いますか?

最初は金銭的な報酬や目に見える名声で人を動かしてもいいと思います。でもそれをずっと続けるのではなく、途中から「自分の行動に意味がある」と感じられるような内発的動機にシフトすることが大切です。段階的に外発的インセンティブから内発的なやりがいへ移行することで、持続可能な地域づくりにつながると思います。

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