概要
人はＳＮＳやアンケート調査には嘘をつくが、グーグルやポルノサイトなどの検索窓には本当の欲望や本心を打ち明ける。そんな膨大な「ビッグデータ」をグーグルの元データサイエンティストが分析。米国の隠れた人種差別を暴き出すのを皮切りに、世界の男女の性の悩みから、名門校入学の効果、景気と児童虐待の関係まで、通説とはまったく違う人間と社会の真の姿を明かしていく。驚くべき事例満載でおくる全米ベストセラー！
著者
セス・スティーヴンズ＝ダヴィドウィッツ
スタンフォード大学で哲学を専攻し優等で卒業後、ハーバード大学で経済学の博士号を取得。グーグルのデータサイエンティスト、ペンシルバニア大学ウォートン校の客員講師を経て、現在ニューヨーク・タイムズ寄稿者。グーグルの検索データなどのビッグデータを分析して、人種差別やヘイト、鬱病、児童虐待、性的嗜好などさまざまな社会現象の真相を探っている。２０１７年刊『誰もが嘘をついている（Ｅｖｅｒｙｂｏｄｙ Ｌｉｅｓ）』はニューヨーク・タイムズ紙ベストセラーとなり、エコノミスト紙ブックオブザイヤーにも選ばれた
誰もが嘘をついている
誰もが嘘をついている
— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) December 12, 2024
実際より良くみせようとする
年間に消費されるコンドームの数は、女性の回答集計で11億個、男性の回答集計で16億個のため、どちらかが嘘をついていることになるが
年間の販売数は6億個に満たず、共に嘘で程度が違うだけだった#誰もが嘘をついているhttps://t.co/hOWQ1i0avj
検索は口ほどに物を言う
検索は口ほどに物を言う
— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) December 13, 2024
恥ずかしいことも打ち明けれる
身体をめぐる不安は、検索ワードから考えると、男性が「アソコの大きさ」女性が「アソコの臭い」である
失業率と相関性のある検索ワードは「新しい仕事」でなく「ポルノサイトの名前」だった#誰もが嘘をついているhttps://t.co/hOWQ1i0avj
ビッグデータを活用する
ビッグデータを活用する
— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) December 13, 2024
ナッジできる
抗うつ剤がうつ症状20%低減できるのに対し、暖かいホノルルの鬱についての検索数は、寒いシカゴより40%も少ない
中絶クリニックが少ない州は、合法的中絶をした件数も少なく、消息不明になった胎児も多くなる#誰もが嘘をついているhttps://t.co/hOWQ1hZCFL
子供時代の環境が大切である
メッツが好きなNY在住の野球ファンは、メッツが優勝した1969年と1986年に7〜8歳だった1962年〜1978年生まれに多い
— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) December 13, 2024
MLB全チームのファン層が最も厚い年齢とそれらのチームが優勝した時の年齢を調べたところ、5〜15歳までに偏っていた#誰もが嘘をついているhttps://t.co/hOWQ1hZCFL
AIと思考実験してみた
Q1: 「誰もが嘘をついている」という本で、どの点が印象的でしたか？
実際より良く見せようとする心理が興味深いです。例えば、年間のコンドーム消費量で、男性と女性の自己申告が大きく異なり、どちらも嘘を含む数字を報告していました。それに対して実際の販売数はもっと少ない。人間は、より良い印象を与えるために無意識に嘘をつく傾向があるように思います。
Q2: なぜ人は実際より良く見せようとするのでしょうか？
進化的に考えると、原始時代では自分の能力を誇張して示すことが生存や繁殖に役立ったからではないでしょうか。その名残が現代にも影響していて、競争の中で自分を優位に見せる必要性が心理的に残っているのかなと思います。
Q3: 誇張する傾向は現代社会でどのように影響していますか？
SNSやデジタル社会の発展で、誇張や嘘はすぐに検証される時代になりました。そのため、特にビジネスや職場では信頼を損なうリスクが高まっています。一方で、誇張が戦略として有効な場合もあり、使い分けが重要だと感じます。
Q4: 誇張を使い分ける際、どのようにその範囲を決めるべきでしょうか？
ハッタリをかます場合、自分の実力と残された時間やリソースを冷静に見極めることが大事だと思います。例えば、あと24時間で本当に完成させられるなら、誇張しても許されるかもしれませんが、信頼を裏切る結果になれば逆効果です。
Q5: 自分の能力を正確に把握するにはどうすればよいですか？
日記をつける習慣が有効だと思います。その中で、ポジティブな経験とネガティブな経験の両方を振り返り、それが自分の能力によるものか、それとも運やランダム性の影響なのかを分析することが役立つと思います。
Q6: 日記を書く際にどのような問いを考えるとよいですか？
「今日のネガティブな出来事が最悪のケースならどうだったか」「最高のケースではどうだったか」「違う過程で同じ結果になった可能性はないか」「違う過程で違う結果になった可能性はないか」という4つの視点で振り返ることが、自分の能力の再現性を理解する助けになると思います。
Q7: 男性の方が誇張しやすい傾向がある理由は何ですか？
一夫多妻制が進化的背景にあると思います。男性は繁殖機会を増やすために自己アピールを強化する必要がありました。そのため、誇張や楽観的な行動が選択されやすかったのではないでしょうか。この進化的背景が、現代にも影響していると感じます。
Q8: この性別差が現代社会にどのような影響を与えていますか？
男性がハッタリをかます傾向は、ビジネスでの出世やリーダーシップの機会に反映されていると思います。一方、女性は控えめになりがちで、妊娠や出産がキャリアに影響を与えることも、格差を加速させる要因だと感じます。
Q9: この格差を埋めるためには何が必要でしょうか？
柔軟な働き方や、出産・育児中のキャリアサポートが必要だと思います。また、男女問わず自己アピールや誇張に頼らずに評価される仕組みを整備することが、格差を縮める鍵になると思います。
Q10: 男性の自己誇張や女性の控えめな態度を変えるには、どのような教育や意識改革が必要でしょうか？
教育で「アピールする力」と「謙虚さ」をバランスよく教えることが大切だと思います。また、個々の能力を適正に評価する文化を作ることで、誇張に頼らなくても成果が認められる社会にする必要があると感じます。
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