概要
「自分にとって不要な人間関係ならば、容赦なく縁を切るべし!」―そう断言するネットニュース界の第一人者が、自らの「諦観」の根源を初めてさらけ出した問題作。ネットでもリアルでも、「つながる」ことは本当に幸せなのか?ネット上の豊富な事件簿や自身の壮絶な体験を赤裸々に振り返りつつ、本当に重要な人間関係とは何かをあらためて問う。SNSを中心にはびこる「絆至上主義」に一石を投じる渾身の社会批評。
著者
中川淳一郎
1973年、東京都立川市生まれ。ネットニュース編集者。一橋大学商学部を卒業後、博報堂CC局で企業のPR業務を担当。2001年に退社してフリー編集者となり、企業のPR活動、ライター、雑誌編集などを請け負う。現在は、ネットニュース編集者として『NEWSポストセブン』など複数のニュースサイトの監修・編集に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
分かり合える人と過ごす
分かり合える人と過ごす
— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) September 27, 2024
引っ越し会社は競馬と風俗、給料日の焼肉、現場の🇨🇳人と新人バイトの悪口ばかりで、勉強熱心な🇨🇳人留学生の方が話が合った
分かり合えない者同士は分かり合えないため、ネットの意見は基本スルーし、好意的な人と仲良くする姿勢で良い#縁の切り方https://t.co/VnQSIouMel
AIと思考実験してみた
Q1: 「円の切り方」という本を読んで、特に印象に残った点は何でしたか?
本の中で「分かり合える人と過ごす」ことの大切さが強調されていました。具体的には、引っ越し業者や競馬、風俗といったさまざまな仕事の人たちとの関係の話が出てきます。自分と合わない人や理解し合えない人と無理に付き合うよりも、好意的で価値観が合う人と過ごす方が、ストレスが少なく幸せな生き方ができるというメッセージが心に響きました。
Q2: 分かり合える人と過ごすことの大切さに共感したとのことですが、特にどんな経験からそのように感じたのですか?
分かり合えない人と関わった経験から、こうした人たちと付き合うと自分の意見や価値観が理解されず、無理をすることが多くなり、ストレスがたまってしまいました。自分が望まない状況に巻き込まれたり、不本意な行動を強いられる場面が増え、結局は精神的に負担となることが多いです。だからこそ、分かり合える人と過ごすことでストレスを減らし、悪循環を断つことが大事だと実感しています。
Q3: あなたにとって「分かり合える」と感じる人の特徴や価値観には、どのようなものがありますか?
自分の価値観を押し付けず、相手の意見や価値観を尊重し、否定しない人ですね。意見を発することで他人に影響を与えたり、時には不快な気持ちにさせてしまうこともあるので、その責任を認識している人が理想です。自分の考えを言い合いながらも、誰かを否定するのではなく、話し合いの中でお互いの軸を尊重できる人との対話が大事だと思っています。
Q4: 対話を通じて「誰かの正義感を養う」という考えについて、具体的にはどんな影響を与えたいと考えていますか?
対話の大切さを通じて、人と意見を交わすことの意義を教えられるといいなと思います。意見を伝えることは時には相手を否定することにもなりますが、それを避けながらも、対話によって学び合う姿勢を身につけてほしいです。対話がなければ、感情的な対立や力で意見を押し通すような状況に陥りかねないと思うので、対話力を身につけることが大事だと感じています。
Q5: AIを使って、議論の「抜け穴」を防ぐというアイデアは面白いですね。具体的にはどんなシーンで有効だと考えますか?
今の世の中では、議論の巧妙な抜け道を見つけて勝とうとする人も多く、そのせいで対話が公平でなくなってしまいます。AIが介入することで、例えば論理的な抜け道や不合理な点を指摘して、相手を論破しようとすることを防ぎ、公平な議論を支える役割が果たせるのではと考えています。人間の力を機械が代替してきたように、AIが知識や論理の面で人を補う役割が増えていくと思います。
Q6: AIが人間の知識を補完し、対話のギャップを埋める役割を果たしたとき、人間の感情にはどんな役割が残ると考えますか?
AIが知識や論理を担うことで、最終的には人間には感情が重要な役割として残るのではないかと思います。感情は人と人がつながるための基盤であり、仕事や家庭などでの小さな関係においては幸福感を高めるために欠かせない要素です。大きな組織や社会では感情が影響力を持つのは難しいかもしれませんが、小さなコミュニティでは相互理解のための重要な役割を果たすと感じています。
Q7: 大規模な社会では感情の配慮が難しいとのことですが、その中で人々が幸福感を感じるためにはどうすればいいと考えますか?
人間の幸福感は、小さな集団の中で自分の存在を感じられることにあります。家族や友人など、信頼できる人々と過ごす時間が心の安定につながるのです。オンラインサロンや地域コミュニティ、趣味のグループなど、小さな輪での関わりを持つことで、他の場所での苦しさを和らげ、全体としてのバランスを保つことができると思います。学校の部活動のようなものが社会人にも必要だと思います。
Q8: こうした「第2の場所」や「第3の場所」のつながりがあることで、どんな効果があると感じますか?
複数の居場所があると、どこかで辛いことがあっても別の居場所で自分を支えてもらえるため、精神的に安定しやすくなります。家が第1の場所で、職場や学校が第2の場所、スターバックスのようなカフェやオンラインサロンが第3の場所になるなど、こうした場所で支え合うことができます。多様な居場所を持つことができれば、何か問題があっても他の場所で気分をリセットすることができるのです。
Q9: ただし、複数の居場所を持つことが難しい場合や、複数の場所に属することで生じる矛盾や葛藤にはどう対処すべきでしょうか?
現代では、複数の場所に属することで矛盾を感じる人も多く、それがストレスの原因になっていると感じます。例えば、家庭では感情を重視できても、職場では利益や合理性が求められるため、そのギャップに苦しむこともあるでしょう。そうした状況では、一時的にその環境から離れられる「息継ぎ」として、趣味に没頭できる時間を作ることが大切だと思います。自分の行動と考えが一致する時間を持つことが、心の健康を保つ鍵になります。
Q10: 趣味に没頭する時間を増やすために、社会的な仕組みとしてベーシックインカムなどが有効だと考えていますか?
はい、基本的な生活が保障されれば、自分の好きなことに時間を使えるようになるので、ベーシックインカムは意義があると思います。しかし、仕事を通じてアイデンティティを感じている人にとっては、こうした仕組みが逆に苦しくなる可能性もあります。人間は働くことで価値を感じる部分があるので、仕事が単なる生活のためでなく、自分の存在意義と結びつく人にとっては、ベーシックインカムが挑戦的なものになるかもしれません。
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