概要
1870年から2010年までの「長い20世紀」を描くビッグストーリー。市場経済・近代的企業・技術が牽引した北半球の経済成長は人類を幸福にしたか?
著者
ブラッドフォード・デロング
カリフォルニア大学バークレー校経済学教授。1960年生まれ。専門は、経済史、マクロ経済学、経済成長論、金融論。全米経済研究所(NBER)研究員。クリントン政権時代の1993年から1995年まで財務省次官補代理を務めた。タイラー・コーエンらと並ぶ人気ブロガーの1人。金融市場の非合理的な「ノイズ・トレーダー」の研究や商品経済から情報注目経済(information‐attention economy)への移行の研究で知られる
市場は合理的に働く
市場は合理的に働く
— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) September 6, 2024
ハイエク「市場は与え、そして奪う、市場の御名に祝福あれ」
ポラニー「市場は人間のために作られたのであって、人間が市場のために作られたのではない」
と言ったように、人格を持たない市場は誰かから奪って別の誰かに与え、全体の合計は増えていくhttps://t.co/LmXJlUxV8f
経済発展には技術者と労働者、資金がいる
経済発展には技術者と労働者、資金がいる
— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) September 7, 2024
蒸気機関で動く機械を使って利益を上げるには、技術者集団、字が読める労働者たち、修理点検に必要な資金力の信頼性が欠かせない
先進国は貿易や投資、移民を自由にして産業を集中し、覇権国🇺🇸は運良く土地や産業革命の恩恵を受けたhttps://t.co/LmXJlUxV8f
インフラと教育、銀行、特定の産業に投資する
インフラと教育、銀行、特定の産業に投資する
— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) September 7, 2024
20世紀以前に成功した工業先進国は、政府の権力で港と鉄道、教育、銀行の整備、将来自国が比較優位になりそうな産業を保護した
🇯🇵政府も技術者を育てる学校を設立、補助金を出して国内事業者に発注させ、鉄道や通信網を整備したhttps://t.co/LmXJlUxV8f
人間と金属、弾薬の重量で戦う
人間と金属、弾薬の重量で戦う
— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) September 7, 2024
🇬🇧は時間換算でGDP1/3を使って若者を注ぎ、連合国は戦略で負けても重量で第1次世界大戦に勝った
電光石火が強みの🇩🇪は海上封鎖で国民が餓死寸前になり、ハーバーボッシュ法がなければ、半年以内に続けられなくなり、1000万人が死なずに済んだhttps://t.co/LmXJlUxV8f
環境で貿易システムに入れない
環境で貿易システムに入れない
— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) September 7, 2024
20フィートコンテナが主流で、生産量が低くても箱を満たせず、輸送できるインフラがなくても参加できない
国家予算の横領でインフラが整わず、司法も機能せず、外国企業が不利で参入されないため、世界人口の半分は1日6ドル以下で生活しているhttps://t.co/LmXJlUysXN
AIと思考実験してみた
プラットフォード・デロングさんの『20世紀経済史』という本を紹介します。
Q1:技術者と労働者が経済発展に必要だと考えていますが、その役割の違いは何ですか?
技術者とは、理系の分野などで研究を行い、その結果を他の人と共有し、科学技術を深めていく人たちだと考えています。一方、労働者は自分の体力やエネルギーを使って、それを労働力に変え、金銭を得て生活を支える存在です。この2つの軸があったからこそ、経済発展が可能になったと考えています。
Q2:技術者と労働者の相互作用はどのようなものですか?
技術者は科学や技術の新たな発見を行い、それが経済の基盤となりますが、労働者がその技術を現場で活用し、実際の生産やサービスの形にします。例えば、技術者が新しい機械や方法を発明しても、それを使って働くのは労働者です。両者が互いに補完し合うことで、経済全体が成長していくのです。
Q3:技術者だけでなく、文化的側面が重要だと考えていますが、その文化的側面とは具体的に何ですか?
人間が他の動物と異なる点は、文化を形成し、他者と共有できることです。誰かが発見したことを、同じ時代の人々が共有し、それを基にさらに発展させる。ニュートンが「巨人の肩に乗る」という表現を使ったように、過去の知識に基づいて進歩できるのは、人間特有の文化的側面だと思います。
Q4:文化的側面と技術進化の関係について、どのように考えていますか?
過去の研究に基づき、新しい技術が生まれることで、さらに多くの人々がその恩恵を受け、社会全体が進化していきます。例えば、電気が発明されたことで、夜でも活動できるようになり、工業化が加速しました。労働者は昼夜問わず働けるようになり、娯楽の時間も増え、経済活動がさらに活発化しました。
Q5:電気の普及が労働者の生活にどのような影響を与えましたか?
電気が登場する前は、月明かりの下でしか夜の活動ができませんでしたが、電気のおかげで、工場なども夜間に稼働できるようになりました。これにより、労働者は昼だけでなく夜も働くことができ、また娯楽の時間も増えました。電気の普及によって、経済活動が24時間可能になったのです。
Q6:夜間労働が増えることによる健康面への影響はどう考えますか?
エビデンスからも明らかですが、夜間活動は健康に良くないです。人間の体は自然のリズムに従ってホルモンが分泌され、それに沿った生活が理想的です。夜に働くことでそのリズムが崩れると、健康に悪影響を及ぼします。経済成長が優先されることが多いですが、幸せが必ずしもお金だけで得られるわけではないことに気づく必要があります。
Q7:経済成長と幸せが必ずしも一致しないという点について、さらに教えてください。
お金を稼ぐだけでは幸せになれないことは多くの人が気づいています。GDPとウェルビーイングの乖離も示していますが、人間は社会的なつながりや他者との関わりから幸せを感じます。経済成長がすべてではなく、もっと人間らしい生活や、内面的な豊かさを重視する時代になっていると感じます。
Q8:日本や東洋の思想が世界に広がることについて、どう考えていますか?
日本の禅や仏教のような考え方が、これからの時代に重要だと思います。物質的な豊かさだけでは幸せになれないことが明らかになりつつあり、SDGsやESG投資のような動きもその反映です。これからは、日本の禅や東洋の哲学をもっと広げていくことが必要であり、これが人類全体の進歩に繋がると考えます。
Q9:日本の仏教や禅を広めるためには、どのようにすれば良いと思いますか?
実際に日本に学びに来ている欧米の人々もいますが、もっと積極的に発信していくべきだと思います。YouTubeやSNSなど、デジタルプラットフォームを活用して、英語で情報を発信することが重要です。これにより、日本の思想が世界に広まり、その流れを加速させることができると思います。
Q10:今後の課題として、どのような点に取り組むべきだと考えますか?
経済成長だけではなく、人間の内面的な豊かさや、社会全体のウェルビーイングを重視することが大切です。東洋の思想を世界に広め、発展途上国や恵まれない地域にもその価値観を伝えていくことで、全体としての発展と調和が実現できるのではないでしょうか。
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