本 要約【英米の大学生が学んでいる政治哲学史】グレアム・ガラード/ジェームズ・バーナード・マーフィー #846

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1哲学宗教心理学
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概要

孔子、プラトン、アル=ファーラービーから、ガンディー、アーレント、ハイエクに及ぶスリリングな思想史。古代ギリシャの哲学者をはじめ、儒教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の神学者や指導者、そして「フェミニズムの母」やエコロジストを含む近現代哲学者まで、三〇人の賢者たちの人生と思想を通史的に解説。

著者

グレアムガラード
1995年からイギリスのカーディフ大学で、2006年からはアメリカのハーバード大学サマースクールでも政治思想を教えている。カナダ、アメリカ、イギリス、フランスのさまざまな大学で二五年間講義を行ってきた

ジェームズ・バーナードマーフィー
アメリカのニューハンプシャー州ハノーバーにあるダートマス大学で1990年から教壇に立ち、現在は政治学の教授を務めている

人数で適切な形態が変わる

結果主義で考える

命を保護する

財産も保護する

理性も保護する

商業共和国は実現できない

AIと思考実験してみた

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Q1:マキャベリについて、彼の考え方が結果主義だと話されましたが、その結果主義において「小さな悪を選ぶことが大きな悪を防ぐ」という考え方をどのように解釈していますか?

A1: マキャベリは結果主義で「より小さな悪を選ぶことが正しい」と考えていました。君主が適切な時期に行動し、国を守るために暴力を使うことも、結局は大きな悪を防ぐためだとしています。彼が悪かどうかではなく、現実を受け入れ、偽善でも良いから行動することが必要な姿勢だと思います。理想論ではなく、実用性を重視し、悪人とも言われるシステムを実行する勇気が重要だと感じます。


Q2:マキャベリの現実主義を踏まえて、君主が「適切な行動」をするためには、どんな基準や条件が必要だと思いますか?

A2: すべての人を救うことはできないという現実を受け入れ、偽善だと考えて行動しないよりも、偽善でも良いから行動する姿勢が重要だと思います。成功や理想にとらわれず、現実的なシステムや行動が必要です。そのため、どのスパンで見て最適化するかによっても判断が変わると思います。部分最適と全体最適のバランスも重要ですし、現世代の幸せか未来世代の幸せか、どちらを優先するかも重要な議論になると思います。


Q3:現世代と未来世代、どちらを優先すべきかという問いについて、あなたはどのような基準で判断しますか?

A3: 今の世代も未来の世代も、まずは「マイナスに感じている人たちを減らす」ことが重要だと思います。マイナスからゼロにするのと、ゼロからプラスにするのでは感じ方が違うので、まずは全人類のマイナスをなくすことを優先すべきです。発展途上国の生活改善や、環境問題に取り組むことが有益だと思います。また、未来の世代に対しても、食料不足やディストピアを避けるために配慮し、マイナスをゼロにする施策を優先すべきだと考えます。


Q4:全人類のマイナスをなくすためには、どのような具体的なアクションや政策が有効だと考えますか?

A4: 経済成長やGDPのような指標で幸福度を図るのではなく、それらから抜け出す必要があると思います。エグゼクティブ層が東洋の「足るを知る」といった価値観に注目しているように、物質的な豊かさではなく、仲間や家族との時間が大切だと感じます。人間が幸せになるためには、社会的なつながりや一緒に過ごす時間が重要です。そういった方向に進んでいくことが必要だと考えます。


Q5:経済成長ではなく、人間の幸福を真に測るためには、どのような指標や基準が必要だと考えますか?

A5: 幸福というのは基準で測ることが難しいものだと思います。確かに、科学技術の進歩や数値化の姿勢が発展を促した側面もありますが、それが全員の幸福に繋がるわけではありません。お金を稼ぐことに走っても、社会性の動物である人間はそれだけで幸せになれません。大切なのは、今に集中し、家族や仲間と過ごす時間を楽しむことです。フロー体験を通じて没頭することで、幸福感が高まるのではないかと思います。


Q6:フロー体験や今に集中することを大切にする社会を作るためには、どのような変革が仕事や教育システムに必要だと思いますか?

A6: 現在のように数値化やテストで100点を取ることが求められる教育から抜け出すべきだと思います。社会人になって問われるのは、確率的な正解を探すことではなく、自分の幸せや人生で何を突き止めたいかを考える姿勢です。テストも100点が取れないようにして、教師も一緒に考え、学んでいくような姿勢が重要です。大人と子どもが一緒に学ぶことで、社会を前進させることができると考えています。


Q7:新しい教育システムの中で、どのようにして子どもたちに「自己の幸せ」や「人生の目的」を考える力を育てることができると思いますか?

A7: 道徳的な教育が必要だと思います。自分が何を考えているか、相手が何を考えているかを議論し、互いに意見を出し合うことが重要です。それぞれのコミュニティにはそれぞれの正解があって良いし、共通の倫理観や正義を持っていないと、社会で幸せに生きていくのは難しいと感じます。人生は時間という限られた資源の中で、どこに投資をしていくか、そして妥協点を見つけるゲームだと思います。


Q8:自分の正義や倫理観を育てるためには、どのような経験や学びが必要だと考えますか?

A8: 正義や倫理観は、成功体験よりも失敗体験から得られることが多いと思います。失敗を通じて、自分の強みや弱み、偏りが明確になります。成功していた方法が通じなくなるネガティブな体験を通じて、自分が本当に大切にしているものが見えてくると思います。何かを失ったときに、初めてその重要性に気づくことが多いので、失敗から学ぶことが大切です。


Q9:失敗体験を前向きに捉えて成長するためには、どのようにして失敗と向き合うべきだと思いますか?

A9: 失敗は学びの機会として前向きに捉えるべきです。そのためには、失敗を受け入れ、共有できる環境が必要だと思います。サポートがあることで、失敗しても安心して次に進むことができます。学校や家庭、職場でも失敗を許容し、挑戦を奨励する文化が重要です。また、失敗から得た学びを振り返り、それを次の挑戦に活かすプロセスが成長を促すと考えます。

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