本 要約【哲学のはじまり】戸谷洋志 #844

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概要

哲学の世界では2000年以上もの間、数々の哲学者が膨大な思想や哲学書を生み出してきた。しかし私たちは、それらがあまりに多様かつ難解で、どこから学び始めればいいのか分からない。そこで注目するのが、哲学の基礎をなしている三大テーマ、存在論・認識論・価値論。それらの領域を「はじまり」から紐解けば、驚くほど哲学が「分かる」ようになる。「哲学」という学問の特徴はどこにあるのか。プラトン、デカルト、カント、ヘーゲル、フッサール――哲学者は世界の何に疑問を抱き、その思想はどう展開されたのか。「NHK100分de名著」にて解説の鮮やかさで話題を呼んだ哲学界の俊英が描く、誰もが知識ゼロから学べる哲学の地図。

著者

戸谷 洋志

日本の哲学研究者、関西外国語大学准教授。専門は哲学、倫理学。

真善美を求める

AIと思考実験してみた

Q1: 哲学者が「何を考えたかを学ぶ」という点が印象的ですが、具体的にどう感じましたか?

言語化された時点で、その考え方には限界があるように思います。特に、どの場面でも普遍的に使えるものは存在しないと考えているからです。唯一残っている普遍的なものは物理法則だけであり、正義や価値観は時代や文化によって異なってくる印象です。だからこそ、全ての状況で通じる「絶対的なもの」を求めるのではなく、相対的に考えるべきだと思っています。

Q2: すべての状況に通じる普遍的なルールがないとしたら、どのように人々は共通の理解や価値観を築くべきだと考えますか?

そのためには、お互いに議論し合い、考えを深めていく姿勢が必要だと思います。物理法則以外の普遍的なルールは存在せず、仮に置かれたものです。だからこそ、絶えず更新し、時代に合わせた調整が必要です。例えば法律も、人々が議論を通じて改善し、進化させるべきです。社会が変化するスピードが速くなる中で、不要なルールが資源を浪費している現状も改善する必要があります。

Q3: 議論の重要性に触れていますが、具体的にどのルールやシステムが改善すべき例として思い浮かびますか?

たとえば、今の選挙制度がそうだと思います。デジタル化が進んでいるのに、いまだに物理的な投票用紙を使っています。ネット選挙の導入が進むべきだと思いますが、それに伴うサイバーセキュリティのリスクもあります。ですが、リスクを恐れていては前に進めません。従来の民主主義や資本主義の枠組みを超え、新しい方法を試していくことが大切です。

Q4: ネット選挙のような新しいシステムを導入する際、どのような基準でリスクを最小限にし、実行できると思いますか?

ネット選挙の導入に際して、リスクを一つに絞らないことが大切です。選挙システムが一つに依存すると、ハッキングされたときに大きな問題になります。しかし、複数のシステムを導入し、例えば10個中1つが破られたとしても、残りのシステムで補完できるようにすればリスクを分散できます。これによって、全体としての安全性が高まると考えています。

Q5: 複数のシステムを使ってリスクを分散させる際、どのような技術や仕組みを組み合わせるべきだと思いますか?

現在は、顔の表情や反応をデジタル技術で読み取って、その政策に対する共感度を測ることもできる時代です。例えば、選挙の際に人々の反応をリアルタイムで見て、政策の有効性を評価する仕組みが考えられます。ただし、そのデータもハッキングされるリスクがあります。だからこそ、評価をオープンにして、透明性を持たせることが大事です。

Q6: 顔の表情や反応を基にした評価をする際、データの信頼性をどう確保すれば良いと考えますか?

データをオープンにすることで透明性を高め、信頼性を確保するべきです。悪意あるハッカーがデータを操作するリスクはありますが、正義を求める多くの人々が協力すれば、そのリスクは相対的に小さくなると信じています。また、攻撃側はリスクを背負いながらも成功すれば大きな利益を得られるため、この非対称性を考慮しつつ防御策を強化すべきです。

Q7: 具体的にどのような技術が透明性とセキュリティを両立させると考えますか?

ブロックチェーンの技術がその答えになるかもしれません。多くの人がデータを共有することで、情報の透明性を保つことができ、特定の企業や国がデータを独占しない仕組みです。ビットコインやイーサリアムのようなデジタル通貨の考え方が参考になるでしょう。しかし、今は電力消費がボトルネックになっているため、地球環境を考えた上でデジタル化の進展も慎重に行うべきだと考えます。

Q8: 環境とデジタル化のバランスについて、どのように調整すべきだと考えますか?

環境保護を意識したバランスが今の時代に必要だと思います。新しい技術を使って問題を解決することを何十年も繰り返してきましたが、地球環境の限界が近づいていると感じます。今は一度スローダウンして、その中でもデジタル技術を進めるべきだと思います。無限の成長を追い求めるだけでは、AIの進化が人類にとって脅威となりかねない時代が来るかもしれません。

Q9: AIやデジタル技術のスローダウンについて、具体的にどのような政策が必要だと考えますか?

たとえば、贅沢品に対する消費税を上げることで、物質的な快楽を追求する経済成長を抑えることが一つの方法だと思います。今の社会では、経済の成長が速すぎて、ついていけない人が増え、精神的な問題を抱える人も多くなっています。だからこそ、一旦スローダウンし、それぞれが自分の好きな活動に没頭する時間を確保することが大切だと思います。他人と比べることなく、好きなことを追求する姿勢が重要です。

Q10: 好奇心を伸ばす教育について、どう思いますか?

義務教育や親の役割として、子供の好奇心を伸ばすことが大切です。しかし、現実では苦手な部分を克服することが重視されがちです。これを変えていくべきだと思います。子供が自分の好奇心を追求し続けることで、自分のやりたいことを見つけ、それに没頭できる人生が築けるはずです。私自身、生活費を抑えながら本や映画、漫画を楽しみ、思考を深めることに価値を感じています。生活水準を無理に上げるよりも、好きなことを追求する人生が豊かだと感じています。

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