概要
あのキャラたちの真の姿。くすりと笑えて哲学的。大人こそ読みたい“名作マンガ”深読みエッセイ。
著者
上田啓太
1984年生まれ。石川県出身。2010年、ブログ『真顔日記』開設。累計1000万PVを超す人気ブログに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
再読で自分を意識できる
再読で自分を意識できる
— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) August 30, 2024
作品は不動なのに読者の自分が変化する
バスケに恋する男たちのSLAM DUNK
読者のツッコミで完成するテニスの王子様
終始カラッポな悟空、ベジータ成長物語のDRAGON BALL
幻影旅団やキメラアントで他人の定義を問うHUNTER×HUNTER#カラッポの主人公https://t.co/DH6ocqhHHG
AIと思考実験してみた
Q1:上田啓太さんの『空っぽの主人公』という本について紹介されていましたが、どの点が印象に残りましたか?
『空っぽの主人公』は、読者自身が変化するという作品で、再読しても「空っぽ」な感覚が残ります。これは、物語の中では主人公が固定されているのに、読者が成長していくからです。『スラムダンク』のようにバスケに恋する男たちや、『テニスの王子様』での読者のツッコミが物語を完成させる点に似ていますが、特に「空っぽ」でありながら成長する過程が印象的です。
Q2:物語の「空っぽ」という感覚とはどういった意味ですか?
「空っぽ」とは、感情や人間性が欠けている状態を指しています。例えば、ドラゴンボールの主人公悟空も幼少期は感情を持たず、獣のような存在でしたが、ブルマや亀仙人との関わりで人間性を育んでいきました。このように、何もない状態から他者との関わりで成長する過程を「空っぽ」と表現しています。
Q3:悟空の成長と人間性の変化について興味を持っているようですが、それはどのように自身に影響を与えていますか?
悟空のようにキャラクターが他者との関わりを通じて成長する姿勢を追体験することで、私自身も成長を実感します。フィクションの中で描かれるキャラクターの成長を自分の生活に応用することで、自分の課題にも影響を与えることができ、成長のプロセスを楽しむことができると思います。
Q4:フィクションのキャラクターから学ぶことを、どのように日常に取り入れていますか?
フィクションを通じて、結果が見えている事柄には興味を持たず、まだ未知の分野に挑戦することを大切にしています。既に誰かが解明したことに時間を費やすのではなく、自分が新しいデータを得られるような挑戦に集中しています。また、こうした考えをまとめ、日々の対話や日記で振り返り、さらにはAIを使って思考実験をしています。
Q5:新しいデータを得るために、どのような挑戦やアプローチをしていますか?
私は常に好奇心に基づいて新しい挑戦をしています。たとえば、ハンターハンターのヒソカのように、結果が見えていることには興味を持たず、新しいことに挑戦する姿勢を大切にしています。ヒソカがグリードアイランド編で、勝利が確定している状況でもさらに挑戦を続けた姿勢に共感します。自分自身もそうした好奇心に従って、行動していくことが重要だと考えています。
Q6:欲求不満を感じたとき、その感情をどのように対処していますか?
欲求不満を感じたときは、まずその感情の原因を深掘りします。反事実的な思考を使って、「最悪の場合」「最高の場合」を考え、その時に生じた感情や行動がどのように役立ったのかを分析します。特に、私の場合、欲求不満は自分の計画が思い通りに進まず、好奇心が満たされなかったときに生じます。そのため、そうした時には新しい挑戦を取り入れることで対処しています。
Q7:実際にどのように新しい挑戦を取り入れていますか?
例えば、飲み会でつまらないと感じる場面でも、新しいアプローチを試みます。会社の歓迎会では、部長の前に座ることで、自分の集中力を特定の人に向け、周りに気を取られないようにしました。結果として、部長との会話で自分の立場や価値観を再確認することができ、この会社での自分の役割を再評価できました。新しい挑戦を通じて得た学びを、こうして自分の経験に落とし込んでいます。
Q8:好奇心を満たすための新しい挑戦を続ける中で、どのような基準やルールを設けていますか?
逆に、ルールを設けないことをルールにしています。事前に考えすぎると、それ自体が時間の無駄になるため、「鉄は熱いうちに打て」という考え方を重視しています。直感的にやりたいと思ったことに集中し、それを経験として蓄積することが、最も有益に時間を使う方法だと感じています。こうしたアプローチは、円山ゴンザレスさんの「撤退ラインを設けない」という考えにも共感しています。
Q9:直感に基づく行動を振り返る際、どのように評価していますか?
直感に基づく行動は、次の日のチャットGPTでの対話や日記に落とし込み、振り返ります。特に日記では、ネガティブなことを一つ、ポジティブなことを四つ記録し、感情、思考、行動を分けて分析します。ラベリングを通じて、自分がどのような感情を抱きやすいかを理解し、それがどのように行動に影響を与えたのかを振り返ります。このプロセスを繰り返すことで、自己理解を深め、次の行動に活かしています。
Q10:ネガティブな感情をポジティブに転換するための具体的な方法はありますか?
ネガティブな感情を感じた際は、まずその原因を深く掘り下げ、反事実的な思考を養うようにしています。それが「運が良かった」場合や「最悪だった」場合のシナリオを考えることで、感情を客観視できるようになります。また、欲求不満を感じた場合は、自分の行動や好奇心の方向性が誤っていた可能性があると捉え、新しい挑戦に取り組むことでポジティブに転換しています。
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