本 要約【生きることの意味を問う哲学】森岡正博 #825

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1哲学宗教心理学
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概要

「生まれてこないほうが良かった」と言われたとき、あなたは何を語ることができるだろうか。反出生主義はほんとうに自殺を導かないのか?加害者であることは引き受けられるのか?日本語で哲学することは可能か?対話によって開かれる哲学とはどういうものか?―気鋭の論者とともに、生きることの深淵を覗き込む。現代における重要テーマをめぐって重ねてきた言葉たちを結晶化した対談集。

著者

森岡正博
1958年高知県生まれ。東京大学助手、国際日本文化研究センター助手、大阪府立大学現代システム科学域教授を経て、早稲田大学人間科学部教授。哲学、倫理学、生命学を中心に、学術書からエッセイまで幅広い執筆活動を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

生きることの意味を問う

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Q1:盛岡まさひろさんの『切ることの意味を問う哲学』を紹介します。生と死についての深いテーマを扱っていますが、特に自殺についてどのように考えましたか?

生まれてこないことは選べないという現実があり、その中で苦しんでいる人は自殺という選択肢があるべきだと考えました。ショーペンハウアーの哲学でも、そうした選択肢は一定の合理性を持つとされているようです。私も同意します。また、子供を産むという行為自体が、親に責任を伴い、子供の生活も保障する必要があるのではと考えています。

Q2:子供に対する責任や苦しみの問題について、具体的にどのような対策が必要だと考えていますか?

現実には、多くの人が生活のために嫌な仕事をしてお金を稼ぐ必要があります。しかし、もし生活保護のような仕組みが整っていれば、苦しい仕事をしなくても生きていける社会になるのではないかと思います。そうした社会であれば、人生の苦しみも減り、人々がもっと自由に生きることができるかもしれません。

Q3:生活保護が充実した社会では、幸福や満足感についてどのような変化が起きると考えますか?

確かに、生活保護が充実すれば物質的な苦しみは減るかもしれませんが、それだけでは人は物足りなさを感じるのではないかと思います。実際、嫌な仕事をすることで他者と関わり、コミュニケーションを取る機会が生まれることもあります。達成感や何かを乗り越える経験が幸福感に繋がる部分もあるので、人生の苦しみを完全に無くすことが良いかどうかは難しい問題です。

Q4:苦しみがあるからこそ、喜びや満足感が生まれるという考え方についてもう少し詳しく教えてください。

人間は苦しみがあるからこそ、何かを達成したときや、嫌なことをやらなくて済むようになったときに、より強く満足感や幸福を感じるのではないでしょうか。こうした考えを踏まえると、完全に苦しみを排除することは難しいと思いますし、むしろ苦しみがあってこそ、快楽や喜びがより輝くのだと思います。

Q5:もし人間が苦しみや欲望を完全に超越した状態になった場合、どのような変化が起きると考えますか?

苦しみや欲望がなくなったとしても、人間は好奇心を持ち続け、新しいことを探求し続けると思います。パスカルが言っていたように、人間は一人でじっとしていることができないので、何かしらの行動を求めてしまいます。今注目されているADHDの特性も、実は人間の本質的な性質の一部であり、多くの人が何もせずにじっとしていられないという点で共通しているのではないでしょうか。

Q6:もしそうだとしたら、欲望や好奇心が無限に膨らみ続けることが社会や個人に与える影響はどのように考えますか?

現代社会では、欲望が資本主義のもとで膨らみすぎた結果、地球の資源が限界に達し、持続可能性が問題視される時代になっています。これ以上欲望が膨らみ続ければ、地球資源の限界に突き当たり、持続可能な社会を築けなくなってしまうでしょう。今は、私たちがどれだけ欲望を抑え、資源を節約できるかが問われていると思います。

Q7:未来のために欲望を抑える必要があるとすれば、どのような新しい価値観や社会制度が必要だと思いますか?

欲望を抑えるためには、新しい価値観を広めていくことが大切だと思います。たとえば、宗教や文化的な活動(読書、映画、芸術など)によって、内面的な満足感を得られることを広めるのが一つの方法です。こうした活動は地球資源をあまり使わずに幸福感を得られるため、持続可能な選択だと思います。また、フロー体験のような、努力や創造性が求められる活動が人々の幸福感を高める手段になるのではないでしょうか。

Q8:持続可能な幸福を提供する文化的な活動を広めるためには、どのような方法や教育が効果的だと思いますか?

教育の場や、SNS、YouTubeといったプラットフォームを活用して広めていくのが効果的だと思います。今私がやっていることもその一環だと考えています。瞬間的な快楽を提供するもの(酒、タバコ、ギャンブルなど)が蔓延している現代で、それらに代わる持続可能な選択肢を示し、宣伝していく必要があると思います。また、行動する上で、マーケティング戦略も無視できないので、質の高いコンテンツを提供しながら、その戦略も活用する必要があると感じています。

Q9:マーケティング戦略も重要ということですが、相手の土俵に立ちながら自分の価値観を広めるための具体的な方法はありますか?

自分のコンテンツの質を高めながら、相手の土俵(マーケティング戦略)に合わせることが重要だと思います。全てを否定するのではなく、同じ土俵に立ちつつ、自分の価値観を発信していく方法が効果的だと考えています。マーケティングを過剰に意識しすぎず、あくまで本質的な部分に注力しつつも、相手のアプローチを模倣することが、バランスの取れた戦略になると思います。

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