概要
「わからなさ」を抱えながら生きる方法を気鋭の哲学者たち、熱論!情報や刺激の濁流にさらされる加速社会に必要なのはネガティヴな力!
著者
谷川嘉浩
1990年生まれ。哲学者。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在、京都市立芸術大学美術学部デザイン科特任講師。哲学者ではあるが、活動は哲学に限らない。個人的な資質や哲学的なスキルを横展開し、新たな知識や技能を身につけることで、メディア論や社会学といった他分野の研究やデザインの実技教育に携わるだけでなく、ビジネスとの協働も度々行ってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
答えを急がず立ち止まる
答えを急がず立ち止まる
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) August 12, 2024
論破を見届ける観客になりたい欲望で、ひろゆきやDaiGoの一問一答の大喜利が流行っている
アテンションは証明できるが
飽きる・やめる・離れるの証拠は取りにくいため「データあるんですか?」で論破されてしまう#ネガティヴケイパビリティで生きるhttps://t.co/TDigYCulLb
答えを急がず立ち止まる
答えを急がず立ち止まる
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) August 13, 2024
成田悠輔のアルゴリズム民主主義は「良い社会はみんなの願望を叶えてくれる」の隠れた前提があるが
社会は思い通りにならないことも多く、妥協して共に暮らせるため、個人の選好を最大化から議論をした方が良い#ネガティヴ・ケイパビリティで生きるhttps://t.co/TDigYCulLb
言葉に支配されない
言葉に支配されない
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) August 13, 2024
自分の操る言葉に支配されず、言葉で意思疎通する両方が必要だが
限られた語彙しかなければ、全てがその語彙で理解される
生娘シャブ漬け戦略は、全身マーケターでハンマーしか持っておらず、全て釘に見えてしまった#ネガティヴケイパビリティで生きるhttps://t.co/TDigYCuTAJ
しんどさを言語化する
しんどさを言語化する
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) August 13, 2024
経験を表現できる語彙があれば、似た悩みの人を助けられる
ASDの綾屋紗月さんは、空腹を認識できず飢餓状態になるため、食べたいから食べる「したい性」→正午になったから食べる「します性」で機械的に食べている#ネガティヴケイパビリティで生きるhttps://t.co/TDigYCuTAJ
AIと考えてみた
ひろき: 谷川吉信さんの『ネガティブ・ケイ・アビリティを生きる』という本を紹介します。答えを急がず立ち止まることや、論破を見届ける観客でありたいという考えが印象的です。最近の風潮では、ひろゆきさんやメンタリストのように、速いテンポでの一問一答や論破が流行っていますが、これらは短期的にアテンションを集めるものの、持続的な理解や興味を引き出すのが難しいと感じます。社会が個人の欲望をすべて叶えるわけではないので、妥協して共生することが重要です。個人の思考を最大化するためにも、議論を通じて深めていくことが大切だと思います。
ソクラテス: 現代の議論文化が速いテンポに傾いている中で、立ち止まって考える姿勢がどう影響を与えると思いますか?また、妥協や共生を意識した議論のあり方について、どのように考えますか?
ひろき: 脳がTikTokやYouTubeのショート動画に慣れてしまい、短期的に何か得られるものばかりを求めるようになっている現代は非常に危険な兆候だと思います。資本主義の短期的な利益追求がすでに悪影響を与えている中で、こういった短いコンテンツが量産されることは、世界の終わりに近づいているのかとさえ思います。このような中毒的なSNSや刺激的なコンテンツとは距離を置く必要があると感じます。自分の満足度を追求するためにも、じっくりと本を読んだり、2時間の映画を楽しむなど、これまでの本来の姿に立ち戻ることが必要だと思います。
ソクラテス: 現代社会が短期的な満足に浸かっている中で、個人やコミュニティが「本来の姿」に立ち戻るための具体的な手段やアプローチについて、どのように考えますか?
ひろき: まず重要なのは、私たちのような先進国で生活する人々がこれ以上生活水準を上げないことだと思います。刺激的な体験を増やせば増やすほど、快楽の尺度が上がり、ゆっくりとした活動を満足に生きることが難しくなっていきます。新しい経験をする際には、本当にその経験が価値あるものかどうかを慎重に見定める必要があります。
ソクラテス: 新しい経験が「本当に価値あるものか」を見定めるための基準や方法について、あなたはどのように考えますか?
ひろき: 自分がその経験を楽しむにあたって工夫が必要かどうかが良い指標になると思います。パチンコや酒、タバコのように、工夫せずに簡単にドーパミンを出せるものは、フロー体験を味わうのが難しいですし、短期的な要求に振り回されやすいです。一方で、本や映画、漫画、会話などは、楽しむために知識や想像力が必要です。こうした活動は持続可能であり、快楽の尺度を無理に上げずに満足度を高めてくれます。
ソクラテス: 努力や工夫が必要な活動の中で、特に満足感を得た経験はありますか?それがあなたの考え方や価値観にどのように影響を与えたか教えてください。
ひろき: 最近では、読書で哲学史を遡って読んでいます。自然哲学者のタレスから始まり、今はヘーゲルまで読み進めています。その流れの転換がとても面白いです。西洋哲学の始まりはソクラテスが絶対的なものを追い求めたところから始まっており、それがニーチェまで続いています。ニーチェ以降の思想が、ソクラテスが始めた絶対的なものを追い求める時代が終わり、虚無主義から発展していることが興味深いです。こういった流れを理解するためには、やはり時間をかけてじっくり味わう必要があります。
ソクラテス: 哲学の流れを遡りながら理解を深める経験は、非常に充実したものだったようですね。こういった深い理解を得るために、どのようなアプローチや方法が役立つと感じましたか?また、今後の作品鑑賞や読書にどのように活かしていく予定ですか?
ひろき: 例えば、先日見た『アベンジャーズ:エンドゲーム』では、ナターシャとクリントが人類を救うためにお互いの命を犠牲にしようとするシーンが非常に感情的で、感動的でした。これまでは「よくある話だな」と思っていましたが、アベンジャーズの長編を見続けてきたことで、感情移入が深まりました。長い時間をかけてきたからこそ、そのシーンの意味が理解できたのだと思います。この経験を通じて、時間をかけてじっくりと楽しむことの大切さを再確認しました。今後も歴史的な背景を楽しみながら、作品を深く味わっていきたいと思います。
以上が、ひろきさんとソクラテスの対話をまとめた記事です。このやり取りが、読者にとっても価値ある視点を提供できることを願っています。
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