概要
哲学は「現実の本質」と、「私たちがいかに生きるべきか」から始まる。これらはソクラテスの懸念だった。古代アテネの市場で厄介な質問をし、人々に人々自身が真に理解したことがほとんどないことを示すことによって、彼は会った人々を困惑させていた。
本書では、ソクラテスやプラトン、アリストテレスから、現代の哲学者ピーター・シンガーまで、平易な文章でわかりやすく、バックグラウンドについても触れながら、西洋哲学史における偉大な思想家たちの、世界と、最良の生き方についての主要なアイデアを案内する。
また、チャールズ・ダーウィンについて扱っていることも本書の特徴のひとつだ。
ダーウィンは哲学者ではなく、「進化論」の発見者として著名だが、『種の起源』の発刊によって、神や人間についての思索に大きすぎる転機を与えたことから章をさいて触れている。
著者
ナイジェル・ウォーバートン
イギリスの哲学者。一般向けの哲学解説者としてよく知られており、入門書を数多く書いている。また、美学と応用倫理学の専門的業績もある
徳を養って中間を知る
徳を養って中間を知る
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) July 7, 2024
カントの過程や権利を重んじる義務論
ベンサムやミルの結果論で、社会の善を最大化する功利主義
の二者択一でなく、アリストテレスの徳倫理学によると、勇気は無謀と臆病の間で、徳のある人は適切な感情で正しく行動できる#若い読者のための哲学史https://t.co/gQuM00jVQv
人生の後半ほど過程を重視して生きられるように、結果重視だと割り切って貯金しています！
ベンサム→ミル→シンガーと受け継がれてきた
ベンサム→ミル→シンガーと受け継がれてきた
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) July 8, 2024
ベンサム「行為の善悪は状況次第、結果で判断する功利主義」
ミル「社会の善を最大化するため、人を不快にして時間を奪わない白銀律」
ピーター・シンガー「自立を支援できる適切な寄付が必要」#若い読者のための哲学史https://t.co/gQuM00ktG3
宇宙や生命、人間、自分の理解を深めるため、1日1冊の乱読とながら聴き、行動をします！
ひろき：若い読者のための哲学Cという本を紹介します。この本では、アリストテレスの特例理学に基づき、勇気が無謀と臆病の間にあると説かれていて、適切な感情を持ち、正しく行動することの重要性が強調されています。私はこの本を読んでから、極端な白黒思考に偏ることを避け、バランスを取るように意識するようになりました。多くのケースでは、その中間にこそ答えがあることを認識し、常にそれを意識しています。
ソクラテス：アリストテレスの「中庸」という考え方に基づいて、バランスを取ることを意識されているとのことですが、具体的にどのような場面でこの考え方が役立ったと感じますか？
ひろき：例えば、母親と転職の話をした際がその一例です。転職に対して母親は非常に反対して感情的になりましたが、私は一旦距離を取ることでお互いに冷静になる時間を作りました。結果として、母親も私の幸せを願っているという思いが伝わり、私も母親を大切にしたいという態度を示すことができました。お互いが感情的になったことで、内面をより深く理解することができたと思います。
ソクラテス：感情的なやり取りが関係を深めることに気づいた後、日常生活で感情と理性のバランスをどのように取るように心がけていますか？
ひろき：私は感情も理性も大切にしています。人間は感情的な生き物であり、感情の中にその人の大事な部分が表れると思います。ただし、理性的に考えなければ建設的な対話ができないこともあります。そのため、相手の感情や理性の割合を見極め、それに応じた対応を心がけています。私はおそらく7割理性、3割感情といったバランスですが、人によってはその割合が違うので、そこに合わせたコミュニケーションをとっています。
ソクラテス：相手の感情や理性の割合を見極めながら、特に理性的だと感じる相手に対して、感情面を重視するためにどのような工夫をされていますか？
ひろき：理性的な人にも感情的な側面があると思います。例えば、表情や口調、話し方のスピードなどは、その人がどのように感じているかを示しています。私は時折、少し煽るような質問を投げかけることで、相手の感情を引き出し、そこから会話を深めることがあります。その結果、相手の重要な価値観に触れることができ、より深い理解に繋がることが多いです。
ソクラテス：相手が感情的に反応した際、その感情をどのように受け止め、会話を建設的に進めていくようにしていますか？
ひろき：まずは相手が話し終わるまでしっかり聞くようにしています。途中で口を挟むと不毛な議論に発展しがちですからね。相手の言っていることを理解し、自分は相手の味方であると示すことで、相手の怒りを沈めていきます。その後、事実をベースに共通認識を確認し、お互いの解釈のズレを少なくするよう努めています。最後に、お互いの行動方針をすり合わせる形で話をまとめるようにしています。
ソクラテス：このアプローチが特に効果的だった具体的な場面はありましたか？
ひろき：仕事で顧客と揉めた際にこの方法を使いました。私は産業廃棄物の業界で働いているので、時々顧客と不適物の搬入に関するトラブルが発生します。顧客がなぜ怒っているのか、まずその理由をしっかり聞くようにしています。大抵の場合、お互いが誤解し合ってヒートアップしているだけなので、時間をかけて話を聞くことで解決に向かうことが多いですね。
ソクラテス：最後に、今後さらに磨いていきたいと思っているコミュニケーションのスキルやアプローチはありますか？
ひろき：相手のコミュニケーション能力を理解し、それを相対的に見ることで、自分の特徴をより明確に把握したいと考えています。そうすることで、自己認識を深め、どれだけ世間と乖離しているのかなど、生活全般においても把握できるようにしています。これにより、自分がどのような人間で、何を大切にしているのかを理解し、より幸福な人生を送れるようになると考えています。
ソクラテス：ひろきさんとの対話を通じて、感情と理性のバランスを取りながら自己認識を深め、他者との関係を築くことの大切さがよく伝わりました。
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