本 要約【歴史は実験できるのか】ジャレド・ダイアモンド/ジェイムズ・A・ロビンソン #780

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2歴史地理
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概要

ポリネシアの島々からフランス革命まで、歴史学を一新する8つの研究。

著者

ジャレドダイアモンド
1937年生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校。専門は進化生物学、生理学、生物地理学。1961年にケンブリッジ大学でPh.D.取得。『銃・病原菌・鉄:一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎』でピュリッツァー賞

ジェイムズ・Aロビンソン
1960年生まれ。シカゴ大学公共政策大学院。1993年にイェール大学でPh.D.取得。専門は政治経済学、比較政治学

歴史は定量化が難しい

2024年7月
2024年7月

知識や想像力に全振りするため、本1/1冊、映画1/1本、漫画6/6巻、ゲーム0/3hを目指します!

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ひろき:今回紹介するのは『歴史は実験できるのか』という本です。この本では、歴史や社会現象が自然科学のように定量化できない点が議論されています。例えば、歴史の出来事は数値で測れないし、実験室で再現もできません。しかし、物理的な環境や政治体制など、ある条件が異なる状況での「自然実験」を通じて、成功や失敗のパターンを見つけることができるのです。この本を読んで、歴史を定量化することは難しいながらも、学んだことを整理し、現代に応用していくことの重要性を再認識しました。私も、成功や失敗の歴史的パターンを見極め、今の民主主義について議論していく必要があると感じています。

ソクラテス:歴史を定量化するのは難しいと考えつつ、成功や失敗をどうやって整理し、現代に生かすのですか?具体的な指標や基準はありますか?

ひろき:一つの指標として、王朝や国の存続期間を考えられると思います。国が長く続けば、それは成功の証ですし、逆に滅びれば失敗と見なせます。また、国の規模が拡大している時期は成功している過程だと考えられます。歴史からリーダーシップや政治体制の違いを学び、現代の民主主義に応用することが、地球資源を無駄にしないためにも必要だと思います。

ソクラテス:国や王朝の存続期間を基準に成功を評価するという考え方は興味深いですね。では、現代の民主主義に適用する際、特にどの部分に注目して改善を図るべきだと考えますか?

ひろき:政府の柔軟性が重要だと思います。時代の変化が加速している今、柔軟な制度を持たない国や企業は淘汰される可能性が高いです。過去の人々は数百年に一度の変革を経験しただけかもしれませんが、現代では一生のうちに何度も転換点を迎えます。だからこそ、制度の柔軟性がこれまで以上に必要だと感じています。

ソクラテス:時代の変化に合わせて柔軟な制度が求められるというのは納得です。政府や企業がその柔軟性を保つために、具体的にどのようなアプローチが有効だと考えていますか?

ひろき:例えば、企業や政府が多様性を取り入れるためにルールを作るのが有効だと思います。例えば、役員の2割は女性を登用するというように枠組みを設定することで、強制的に多様性を確保できます。もちろん、こういった取り組みには反発する勢力もあるでしょうが、最終的には変化を受け入れない組織や個人は生き残れないと思います。

ソクラテス:多様性を促進するためのルール作りが重要ですね。では、ルールが導入された後、どのようにしてその効果を持続させ、さらに文化として定着させるべきだと考えますか?

ひろき:外発的な動機からスタートし、徐々に内発的な動機へと移行させることが重要だと思います。最初は強制的かもしれませんが、成功事例を積極的に取り上げ、女性の登用が組織にプラスになったことを広めることで、徐々に文化として根付いていくでしょう。

ソクラテス:成功事例を広めて、文化として定着させるという考え方は非常に有効ですね。その際、現場の社員がこの変革に積極的に参加するために、どのような取り組みが有効だと考えていますか?

ひろき:ルール化して、例えば女性の割合や教育活動に参加することに対してインセンティブを与えるのも一つの方法です。残業代が発生する研修などを設け、積極的に参加させることができます。また、サントリーの自販機の例など、外発的動機を設けて強制的に実施させることも有効だと思います。

ソクラテス:インセンティブや外発的動機を活用することで、最初は強制的でも徐々に文化として定着させていくというアプローチは、現実的かつ効果的な方法ですね。あなたのアイデアは、変革のための重要なステップを示していると思います。今後もその視点での取り組みが続くことを期待しています。

このやり取りを通じて、ひろきさんは歴史から学び、多様性や制度の柔軟性の重要性を深く理解していることがわかりました。これからの時代を生き抜くためには、変化を受け入れ、柔軟に対応することが求められていると感じました。

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