概要
世界を変えるための「最古の科学」が「儀式」だった―。生活や価値観が猛スピードで変化する現代。昔からある「儀式」は単調で、退屈で、無意味にみえる。でも、ほんとうに?認知人類学者の著者は熱した炭の上を歩く人々の心拍数を測り、インドの祭りでホルモンの増減を測定。フィールドに実験室を持ち込んで、これまで検証されてこなかった謎めいた儀式の深層を、認知科学の手法で徹底的に調査する。ハレとケの場、両方にあふれる「儀式」の秘密と活用のヒントを探究する空前の書。
著者
ディミトリス・クシガタラス
コネチカット大学・実験人類学研究所長。認知人類学者。南ヨーロッパとモーリシャスで数年間のフィールドワークを行ったのち、プリンストン大学、オーフス大学で役職を歴任し、マサリク大学・宗教実験研究研究所の所長を務める。コネチカット大学では実験人類学研究室を指揮。同研究室では、実際の環境での行動を定量化するための方法と技術を開発している。認知科学プログラム、コネチカット脳認知科学研究所、健康、介入、および政策に関するコラボレーション研究所での活動も多数。その活動は、ニューヨーク・タイムズ、ガーディアン、PBS、ヒストリーチャンネル、その他の多くの媒体でも取り上げられている
儀式のパラドックスがある
儀式のパラドックスがある
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) March 29, 2024
知能が発達した哺乳類や鳥類は、生存に繋がらない交尾や死の儀式に時間やエネルギーを使うが
望む結果を得られる精神的な手段になり得る
茶道やハカは高度なため、能力の低い者が模倣できず、個人のフローや集団の連帯感に繋がる#最古の科学https://t.co/TTbrtyXoUf
週1は価値観→ルール→習慣の順に見直し、週1は習慣以外の社交の予定などを入れています!
知識や想像力に全振りするため、本2/1冊、映画1/1本、漫画1/6冊、ゲーム0/3hを目指します!
ひろき:ディミトリ・スクレイス・ガタラスさんの『リチュアル 最高の価格』という本を紹介します。儀式のパラドックスについて書かれており、知能が発達した哺乳類や鳥類は生存に直接繋がらない交尾や死の儀式に時間やエネルギーを費やすが、結果的には精神的な手段として効果を発揮することがある、という内容です。また、墓や茶道などは、個人の能力を示し、集団の連帯感を強める役割を果たしているとも述べています。
ソクラテス:儀式が精神的な手段として機能することについて、どのように個人や集団の意識に働きかけていると考えますか?
ひろき:儀式や伝統的な活動は、ある程度時間をかけてマスターする必要があるため、それが自分の能力を示す手段になると思います。例えば、墓や茶道をマスターすることで、その人の専門的な能力を示すことができ、それが集団の中での評価に繋がります。これは、高価な服を身に着けることと同じようなシグナルを発するものであり、資本主義社会の中で成功を証明する手段とも言えます。
ソクラテス:なるほど、では、現代のテクノロジーやSNSの発展が、このような儀式や伝統技芸が果たしていた役割にどのような影響を与えていると考えますか?
ひろき:現代のテクノロジーの発展により、儀式や伝統的な活動では満足できない人が増えているように感じます。SNSやYouTubeはドーパミンの分泌を促し、刺激の基準を高めてしまったため、こうした文化的な活動での満足が得にくくなっています。私は自分が主人公のように能動的に生きたいので、SNSの消費にはあまり興味がなく、むしろYouTubeでも発信側でいたいと思っています。
ソクラテス:自分が主人公のように歩んでいる感覚を大切にしているとのことですが、どのような活動が今のあなたにとって精神的な充足感や自己実現に繋がっていると感じますか?
ひろき:私は、日々本や映画、漫画を楽しむことで、自分が主人公であるという感覚を得ています。また、YouTube動画やブログ記事の作成も、主体的に人生を歩んでいる実感に繋がっています。これらの能動的な習慣を作り続けることで、自分が受動的な生き方に流されないようにしています。
ソクラテス:確かに、能動的な習慣を形成することは大切ですね。では、現代の子供たちが能動的な学びを得られる環境を作るためには、どのような工夫が必要だと考えますか?
ひろき:子供たちが能動的に学べる環境を作るためには、親や教師がもっと時間的な余裕を持つ必要があると思います。しかし、現代では親が共働きで忙しいため、子供としっかり向き合う時間を作るのは難しいです。その結果、子供たちはYouTubeを長時間視聴し、受動的な生活に流されがちです。私自身は子供の頃、父と一緒に公園で遊んだ経験が大切で、そうしたアクティビティがもっと増えるべきだと思います。
ソクラテス:子供たちに能動的な学びを促すために、現代のテクノロジーをどのように活用することができると考えますか?
ひろき:AIが有意義に活用できると思います。AIは、ゲーム感覚で段階を踏んで子供に学びを提供し、充実感を得られるようにすることができます。今まで教師が一人ひとりの生徒に個別対応するのは難しかったですが、AIがそれを可能にすることで、より効果的な教育が実現すると思います。例えば、ドラゴンボールが好きな子供には、悟空を題材にした教材を使って国語を教えるなど、個別最適化された教育ができるようになると考えています。
ソクラテス:AIによる教育の進化により、教師の役割も変わっていくと思いますが、教師が今後重要視すべきスキルや資質は何だと考えますか?
ひろき:教師はAIを管理し、生徒の興味が偏らないように調整する役割に変わると思います。子供たちが国語や算数などの基礎をしっかり学びながら、興味のある分野で強みを伸ばしていくことができるようにバランスを取ることが重要です。また、AIを活用しながら、子供たちに合わせた教材を提供することが、教師の新たな役割になるでしょう。
このように、ひろきさんとの対話は、儀式のパラドックスから始まり、AIを使った教育の未来にまで広がりを見せました。ひろきさんは、常に自分が能動的に生きることを大切にしており、現代の技術をうまく活用しながら、社会の変化に対応するための考え方を持っています。
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