概要
自由の命運を握る「狭い回廊」とは? 内戦下のシリアから古代ギリシア、建国期のアメリカ合衆国、現代中国まで、古今東西の豊富な歴史研究をもとに、ますます貴重になりつつある自由を保つための国家と社会の力関係を論じる。
著者
ダロン・アセモグル
マサチューセッツ工科大学（ＭＩＴ）エリザベス＆ジェイムズ・キリアン記念経済学教授。トルコ出身。英国ヨーク大学卒業後、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス（ＬＳＥ）で博士号を取得。研究分野は政治経済学、経済発展、経済理論など多岐にわたる。２００５年、若手経済学者の登竜門とされ、ノーベル経済学賞にもっとも近いといわれるジョン・ベイツ・クラーク賞を受賞
ジェイムズ・A・ロビンソン
シカゴ大学公共政策大学院ハリススクール教授。英国出身。ＬＳＥ卒業後、イェール大学で博士号を取得。ハーバード大学教授を経て現職。ラテンアメリカとアフリカの世界的に著名な専門家で、ボツワナや南アフリカなどで研究活動を行なっている
専横のリヴァイアサンがある
専横のリヴァイアサンがある
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) March 2, 2024
国家の力が強く強権的な独裁国家になる
民衆の統制が及ばず、制度を支配する国家に権力が集中し、民衆の生活や国家の税収を圧迫する
信用スコアの🇨🇳
カースト制の🇮🇳
制度改革できなかった🇷🇺
コーランによる男性支配の🇸🇦
などがある#自由の命運https://t.co/XCgdZcnWYa
宇宙や生命、人間、自分の理解を深めるため、1日1冊の乱読とながら聴き、行動をします！
知識や想像力に全振りするため、本2/1冊、映画1/1本、漫画1/6冊、ゲーム0/3hを目指します！
不在のリヴァイアサンがある
不在のリヴァイアサンがある
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) March 3, 2024
社会の力が強く無政府の破綻国家になる
争いを裁く法がなく、紛争中は財産権も保護されず、規範で経済的な機会が制約される
出る杭は打たれるで現状維持する🇳🇬のティブ族
暴力や魔術を恐れておもてなしする🇿🇲のトンガ族
などがある#自由の命運https://t.co/XCgdZcnWYa
宇宙や生命、人間、自分の理解を深めるため、1日1冊の乱読とながら聴き、行動をします！
知識や想像力に全振りするため、本2/1冊、映画1/1本、漫画1/6冊、ゲーム0/3hを目指します！
足枷のリヴァイアサンがある
足枷のリヴァイアサンがある
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) March 3, 2024
強い国家と社会になる
アテナイは権力の分配や紛争解決する制度で、民衆の政治参加を促し、国家を抑制する規範を強められた
欧州諸国はキリスト教の参加型集会とボトムアップの規範、ローマの国家制度を合わせ、回廊に入った#自由の命運https://t.co/XCgdZcnWYa
宇宙や生命、人間、自分の理解を深めるため、1日1冊の乱読とながら聴き、行動をします！
知識や想像力に全振りするため、本2/1冊、映画1/1本、漫画1/6冊、ゲーム0/3hを目指します！
張り子のリヴァイアサンがある
張り子のリヴァイアサンがある
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) March 3, 2024
独裁で無政府に近い破綻国家になる
旧植民地の国は制度だけがあり、共通の言語や歴史、宗教がない
仕事をしないニョッキが2万人いた🇦🇷
コネの公務員に無秩序な裁量がある🇨🇴
元黒人奴隷たちが先住民を奴隷にしている🇱🇷
などがある#自由の命運https://t.co/XCgdZcnp8C
宇宙や生命、人間、自分の理解を深めるため、1日1冊の乱読とながら聴き、行動をします！
知識や想像力に全振りするため、本2/1冊、映画1/1本、漫画1/6冊、ゲーム0/3hを目指します！
赤の女王効果にする
赤の女王効果にする
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) March 3, 2024
国家と社会が共進化できる
民衆が組織化して政治参加をすることで、社会の力を強め、国家能力を高め、規範を緩める
国家が包括的な制度で投資や革新、生産性向上の機会や報酬を与えることで、社会の抵抗が足枷になり、権限や能力を拡大する#自由の命運https://t.co/XCgdZcnWYa
宇宙や生命、人間、自分の理解を深めるため、1日1冊の乱読とながら聴き、行動をします！
知識や想像力に全振りするため、本2/1冊、映画1/1本、漫画1/6冊、ゲーム0/3hを目指します！
アメリカは社会と地方政府で回廊に入った
🇺🇸は社会と地方政府で回廊に入った
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) March 3, 2024
中央国家が弱く協力するモデルができた
官民共同の鉄道建設は、政府支出を抑えつつ、国家の足枷にもなった
公共の郵便サービスで、地方の発明家も送料がかからず、特許申請できて出願数が増え、民衆の自立性も高まった#自由の命運https://t.co/XCgdZcnWYa
宇宙や生命、人間、自分の理解を深めるため、1日1冊の乱読とながら聴き、行動をします！
知識や想像力に全振りするため、本2/1冊、映画1/1本、漫画1/6冊、ゲーム0/3hを目指します！
アメリカは格差が大きい
🇺🇸は格差が大きい
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) March 3, 2024
地方政府が強い
憲法の妥協により州が専横的で、公共サービスを提供する力も意欲もないが
警官は財源のため、できるだけ違反切符を切る指示をされる
シカゴなどは人種的マイノリティが多く、雇用と経済的機会が少なく、貧困率や犯罪率も高い#自由の命運https://t.co/XCgdZcnWYa
宇宙や生命、人間、自分の理解を深めるため、1日1冊の乱読とながら聴き、行動をします！
知識や想像力に全振りするため、本2/1冊、映画1/1本、漫画1/6冊、ゲーム0/3hを目指します！
日本は制度改革で回廊に入った
🇯🇵は制度改革で回廊に入った
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国家を実力主義にできた
鎖国していた侍の国から実力あるエリートたちが政治に参加し、🇺🇸などを参考に30年で議会と憲法を作り、高度経済成長する
🇹🇷は左派の知識層が改革を推進したが
軍や官僚が敵対的で、クーデターを警告した#自由の命運https://t.co/XCgdZcnWYa
宇宙や生命、人間、自分の理解を深めるため、1日1冊の乱読とながら聴き、行動をします！
知識や想像力に全振りするため、本2/1冊、映画1/1本、漫画1/6冊、ゲーム0/3hを目指します！
韓国は工業化で回廊に入った
🇰🇷は工業化で回廊に入った
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) March 3, 2024
社会を組織化できた
政府計画でSAMSUNGやHyundaiの製造業に投資し、労働需要を満たしつつ、労働組合などを組織する機会も提供する
市場で自由にお金が使えるようにし、製品輸出の国際貿易で、軍事政権を退けて民主選挙をもたらした#自由の命運https://t.co/XCgdZcnWYa
宇宙や生命、人間、自分の理解を深めるため、1日1冊の乱読とながら聴き、行動をします！
知識や想像力に全振りするため、本2/1冊、映画1/1本、漫画1/6冊、ゲーム0/3hを目指します！
回廊は広がりつつある
回廊は広がりつつある
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) March 3, 2024
グローバル化で社会が強くなる
先進国の技術と経済活動の専門化で、経済成長をすると製品やサービスへの需要が伸び、労働人口が変わる
農業や鉱業は強制労働させやすいが
工業やサービス業は複雑で、集団行動を組織する機会を提供する#自由の命運https://t.co/XCgdZcnp8C
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知識や想像力に全振りするため、本2/1冊、映画1/1本、漫画1/6冊、ゲーム0/3hを目指します！
ひろき：バス モーグルさんの『疲れた自由の命運』という本を紹介します。足かせのリヴァイアさんがある強い国家と社会の構造について述べています。国家は権力の分配や紛争解決の制度を通じて、民衆の政治参加を促進し、国家能力を強化しつつ社会を抑制する役割を果たしています。欧州諸国はキリスト教の参加型社会とローマの国家制度を取り入れ、国家と社会が共進化する構造を形成しました。この本を読んで、国家と社会のバランスが重要であると感じました。強すぎる国家は資本主義を阻害し、弱い社会では国としてまとまることが難しい。適切なバランスを保つことが必要だと思います。
ソクラテス：国家と社会の共進化が起こる構造について深く考えられたようですね。国家が強すぎれば略奪的になり、社会が強すぎれば国としてまとまることができないという指摘は興味深いです。このバランスを保つために、国家と社会がどのような制度を導入すれば、最も効果的に互いを抑制し合うことができると考えますか？
ひろき：今の国の状況によると思います。例えば日本は、30年間で民主化し、近代化に成功しました。エリート層が海外で学び、アメリカやヨーロッパの良いところを吸収して導入したことで、経済も成長し、産業革命の恩恵を受けることができました。こうしたエリートたちが私利私欲に走らず、経済をしっかりと育てたことが大きいのではないでしょうか。国家と社会が共に発展するには、そうしたエリートの意識と制度改革が不可欠だと思います。
ソクラテス：エリート層が日本の成功に大きく貢献したということですね。彼らの教育や環境が、そうした意識を育んだのだと思いますが、現代においても同じような成功を再現するために、どのような条件や環境が必要だと考えますか？
ひろき：日本が近代化できた要因の一つとして、鎖国の影響が大きかったのではないでしょうか。鎖国により、海外の技術や社会の発展を見たエリートたちが危機感を抱き、開国後には国力を高める必要性を感じました。彼らはその意識を持って政治に参画し、日本の工業化を推進したのだと思います。今後も日本の国益を守るために行動する人たちが必要だと感じていますが、現在は政治家だけでなく、起業家たちがその役割を担う時代に変わりつつあると思います。
ソクラテス：確かに、今の時代は起業家が新しいリーダーシップを発揮する場面が増えていますね。そのような起業家に必要な特性について、どのように考えますか？
ひろき：イーロン・マスクやスティーブ・ジョブズのようなリーダーを見ると、他人からの批判にも屈せず突き抜ける能力が重要だと思います。彼らは素晴らしい製品やサービスを作りながらも、社内での評判が必ずしも良くないケースが多いですが、それでも成功しています。日本の起業家でも、例えばソフトバンクの孫正義さんやユニクロの柳井正さんも、幼少期の逆境から自分を成長させた例です。ハングリー精神が成功には不可欠だと感じます。
ソクラテス：ハングリー精神が重要だということですね。幼少期の逆境が起業家の原動力になっていることはよくあります。では、現代の日本社会で、若い世代がこのハングリー精神を育むためには、どのような仕組みや環境が必要だと考えますか？
ひろき：日本の若い世代にもハングリー精神を育てるためには、まず挑戦する機会を増やすことが重要だと思います。現状、日本では安定志向が強く、リスクを取ることが少ないように感じます。教育の中で失敗を許容し、チャレンジを促進する仕組みが必要です。また、成功例だけでなく、失敗した経験からも学べる文化を醸成することが、今後の起業家精神を育むために大切だと思います。
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