本 要約【悲しみの力】スーザン ケイン #561

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3社会科学
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概要

別れ、死、愛の喪失、不安…。なぜ、心の痛みに向き合い、それを受け入れるべきなのか? 古今の「憂うつ質」=「ビタースィート」な人々のエピソードを紹介し、苦痛を創造力、超越する力、愛に転換するという考え方を伝える。

著者 スーザン・ケイン

プリンストン大学、ハーバード大学ロー・スクール卒業。ウォール街の弁護士を経て、ライターに転身。『ニューヨーク・タイムズ』紙、『タイムズ』紙、PsychologyToday.com.などに記事を寄稿している。他にも、メリルリンチや法律事務所や大学などで交渉術の講師も務める。リンクトインによる「世界のインフルエンサー」トップ10にも名前が挙がっている。初の著書『内向型人間の時代』は世界の40を超える言語に翻訳され、数多くのベスト作品リストに名を連ねた。『ニューヨーク・タイムズ』紙のベストセラーリストには7年にわたってランク入りを果たし、ビジネス誌『ファスト・カンパニー』は、スーザン・ケインを「ビジネス界の最もクリエイティブな人々」の一人に選んでいる

認知行動療法と人助けをする

2023年12月
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2024年2月
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ひろき:スーザンケインさんの『悲しみの力』という本を紹介します。認知行動療法と人助けを通じて、悲しみが健全な人間性を形成することを描いています。アメリカ独立宣言は、命をかけた反逆罪覚悟の行動で、多くが愛する人や財産を失い、悲しみの経験が創造性や愛の源となり得ることが示されています。

ソクラテス:悲しみが健全な人間性や創造性の源になるという考えは興味深いですね。具体的に、悲しみがどのように創造性や愛に影響を与えると思いますか?

ひろき:ネガティブな力が働くことで創造性や自分の価値観、大義が生まれると思います。そうしたもののために人は他の人よりも努力でき、ネガティブな経験が行動力につながるのではないかと思います。実際、アメリカで成功した人、例えばイーロン・マスクやスティーブ・ジョブズなど、多くが移民であることがその証拠かもしれません。

ソクラテス:確かに、ネガティブな力が行動力に繋がる可能性はありますね。それをポジティブな方向に変換するためには、どのような工夫が必要だと思いますか?

ひろき:幼少期に感じたネガティブな葛藤を社会や人類に貢献する姿勢に変えることが大切だと思います。多くの場合、個人の問題よりも社会の制度が大きな影響を与えているため、根本から変え、人類全体に貢献するエネルギーにすることが有益だと考えています。イーロン・マスクもそのような姿勢を体現していると思います。

ソクラテス:社会の制度を根本から変えるために、まずはどのような行動を取ることが現実的だと考えますか?

ひろき:大きなシステム全体を変えるのは難しいので、まずは自分や自分の周りから始めるのが現実的だと思います。自分が影響を与えられる範囲で変革を起こし、成長感覚を維持しながら大きく輪を広げていくことが重要です。

ソクラテス:まず自分の周りから始めるのは現実的ですね。そのために、どのような具体的な行動や習慣が効果的だと思いますか?

ひろき:まずは自分がどのような世界観や価値観を持ちたいのかを深掘りし、言語化することが大切だと思います。ゴールが分からなければ、どのような行動をすればよいのかも分かりません。現状と目指す姿を考え、合理的なアプローチを取る必要があります。また、持続可能な方法で成長することが重要だと考えています。

ソクラテス:持続可能な成長を目指すために、どのように自分の現状を評価し、調整していくべきだと思いますか?

ひろき:指標が測れない部分では、根拠のない自信を持って行動量を増やすアプローチが良いと思います。しかし、資産やチャンネル登録者数など数値で測れるものについては、謙虚に現実を受け入れることが重要です。イーロン・マスクも、自分の予測と現実が異なる場合、現実の方が正しいことが多いと言っています。受け入れたくない事実こそ、真実である可能性が高いと考えています。

ソクラテス:謙虚に現実を受け入れつつ、どのように新しい施策や戦略を取り入れているのでしょうか?

ひろき:新しい施策を取り入れることは重要です。成功者の具体的な事例を参考にしたり、その成功の理由を抽象化して自分に適用したりしています。新しいデータが得られたら、それが望んでいた結果でなくても成功と捉えます。過程を充実させ、フィードバックを得られたら、それは次のステップに進むための成功だと思います。

ソクラテス:新しい施策を実行する際、自分が興味を持てる範囲で行っているとのことですが、どのようにモチベーションを維持していますか?

ひろき:あまり深く考えすぎず、自分の好奇心に基づいて内発的に大きなことをやりたいと思えているかを意識しています。外的報酬のために行うと持続性が欠けるため、自分が興味を持てる範囲で行動しています。モチベーションに頼らず、フィードバックループを早く回し、進歩していくことが重要だと考えています。

このように、ひろきさんはスーザン・ケインの『悲しみの力』を紹介し、そこから始まった議論は彼の価値観や成長に対するアプローチへと広がっていきました。悲しみやネガティブな経験を、いかにして行動力や創造性に変換するかというテーマを中心に、現実を受け入れながらも好奇心を追求し、持続可能な成長を目指す姿勢が強く表れていました。

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