概要
ネット右翼、陰謀論、テロ攻撃―なぜ無くならないのか?“普通”の人々が「憎悪」に駆られて、誹謗中傷や暴行に手を染めるメカニズムとは?そして、それを止める方法とは?英国政府、Twitter、Googleなどに助言を行う第一線の犯罪学者が、神経科学や心理学、データサイエンスを駆使して辿り着いた結論!
著者 マシュー・ウィリアムズ
英国カーディフ大学の犯罪学教授。ヘイトスピーチやヘイトクライムの研究の第一人者として知られている。その成果はBBCドキュメンタリー、『ガーディアン』紙、『タイムズ』紙、『サイエンティフィック・アメリカン』誌、『ニュー・サイエンティスト』誌などの多数の著名メディアで紹介されており、英国政府、Twitter、Googleなどに助言を行っている。また、データサイエンスの手法で調査・対策に取り組む「HateLab」の所長を務めている
多文化に触れる
多文化に触れる
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) October 26, 2023
彼らも我らにして協調できる
外集団より内集団を優遇して生存してきたため、生後からの経験で、外集団へ無意識の偏見を形成されていく
通常、他の人間を傷つけるのは苦手だが
非人間化する洗脳で誹謗→回避→差別→身体的攻撃→絶滅に発展する
読書します!https://t.co/TeZ5o3RtlY
世界や生命、人間、自分の理解を深めるため、1日1冊の乱読とながら聴き、行動をします!
相手や集団の行動が理解できないときは、文化的な背景や構造を考えて思いやります!
ひろき:マシュー・ウィリアムさんの『象の科学』という本を紹介します。多文化に触れることで、私たちが他者に対する無意識の偏見を形成してしまうことが強調されていました。特に内集団を優遇する性質が進化の過程で生まれ、それが外集団への差別や非*間化に繋がる点に衝撃を受けました。この本を読んで、私は自分の範囲を広げ、できるだけ多くの人々との共有経験を積み重ねることが重要だと考えるようになりました。
ソクラテス:その通りですね。自分の範囲を広げるということに共感しますが、具体的にどのような行動やアプローチを取って、他者との共有経験を深めるようにしていますか?
ひろき:例えば、相手の言っていることが理解できなくなったり、イライラしてしまった場面では、一歩引いて相手の立場から物事を考えるようにしています。相手も自分なりの価値観や制御のもとで行動していることを前提に、性善説で考えるようにしているんです。そして、相手の考えを当てるようなゲームを始め、対立構造を防ぐようにしています。余裕がない時は、一旦人と関わるのを避け、自分一人で落ち着いて考えるようにしています。
ソクラテス:そのような冷静なアプローチを取りながら、相手の価値観を探る方法は非常に効果的だと思います。具体的に、相手の思考を探る際にどのような質問や視点を使っているのか教えてください。
ひろき:相手の幼少期からの経験や、何に興味を持っていたのかを聞くことが大切だと思っています。さらに、政治的な話や道徳の話をしている時には、相手の信念の強さを尋ねるんです。「あなたはその考えを1から10でどのくらい信じていますか?」といった質問をします。もし9点と答えたなら、なぜ10点ではないのかを聞くことで、相手と一緒に反証性を考えることができます。逆に、10点だと言われた場合は、信仰のように揺るがないものと認識し、無理に関わらないようにしています。
ソクラテス:相手の信念の強さを測る方法は興味深いですね。それによって対話が深まる一方で、信念が揺るがない場合には、距離を取る姿勢も理解できます。お兄さんとのやり取りで、そういった対話をどのように活かしているのか具体的なエピソードがあれば教えていただけますか?
ひろき:例えば、転職を考えていた時に母親が反対していたんですが、兄と一緒に話しているうちに、最初は母が私たちの成功を妨げているのだと思い込んでしまっていました。でも、兄と話すことで、母親はただ失敗してほしくないと思っているだけなんだということに気づけました。それによって、母との対立を避けながら、自分たちの意見をうまく伝え、最終的には転職を成功させることができました。
ソクラテス:そのような冷静な対話を通じて、家族内での対立を回避し、転職を成功させたのは素晴らしいですね。今回の経験を通じて、あなた自身の価値観や行動にどのような変化があったと感じますか?
ひろき:この経験から、冷静に他者の立場を理解しながら行動することが、良い結果を生むことを実感しました。これからも、こうした対話を通じて他者との対立を避け、自分の意見をうまく伝えていくことを心がけていきたいと思います。
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