概要
◆研究者・記者・ライター必携のフィールドワーク入門◆フィールドワークには言わく言いがたいコツがあって、マニュアル化などできない、と言われます。しかし本書は、著者自身の調査体験を自ら吟味しながら述べるという、「フィールドワークのフィールドワーク」とも言えるユニークなスタイルによって、この難問に見事応えました。二十数年に及ぶ研究と、初心者が抱く疑問を知り尽くした教育経験豊かな著者にして初めて書くことができた、究極の入門書です。フィールドに赴く前に、調査の最中に、そして研究をレポートにまとめるときに、繰り返し読み直し、新たなアドバイスを発見できる、フィールドワーカー必携の書となるでしょう。小社のベストセラー、佐藤郁哉著『ワードマップ フィールドワーク』の続編として、また佐藤他訳『方法としてのフィールドノート』の姉妹編。
自分の無知を認める
自分の無知を認める
— ひろき@更新型の読書ブロガー😄 (@bluesbookblog) July 7, 2022
謙虚に学ぼうとする姿勢が相手から好感を得る
フィールドワークにおいて、頼まれてもいないのに「本などで得た調査対象の集団に対する知識」を集団の人に披露する行為は、最もふさわしくない行為とされている
関係を深めたい相手には傾聴します!https://t.co/7jfBpiqdDa
関係を深めたい相手とは、傾聴できる状態で関わり聞き手に徹します!
知らないと言えたこと、知らないと言えなかったことを日記にします!
主張を通しやすいように嘘をつきがちですが、新たな知見を得ることを優先します!
自分で学ぶ過程を大切にする
自分で学ぶ過程を大切にする
— ひろき@更新型の読書ブロガ ー😄 (@bluesbookblog) July 7, 2022
短期的には非効率的だが
長期的には効率の良いやり方になる
教授に聞いたテーマや文献で取り組むのでなく、試行錯誤して無駄を覚悟しながら、文献探しやテーマ選びをする過程を得ないと、人類学者としての活動につながらない
行動していきます!https://t.co/7jfBpiqdDa
自分で試しつつ、人から意見には聞く耳を持って参考にしています!
人の話やネットの情報を鵜呑みにせず、疑問に感じたことは試します!
著名人などでフィルタリングし、興味あるコンテンツを乱読や聞き流し、行動しています!
鳥の目と虫の目のバランスを意識する
鳥の目と虫の目のバランスを意識する
— ひろき@更新型の読書ブロガー😄 (@bluesbookblog) July 7, 2022
全体の状況を把握して個別の事象を掘り下げることで、理解しやすくなる
暴走族を調査する場合、探す地域に検討をつけ、接触できたなら組織図を把握することに努め、キーマンとの距離を縮めていく流れとなる
まずは鳥の目を意識します!https://t.co/7jfBpiqdDa
本は1回目で一通り読み付箋、2回目で精査、3回目で自分の言葉でまとめています!
問題解決は虫の目、問題発見は鳥の目で使い分けます!
鳥の目で拡散→虫の目で収束の問題発見、問題解決も同様にしWダイヤモンドにします!
記憶の特性を理解する
記憶の特性を理解する
— ひろき@更新型の読書ブロガー😄 (@bluesbookblog) July 7, 2022
記憶の仕方に個人差があり、弱みをメモで補うことで再現できる量が増える
見たことの再現と聞いたことの再現が得意な人に分かれる
視覚的記憶が得意なら聞いたことをメモすれば、より場面の状況をリアルに表現できる
聞いたことを優先してメモします!https://t.co/7jfBpi8CLC
聞いたことを優先してメモしています!
聞いたことからメモし、余裕があれば見たこともメモします!
視覚の方が得意で、写真を撮ることもできるので、聞いたことをメモしています!
ひろきとソクラテスの対話ブログ
1. ひろきのフィールドワークの心得
ひろき:
佐藤裕也さんの「フィールドワークの技法」という本を紹介します。この本では、自分の無知を認め、謙虚に学ぶ姿勢が大切だと強調されています。フィールドワークでは、頼まれてもいないのに調査データや知識を相手に披露するのは適切でない行為とされています。私はこの本を読んでから、関係を深めたい相手には、まず傾聴することを意識するようにしています。
ソクラテス:
それは興味深いですね。自分の無知を認める姿勢が、相手との信頼関係を築く上で重要だという考え方は、他の場面でも応用できそうです。無知を認めることが、どのようにあなたの知識や人間関係に役立つと感じていますか?
2. 知識を深めるための姿勢
ひろき:
私は、無知を装わずに素直に「知らない」と認めることが大切だと考えています。そうすることで、自分の知識が深まり、他の人から教えてもらう機会が増えるからです。また、変に自分を飾らずにいることで、より良い学びが得られると感じています。
ソクラテス:
確かに、自分の無知を受け入れることは、学びの第一歩ですね。それによって他人からのフィードバックも受けやすくなり、より多くの知識が身につくでしょう。
3. AIへの興味と理解
ひろき:
最近、特に興味を持っている分野はAI、特に生成AIです。ChatGPTを通じて、AIがどれだけの知識を持ち、どのように成長していくかに非常に興味があります。AIの構造を理解することで、人間についての理解も深まると考えています。
ソクラテス:
AIの進化とその構造に対する理解は、これからの社会でますます重要になっていくでしょう。AIの内部構造や動作原理を把握することで、人間の知性や認知についても新たな視点が得られるかもしれません。
4. ハルシネーションの問題
ひろき:
AIも人間と同じように間違いを犯すことがあります。特にAIの場合、ハルシネーションという現象が起こり、間違った情報を提供することがあります。これは、情報を引き出す際に誤りが生じるケースで、人間にも似たような現象があるのではないかと考えています。
ソクラテス:
そうですね。AIと人間の認知の誤りは共通の課題です。AIのハルシネーションを防ぐためには、どのようなプロセスや技術が有効だと思いますか?
5. 再検討の重要性
ひろき:
テストの回答を提出する前に見直しをすることで、間違いを修正することがありますよね。これはAIにも同じで、発言をする前に自分でファクトチェックをさせることで、ミスを減らせるのではないかと思います。人間が重要な決断をする際に、一度で決めずに見直すように、AIにも同じプロセスが有効だと考えています。
ソクラテス:
再検討のプロセスをAIに導入することで、信頼性が向上し、人間との協力がより効果的になるでしょう。AIがどのように再検討を行い、どのようなフィードバックを受け取るべきかについて考えることは、非常に重要です。
6. フィードバックの価値
ひろき:
AIがうまくいった場合には、その成功を伝えてあげることが大切だと思います。望まない結果が出たときには、それをフィードバックとして伝えることで、AIも学習し、改善していけるのではないでしょうか。これは人間にも言えることで、正しいフィードバックがなければ成長が難しいですよね。
ソクラテス:
その通りです。フィードバックはAIにとっても、人間にとっても成長の鍵となる要素です。AIが感情を持つようになるかどうかは別としても、フィードバックを通じてAIの行動を改善することは、今後ますます重要になるでしょう。
7. 人間とAIの共生
ひろき:
人間の脳を参考にしてAIが設計されている以上、人間と同じようなアプローチがAIにも有効だと思います。AIが感情を持つようになった場合、人間と同様に優しく接することで、AIの応答や行動も変わってくるのではないかと考えています。
ソクラテス:
あなたが指摘したように、AIと人間の共生には技術的な側面だけでなく、倫理的な視点も重要です。AIとの対話や関係性を築く上で、人間的なアプローチをどのように取り入れるかが、未来の課題となるでしょう。
まとめ
この対話を通じて、AIと人間の関係性や成長のプロセスについて深く考察しました。AIも人間と同じように、フィードバックを受け、再検討し、学びながら成長していく存在です。これからの社会において、AIと人間がどのように共生し、協力していくかが重要なテーマとなるでしょう。あなたが指摘したように、フィードバックの重要性や再検討のプロセスを重視することで、より信頼性の高いAIが実現し、人間社会に貢献することが期待されます。
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
失敗、苦渋、挑戦をつぶさに再吟味し、行きつ戻りつしながらデータを収集、分析、民族誌へと結実してゆくフィールドワーク。マニュアル化できない勘所を説きつくした、読めて使えるフィールドワーク入門。
内容(「MARC」データベースより)
社会学、人類学、心理学、経営学といった学問を学ぶ中で現場調査をおこなう人たちなどを対象に、フィールドワークという調査方法のエッセンスと具体的な技法の詳細について紹介。92年刊「フィールドワーク」の続編。
著者について
東京大学文学部心理学科卒業、東北大学大学院、シカゴ大学大学院、プリンストン大学社会学部客員研究員をへて一橋大学大学院商学研究科教授。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
佐藤/郁哉
1955年宮城県に生まれる。1977年東京大学文学部心理学科卒業。1984年東北大学大学院博士課程中退(心理学専攻)。1986年シカゴ大学大学院修了(Ph.D.)(社会学専攻)。2000年‐2001年プリンストン大学社会学部客員研究員。現在、一橋大学大学院商学研究科教授。専攻は文化社会学、定性的調査方法論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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