本 要約【POWERS OF TWO 二人で一人の天才】ジョシュア ウルフ シェンク #116

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概要

「刺激的なエピソードの数々に、頁をめくる手は止まらない」朝井リョウ・作家 (2017/5/21 読売新聞 書評)
「ペアという着眼の面白さに脱帽である」山本貴光・ゲーム作家 (2017/6/17 日経新聞 書評)
「天才の力を開花させた、2人組の効果を解き明かす」今泉愛子・ライター (2017/6/15 Pen 書評)

世界で最も革新的な企業。音楽史上最高のアルバム。生命の秘密を解く発見…。
各界の偉大な「二人組」の出会い、関係成熟のプロセスから明らかになる伝説の舞台裏!

本書に登場するクリエイティブ・ペア
・アップル共同創業者: スティーブ・ジョブズ&スティーブ・ウォズニアック
・20世紀最高の作曲デュオ: ジョン・レノン&ポール・マッカートニー
・最も成功した投資パートナー: ウォーレン・バフェット&チャーリー・マンガー
・行動経済学の共同創始者: ダニエル・カーネマン&エイモス・トベルスキー
・DNA二重らせん構造の共同発見者: ジェームズ・ワトソン&フランシス・クリック
・『サウスパーク』共同制作者: トレイ・パーカー&マット・ストーン
・スポーツ史上最強の双子: ボブ・ブライアン&マイク・ブライアン
・累計3億部のベストセラー作家コンビ: C・S・ルイス&J・R・R・トールキン

私たちは「孤高の天才」に憧れを抱く。
驚異的なひらめき、非凡な才能。
だが、それは幻想にすぎない。

世界で最も革新的な企業。
音楽史上最高のアルバム。
生命の秘密を解く発見。

あらゆる分野の革新は、刺激し合い、補完し合う
「クリエイティブ・ペア」が生み出してきた。
天才たちは、1+1が無限大に感じる人と
ペアを組んで偉業を成し遂げてきた。

一人では何もできないが、二人なら何でもできる。
――どうすれば、そういう人間関係を築けるだろう?

1対1の関係を大切にする

1ヶ月後
1ヶ月後

相手が嫌でないなら、2人で会うようにします!

3ヶ月後
3ヶ月後

話したい人とは2人で会うようにしています!

2023年3月
2023年3月

5人以上の飲み会は極力断り、自分から誘うときは2人にします!

反応に注意しつつ主張する

1ヶ月後
1ヶ月後

相手の様子を伺い、主張できそうなら主張しています!

3ヶ月後
3ヶ月後

仕事では自分の時間を確保できるように、相手の様子を伺いながら主張しています!

2023年3月
2023年3月

相手の反応を伺いつつ、仕事では効率、私用では効果を重視して主張していきます!

自分の役割を演じる

1ヶ月後
1ヶ月後

余裕のあるときは積極的に人と関わり、ないときは最低限にします!

3ヶ月後
3ヶ月後

大切な人とは余裕のあるときは積極的に関わり、ないときは最低限にしています!

2023年3月
2023年3月

傾聴できるときに相手の期待の1.1倍になるように関わっていきます!

AIと深掘りしてみた

ひろき:複数の関係を避けて、1人での作業に特化する理由

僕は、規模の大きいことをやろうとすれば、一対一の関係だけではなく、複数の関係を持つ必要があると思います。しかし、僕はそういったことは戦略的にやらないようにしていて、1人や2人でできることのみ特化するように意識しています。1人で作業する際の利点は、今思ったことを即試せることです。最近、技術発展に伴い、技術がボトルネックになっているのではなく、意思決定のスピードがボトルネックになっていると考えています。そのため、今考えたことをすぐに試せる1人での動きが非常に重要だと思っています。

ソクラテス:技術発展と意思決定のスピードについての見解

意思決定のスピードが重要であるという点について、どのような具体的な事例を想定していますか?また、AIの登場によってどのようにこのプロセスが変わってきたと感じていますか?


ひろき:アイデアは試してフィードバックを受けることが大事

僕は、試そうか迷ったアイデアはすぐに試すべきだと考えています。例えば、このChatGPTを有料版にすることもその一例です。お金や時間がボトルネックになっているだけで、すぐに試してみる必要があると思います。大抵のことは後からやり直せますし、間違っていれば戻すこともできます。致命的なリスクがない限り、まずは試してみてフィードバックを受ける姿勢が求められると思います。

ソクラテス:挑戦する姿勢とフィードバックの重要性について

あなたが試してきたアイデアの中で、最も効果的だったものは何ですか?また、その試行がどのように意思決定のスピードを向上させたと感じていますか?


ひろき:他者が良いと思ったものを自分でも試す姿勢

本やYouTube、有料会員として参加しているDラボなど、他の人が使っていて良いと思ったものを自分でも試してみる姿勢が大切だと思います。ChatGPTは広く使われていますが、僕自身、有料版を試すことに躊躇していました。今では、もっと早く試しておけばよかったと感じており、そのために半年から1年ほどの遅れが生じてしまったと感じます。次にアイデアが出てきた時には、すぐに試していきたいと考えています。また、挑戦するためのお金が足りないという状況にならないように、この普及をマネタイズ化して、自由に暮らせる状態を目指しています。

ソクラテス:マネタイズと挑戦を両立させる方法について

あなたが今後試そうと思っている具体的なアイデアはありますか?また、そのアイデアを試すための資金調達やマネタイズの戦略はどのように考えていますか?


ひろき:技術やツールの選定基準

僕は、測定したりすることはあまり考えていません。今やっていることを加速できるテクノロジーかどうかを意識しています。僕の人生のテーマは「認識できる世界を広げる」ことです。そのため、このテーマに寄与できるようなテクノロジーであれば積極的に使いたいと考えています。反対に、流行に左右されるようなテクノロジーであれば、取り入れる必要はないと思います。例えば、電気自動車にはあまり関心がありませんが、AppleのApple Vision Proなどは積極的に取り入れたいと考えています。

ソクラテス:テクノロジー選定の基準と認識の拡張

認識できる世界を広げるというテーマに基づいて、Apple Vision Proのどの機能があなたにとって重要だと感じていますか?それが具体的にどのように世界を広げることに寄与すると考えていますか?


ひろき:感覚器官の拡張と人間の理解の進化

僕は、人間の感覚器官が認識する世界を拡張する技術に期待しています。例えば、牛の姿になりきって授乳体験をする実験が既に行われており、このように他の生物になりきることで、人間の感覚を拡張できることが実証されています。これにより、鳥のように飛ぶ感覚を味わうことができる未来が来ると考えています。その時には、人間がどこから来て、どこへ行くのかをより深く理解できるようになると期待しています。

ソクラテス:感覚の拡張と人間理解の未来

このような技術が広まることで、具体的にどのような変化が社会に起こると予測していますか?また、その技術が人間の自由意志や選択にどのような影響を与えると考えていますか?


ひろき:自由意志と選択の重要性

自由意志がないという議論もありますが、僕は「拒否する権利がある」という点では自由意志があると考えています。例えば、YouTubeのアルゴリズムで表示される動画を選択する際に、興味のないものを非表示にすることができます。その結果、興味のある動画が増えるという形で、自分の好みの世界を選んでいくことが可能です。このように、自分の欲望からキャンセルして、住みたい世界を選んでいくことができると思います。

ソクラテス:自由意志とアルゴリズムの関係性

アルゴリズムが個々の選択に与える影響について、どのように考えていますか?また、アルゴリズムが進化することで自由意志はどのように変わると考えていますか?


ひろき:人間同士の関わりと未来への懸念

人同士が関わらなくなる世界になるのではないかという懸念はあると思います。それぞれがARグラスをつけて自分の世界に閉じこもった、マトリックスのような世界にもなりかねません。しかし、それも選択の自由としてあるべきだと思います。したい人はすればいいし、したくない人は今まで通りの生活を続けられる選択肢もあるべきです。ただし、その選択をしていく上で、地球環境を守る必要があると思うので、そこは調整していくことが大切です。

ソクラテス:多様な選択肢と地球環境の調整

技術の進化が多様な選択肢を提供する一方で、どのように地球環境とのバランスを取るべきだと考えていますか?また、そのために必要な具体的なアクションは何だと思いますか?


まとめ

テクノロジーの進化と意思決定のスピードが、未来を大きく変えていく中で、ひろきさんは、自分が今やっていることを加速するためのテクノロジーを重視しています。AIやARなどの新しい技術が、個々の認識を拡張し、自由意志や選択肢の幅を広げることに期待を寄せつつ、地球環境とのバランスを保つことの重要性も認識しています。未来に向けて、多様な選択肢を尊重しながら、持続可能な社会を築くことが求められるでしょう。

商品の説明

出版社からのコメント

(以下、「訳者あとがき」より一部抜粋)

創造は孤独な世界であり、歴史を変えるひらめきが天才に降臨する。そんな「孤高の天才」のイメージは、実は神話にすぎない。真のクリエイティビティとイノベーションは、親密な人間関係や社会のネットワークのなかで生まれ、育まれる。それがこの本の出発点だ。

では、天才たちはどのようにイノベーションを成し遂げるのだろうか。そのプロセスを分析するために、著者は人間関係の基本である2人組に注目する。創造的な2人が出会って「クリエイティブ・ペア」を組み、関係が発展して、全盛期を謳歌し、突然あるいは必然的な幕切れを迎える。そんな「ペアの生涯」を6つのステップでたどりながら、創造性と人間関係のダイナミズムを描き出していく。

「孤高の天才」が神話だとしても、著者が選んだようなメジャーすぎる2人組には、やはり神秘性を感じずにいられない。それぞれのペアだけで本を1冊書けそうな、魅力的なエピソードも満載だ。しかし、いわゆる運命の出会いも、共通の人間や関心が仲介している場合が多い。奇跡や偶然だけでは行き詰まるだろう。クリエイティブ・ペアは、引き寄せられるのではなく、2人がそれぞれ出会いを引き寄せるとも言える。そして、出会いの先へと発展していくプロセス――「私」ではなく「私たち」として成長し、2人の周囲に人間関係のインフラが築かれていくプロセス――は、意外に地道で人間くさい。

創造やイノベーションの担い手である2人組を通して浮かび上がる人間関係の構図は、私たちの日常のさまざまな関係にもあてはまる。自分の人生を変えるような出会いを経験し、初対面で2人のあいだに火花が走るのが確かに見えて、その人といると1プラス1が無限大になるような力を感じる。そんな人間関係に誰でも憧れるだろうし、きっと経験したことがあるだろう。そんな出会いの意味を理解できれば、私たちの世界が広がるかもしれない。

内容(「BOOK」データベースより)

一人では何もできない。二人なら何でもできる。アップルもグーグルもソニーも、なぜ二人で起業?あらゆるイノベーションは、二人組から生まれる?クリエイティブ・ペアに学ぶ、創造性のシンプルな本質。

著者について

ジョシュア・ウルフ・シェンク Joshua WolfShenk
キュレーター、エッセイスト、作家。精神衛生、歴史、現代政治・文化、創造性をテーマに講演・執筆。ニューヨーク・タイムズ、ニューヨーカー、GQなどに寄稿。一般の人々が体験談を語るストーリーテリングのイベント「モス」に立ち上げから関わる。また、心理学から創造性を研究する「アーツ・イン・マインド」を主宰。著書『リンカーン』(明石書店)は、ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストの年間ベストブックにノミネートされた。ロサンゼルス在住。

矢羽野 薫 Kaoru Yahano
会社勤務を経て翻訳者に。訳書に『ヤバい統計学』(CCCメディアハウス)、『マイクロソフトでは出会えなかった天職』『ビッグデータの残酷な現実』(いずれもダイヤモンド社)、『ワーク・ルールズ! 』(共訳・東洋経済新報社)などがある。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

シェンク,ジョシュア・ウルフ
キュレーター、エッセイスト、作家。精神衛生、歴史、現代政治・文化、創造性をテーマに講演・執筆。ニューヨーク・タイムズ、ニューヨーカー、GQなどに寄稿。一般の人々が体験談を語るストーリーテリングのイベント「モス」に立ち上げから関わる。また、心理学から創造性を研究する「アーツ・イン・マインド」を主宰。著書『リンカーン』(明石書店)は、ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストの年間ベストブックにノミネートされた。ロサンゼルス在住

矢羽野/薫
会社勤務を経て翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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