福祉国家か社会民主主義を目指す
— 未熟なリバタリアンがAIソクラテスと思考実験してみた (@bluesbookblog) July 4, 2025
資本主義は自然が無尽蔵、人間が無限に増える、技術革新が進み続ける前提で成長できるが
放置すれば不平等に繋がる
マルクスの世界同時革命による共産主義の失敗で、市場経済を認めつつ再分配する制度が求められている#世界史の構造https://t.co/GBbegG9TgO
4つの交換様式がある
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平等×不自由のバンドとトライブ、首長制のチーフダムの贈与と返礼のA
不平等×不自由の国家のチーフダムと社会主義の国の支配と保護の略取のB
不平等×自由のローマ帝国や資本主義の国の貨幣と商品のC
平等×自由のAでの高次元の回復のD#世界史の構造https://t.co/GBbegG9TgO
生産様式が政治形態を決める
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氏族社会だと無国家のA
王と奴隷だとアジア的国家B
市民と奴隷だと古典古代国家B
領主と農奴だと封建国家B
資本とプロレタリアートだと近代国家C
となるように、下部構造の生産手段と活動が上部構造の思想や法、道徳を決めている#世界史の構造https://t.co/GBbegG9TgO
定住化せざるを得なかった
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対人関係に困った場合、遊動生活なら移動すればいい
死者の処理も移動すれば、アニミズム信仰で死者を崇めなくてよかった
温暖化で中緯度が森林化して大型獣が消え、持ち運びにくい道具のいる漁業をするため、河口付近で定住した#世界史の構造https://t.co/GBbegG9TgO
自由市場で民主主義が育つ
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帝国は官僚が価格統制し、交易管理するが
古代ギリシャは価格決定を市場に任せ、民主制をもたらした
アテナイは重装歩兵として武具を自費で揃えた者に参政権を与え、財産のない市民を救済する債務の帳消し、債務奴隷の廃止もした#世界史の構造https://t.co/GBbegG9TgO
自由市場で民主主義が育つ
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階級社会のBは生産者と商人の2つ道で、資本主義となり近代国家のCへ移行する
🇳🇱は思想が自由だったため、デカルトやロック、スピノザが亡命していた
貿易で🇳🇱に遅れた🇬🇧は生産者による下からの改革になり、初めての産業革命が起きた#世界史の構造https://t.co/GBbegG9TgO
哲学者が宗教を更新した
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呪術師による呪術だったが
イエスやムハンマドが祭司や預言者による宗教にし、ブッタや孔子、タレスが予言者や科学者による哲学にした
ウェーバー「宗教的行為は神礼拝でなく神強制、神への呼びかけは祈りでなく呪文」と言った#世界史の構造https://t.co/GBbegG9TgO
宗教と法を組み合わせる
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ペルシャ帝国は世界宗教のゾロアスター教で大規模になった
普遍宗教は帝国に対抗するために現れ、イエスは王や国家、資本を退けて隣人愛を説いた
教会法は弱者の保護や刑罰の人道化、裁判の合理化、私闘の抑圧で平和をもたらした#世界史の構造https://t.co/GBbegG9TgO
AIと思考実験してみた
Q1: なぜ人類は定住化せざるを得なかったのか?
人類が定住化したのは環境変化と生活手段の制約による必然だった。氷期が終わり温暖化が進むと中緯度の草原が森林化し、狩猟対象だった大型獣は姿を消した。その結果、携帯しにくい漁具を必要とする漁業が生存の中心になり、河口や湖畔で暮らすしかなかった。遊動民なら人間関係に行き詰まっても移動で解決でき、死者の処理もアニミズム的に受け流せたが、定住によって祖霊信仰や共同体の規律が生まれた。これは狩猟採集から農耕社会への大きな転換点であり、人間関係や宗教のあり方を根本から変えるものだった。
Q2: 移動の自由が残れば宗教や共同体は不要だった?
移動の自由が続けば宗教的な秩序や大規模共同体は不要だった可能性が高い。小集団の遊動生活では不和があれば群れを分ければ済み、死者も土地に縛られず扱えるため、祖霊崇拝や祭祀の制度を持つ必要がなかった。例えば遊牧民社会では数十人単位の集団が血縁と移動の柔軟性で安定し、巨大な神殿や王権を必要としなかった。逆に定住することで争いを避ける仕組みや死者を祀る儀礼が必須になり、宗教が社会統合の基盤となった。
Q3: ダンバー数を超えるため宗教は不可欠だった?
人間が150人程度のダンバー数を超えて大規模社会を築くには宗教や神話が不可欠だった。顔見知りの信頼ではまとまらない数を、虚構の物語を共有することで結束させたからだ。例えば古代メソポタミアでは都市国家の数千人を神殿や祭祀がまとめ、農業の余剰生産が職業の分化を支えた。宗教は食料の管理や協働を正当化する力を持ち、農耕革命を推進する精神的装置でもあった。
Q4: 宗教以外に大集団をまとめる仕組みは?
宗教に代わる仕組みは市場経済だった。貨幣や価格を共通の基準にすれば、顔を知らない相手とも安心して取引でき、共同体を拡張できる。古代ギリシャでは価格決定を市場に任せ、官僚が統制する帝国とは異なり、市民の平等性を前提にした民主政治が育った。市場が共同体の規模を広げると同時に、自由を基盤とする政治制度を生み出した点で、宗教と並ぶ統合原理となった。
Q5: 市場を基盤にした共同体は倫理観をどう変えた?
市場を基盤にした社会では富が社会貢献の指標となり、倫理観が経済的成果を基準に再編された。貨幣が共通の評価尺度となり、宗教や身分に依存しない関係が生まれた。オランダでは貿易が繁栄を支え、市場の自由とともに思想の自由も拡大し、スピノザやデカルト、ロックらが亡命して哲学を展開できた。一方、イギリスはオランダに遅れたが、生産者による改革が下から進み、結果として産業革命の土壌となった。市場は共同体の倫理と創造性を広げる役割を果たした。
Q6: 上からの統制なら科学や産業はどうなった?
宗教や国家が上から自由を統制したままなら科学や産業は停滞しただろう。権威による価格や思想の統制は創発的な革新を抑えるからだ。中世ヨーロッパでは教会が聖書に基づいて社会を管理し、検疫や祈祷に頼り科学的発展が遅れた。だがルネサンス期には哲学者が神学を批判的に読み替え、自然を合理的に説明する流れが近代科学へとつながった。上からの自由ではなく、市場や思想の自律が革新を推進したのである。
Q7: 哲学が宗教を更新しなければどうなった?
哲学が宗教を更新しなければ人間は自然を呪術や啓示の枠でしか理解できなかった。原因や法則を理性で説明する代わりに、神意や呪文で社会を導いたはずだ。実際、古代には呪術師や祭司が自然現象を支配すると信じられていたが、タレスが「万物は水」と説き、孔子が社会秩序を道徳で説明し、ブッダが苦を理性的に分析したことで宗教は哲学に変わった。ウェーバーも宗教行為を「祈りではなく呪文」と捉え、そこから哲学者が理性的秩序へと更新したことを強調している。
Q8: 法や憲法は自然の摂理を反映していない?
現代の法や憲法は自然の摂理を反映せず、人間がつくった抽象的ルールに従わせる仕組みだ。人は自然界の淘汰原理ではなく、国民国家の憲法や法律といった明文化された規則に行動を縛られる。例えば法治国家では川の氾濫に備えるよりも治水法規が優先され、パンデミック対応でも自然科学より行政手続きが優先される場面が多い。これは現実を反映しないが、社会的存在としての人間を成立させるための枠組みでもある。
Q9: 自然淘汰に従えば社会はどうなっていた?
自然淘汰に従った社会なら弱者は排除されていた。野生動物と同じく生き残れる個体だけが残り、福祉的仕組みは存在しなかっただろう。だが人類は宗教や法を組み合わせ、弱者を保護する制度をつくり安定を維持した。ゾロアスター教は帝国に抗する理念を与え、キリスト教は愛と救済で弱者を包摂し、アテナイでは債務の帳消しや債務奴隷の廃止が行われた。宗教と法は自然淘汰に抗し、人間社会を長期的に持続させる基盤だった。
Q10: AIが弱者保護を担う時代はどう変わる?
AIやアルゴリズムが弱者保護を担えば社会の安定性はより高まる。これまで可視化されなかったマイノリティの声が拾われ、資源の分配もデータに基づき効率化されるからだ。現代は人権を無視することがタブーとなり、中世の「神を疑うことが禁忌」と同じように社会のOSが切り替わった。科学技術が進めば地球資源を効率的に使い、余剰を弱者に分配できる。今後は宗教や法に代わり、AIが公平性を担保する新しい統合原理となり得る。
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