土を離れては生きられないのよ
— 未熟なリバタリアンがAIソクラテスと思考実験してみた (@bluesbookblog) September 7, 2025
5億年前は陸に土がなく、植物のいない乾燥した岩肌だったが
コケ植物が岩石を風化して砂と粘土ができ、土に保水力が生まれた
ミミズやサソリ、ムカデの凸凹を動ける花の4億年組、掃除屋と呼ばれる昆虫のゴキブリやシロアリ森の3億年組が続いたhttps://t.co/Qg7QfjIf4s
AIソクラテスと思考実験してみた
Q1: 植物が岩を風化して土を作らなかったら生態系は?
地上の生態系は植物が岩を風化して土を作ったからこそ成立した。理由は、コケ植物が岩石を砂や粘土に変え、そこに水を保持する力を与えたことで、根を張る植物やミミズなどの動物が生きられる環境が整ったからだ。例えば、5億年前の大地は乾燥した岩肌だけであったが、コケが定着したことで4億年前には花やムカデが進出し、3億年前にはゴキブリやシロアリが「掃除屋」として生態系を支える存在となった。
Q2: 酸素が増えなかったらどんな生物が地上の主役に?
酸素が十分に増えなかった場合、動物の多様化は抑制され、代わりに植物や菌類が地上の主役になったはずだ。理由は、酸素濃度が低い環境では代謝が活発な動物が繁栄できず、光合成や分解を担う生物がエネルギー循環の中心になるからだ。例えば、動けない代わりに環境へ適応する能力を高めた植物や、死骸や落ち葉を効率よく分解する菌類が優勢となり、現在のような哺乳類中心の生態系は成立しなかっただろう。
Q3: 酸素が少ない世界では菌類と植物どちらが中心?
酸素が少ない世界では菌類の方が生態系の中心を担った可能性が高い。理由は、酸性化が進んだ環境ではキノコのような菌類が増殖しやすく、分解と再利用による栄養循環が強化されるからだ。例えば、落ち葉や動物の死骸を分解して再び土壌に戻す役割は植物単独では果たせず、菌類が増えることで植物もまた間接的に支えられる関係が形成されたと考えられる。
Q4: 菌類中心の生態系では動物はどんな役割に?
菌類が主役となる生態系では動物は分解される対象や資源提供者としての役割が強くなる。理由は、栄養循環の起点が光合成ではなく分解に偏るため、動物は菌類の栄養源として組み込まれる構造になるからだ。例えば、現代にも見られる食虫植物や寄生菌の仕組みを拡大したような世界では、昆虫や小型動物は主に「捕食され分解される側」として存在感を持ち、能動的に支配する立場にはなり得なかっただろう。
Q5: 菌類中心の循環は進化スピードに影響する?
菌類中心の循環では進化スピードは今より遅くなるが、異なる仕組みで持続的な多様化が進んだ可能性がある。理由は、動物の爆発的な進化が酸素供給に依存していた一方で、菌類主導の世界では資源のリサイクルが安定し、急激ではないが長期的な適応が進むからだ。例えば、菌類が主導する環境では新しい捕食・寄生関係がゆっくり形成され、地球規模の気候変動や大量絶滅の頻度も少なかったかもしれない。
Q6: 菌類中心の世界なら炭素循環はどう変わる?
菌類中心の世界では炭素循環が閉じた形で回り、人類のように環境を急変させる存在は生まれにくい。理由は、菌類の分解作用によって炭素が速やかに土へ戻されるため、過剰な蓄積や大気中への放出が抑えられるからだ。例えば、現在のような化石燃料の大量燃焼による温暖化は起こらず、代わりに落ち葉や死体が短期間で循環する安定したエコシステムが主流になっていただろう。
Q7: 現代社会が菌類的な分解と再利用を取り入れたら?
現代社会が菌類的な分解と再利用を取り入れれば、人間の文明は循環型で持続可能な姿に近づく。理由は、資源の無駄を抑え、排出物を資源に戻す設計が進むことで、エネルギーの偏在や環境破壊を緩和できるからだ。例えば、バイオプラスチックや堆肥化技術を社会全体で導入すれば、廃棄物はゴミではなく「次の生産の材料」となり、経済成長と環境保全の両立が見えてくる。
Q8: 人工的に土を作れたら地球と同じものを目指すべき?
人工的に土を作れるようになった場合、まず地球と同じ土を再現し、その後人間の目的に合わせて進化させるのが現実的だ。理由は、生命の基盤を支える最小条件を忠実に再現しなければ安定した生態系は構築できず、その後に改良する余地が生まれるからだ。例えば、火星移住を考えるなら、まず地球の土壌の物理化学的性質をコピーし、その後に高い保水力や病原体耐性を付与した「新しい土」を設計することになるだろう。
Q9: 人間の利益と生態系の安定性どちらを優先すべき?
土の進化や利用においては人間の利益よりも生態系全体の安定性を優先すべきだ。理由は、人間の利益だけを追求した結果、資本主義経済の拡大が気候変動や環境破壊を加速させてきた歴史があるからだ。例えば、森林伐採による短期的な経済利益は得られても、生物多様性の喪失や大規模火災などのリスクが高まり、結果として人間社会自体も持続できなくなる構造をすでに私たちは経験している。
Q10: GDPに代わる指標は何を軸にすべき?
GDPに代わる指標は「人間の苦痛を減らしつつ未来世代まで持続可能な生活環境」を軸にすべきだ。理由は、経済成長だけでは幸福を測れず、環境破壊や不平等が進めば豊かさの実感は失われるからだ。例えば、ブータンの国民総幸福量(GNH)のように主観的幸福を測る試みや、炭素排出量・生物多様性の指標を組み合わせることで、発展途上国から先進国まで共有可能な「持続可能な便利さ」を数値化し、GDPに代わる基準となり得る。
あなたも読書を始めよう
・自分が最大の資本であり、最大の投資先になる
・今が人生で一番若く、早く始めるほど複利が働く
・本は信憑性があり、読書は能動的ため成長できる
