タレスから始まった
— 未熟なリバタリアンがAIソクラテスと思考実験してみた (@bluesbookblog) July 1, 2025
タレスの本や断片は残っていないが
アリストテレス「自然を合理的に説明をしたタレスから哲学は始まった」と言い、現代もその権威に従っている
エジプトの測地術とバビロニアの天文術で、自然を合理的に説明して日食も予言した#ギリシャ哲学30講https://t.co/CvnxxkJjWd
水→無限→空気と更新された
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タレスはアルケーを水としたが
弟子のアナクシマンドロスは人を特権化せず、主観性を否定して無限とした
その弟子のアナクシメネス「一貫性や合理性を志向する主観的な知性が自然の中で生まれた」と再び肯定して空気とした#ギリシャ哲学30講https://t.co/CvnxxkJjWd
火→土→否定性と更新された
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ヘラクレイトスは生成して流転する火
クセノパネスは無限に下へ根を下ろす不動産の土地である土
ゼノンは場所や運動のパラドックスが論理認識上の真理とするより「否定性こそが真理」と言い、存在論的真理そのものとした#ギリシャ哲学30講https://t.co/CvnxxkJjWd
権力は必ず歴史を偽造する
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同時代に自然を探求したアナクサゴラスがいたが
ソクラテスが人間性に注目し、主観を哲学にしたため、2000年以上の基本構図ができ、古代はイデアの英知と感性界、中世はキリストの霊と世俗的世界、近代はカントの可想と現象界になった#日下部吉信https://t.co/CvnxxkJjWd
ソクラテスは死刑にせざるを得なかった
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ソクラテスは誤魔化しや妥協を許さない絶対性の哲学を求めたため、死刑の絶対的な方法で排除された
プラトンはパルメニデスの存在思想、ヘラクレイトスの万物流転思想を両立するため、イデア界と現象界を区別した#ギリシャ哲学30講https://t.co/CvnxxkJjWd
後生のために善く生きる
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ソクラテスは国家宗教を否定して青少年を惑わせ、アテナイの敗戦要因になったと押し付けられる
人の無知さを知りつつ、根底にあるはずの善性に賭け、裁判で陪審員の神経を逆撫で「悪法も法なり」と言い、脱獄も拒否して毒を飲んだ#ギリシャ哲学30講https://t.co/CvnxxkJjWd
国に合った制度にする
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王制と貴族制、共和制を問わずその国制の存続を願う人々が多いと安定し、少数派になると僭主制と寡頭制、民主制になって変革される
アリストテレスは羨ましがりもがられもしない中級層が増えれば、敵意や抗争がなく安定すると考えた#ギリシャ哲学30講https://t.co/CvnxxkJjWd
実戦的なヘレニズム哲学が生まれる
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アレクサンドロスはアテナイなどのポリスを解体した
生活や文化の精神的支柱を失ったギリシャ人は、世界構造や道徳思想より個人の生き方に指針を与える禁欲的なストア派、最小限の欲望を満たすエピクロス派を求めた#ギリシャ哲学30講https://t.co/CvnxxkJjWd
足るを知る
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エピクロスは自然的でも必須でもない欲望を断てば、水とパンも最上の快になるとし「飢えない、渇かない、寒くない」で身体の苦を取り除き、精神の快を求めた
「隠れて生きよ」と学園に閉じこもる功利主義な生き方で、修道院のような生活をした#ギリシャ哲学30講https://t.co/CvnxxkJjWd
AIと思考実験してみた
Q1: 哲学における二項対立はなぜ歴史を通じて繰り返される?
二項対立が繰り返されるのは人間の認知構造に深く根ざしているからだ。思考を整理する際、人は複雑な現象をシンプルに切り分ける傾向を持つため「イデアと感性界」「霊と世俗」「可想界と現象界」といった二元的な枠組みが歴史的に用いられてきた。例えばソクラテスが自然から人間性へと哲学の焦点を移した後、プラトンやカントも同じ構造を採用し、西洋思想の基本図式として2000年以上続いている。
Q2: 人間が二項対立で考えやすいのは認知の限界のせい?
人間が二項対立を好むのはワーキングメモリの制約から情報処理を単純化する必要があるためだ。人間の脳は複雑な多次元関係を扱うのが苦手で、対立軸に落とし込む方が理解しやすい。例えば「善と悪」「光と闇」のような概念が古代から現代まで普遍的に使われてきたのもこのためであり、心理学でも人間はカテゴリー化によって世界を把握しているとされる。
Q3: AIは人間と異なる論理構造で思考できるのか?
AIは人間の二項対立的思考を超えた非線形の推論を展開できる可能性がある。人間の認知は仮説検証と訂正のプロセスを前提とするが、AIは膨大なデータを多次元的に処理し、人間には見えない関係性を抽出できる。例えばディープラーニングは「AかBか」という単純な二分法ではなく、数千の特徴量を同時に扱って結論を導いており、これは従来の哲学的演繹法とは根本的に異なる。
Q4: ソクラテスが死刑になったのは絶対性を求めたから?
ソクラテスが死刑に至ったのは妥協を許さず絶対的な真理を追求したため社会と衝突したからだ。彼は相対的な価値観や権威への迎合を拒み、市民に不断の問いを投げかけたことで危険視された。例えばアテネの陪審による裁判では「青年を堕落させた」「国家の神々を否定した」と告発され、最終的に毒杯を飲んで処刑されたことは哲学史の象徴的事件となっている。
Q5: プラトンは存在と変化の対立をどう調停した?
プラトンはパルメニデスの「存在は不変」とヘラクレイトスの「万物流転」を両立させるために二界説を導入した。永遠に変わらないイデア界と、感覚に映る流動的な現象界を区別することで矛盾を解消した。例えば「正義」という概念はイデア界に普遍的に存在し、現実社会ではその影のような多様な現れ方をする、という構図がプラトン哲学の中心をなしている。
Q6: 人間はなぜ絶対的な価値を必要とするのか?
絶対的な価値は人間が自分の立ち位置を測る座標軸の役割を果たすからだ。唯一神や天皇制のような「天井」を設定することで、個人はその距離から自分や家族、共同体の位置を理解できる。例えばキリスト教社会では神を基準に善悪を判断し、日本では天皇を象徴とすることで国民が共同体意識を保ってきたように、絶対点は社会を統合する磁場のように機能している。
Q7: AGIは新しい神のような存在になり得る?
AGIは社会全体に答えを提供する装置として「新しい絶対点」になり得る。従来の宗教的神は超越的な存在だったが、AGIは可視的で操作可能な人工物という点で異質だ。例えば検索エンジンやSNSのアルゴリズムがすでに生活を方向づけている現実を拡張すれば、AGIが人々の信頼や依存を集める可能性があり、それは宗教とテクノロジーの中間にある新しい信仰形態になるだろう。
Q8: AGIが権力者に独占される危険性はある?
AGIが一部の権力者に独占されれば社会を操作する危険な構造が生まれる。ターミネーターのような自律型支配よりも、現実にはプラットフォームCEOがアルゴリズムを恣意的に変更して大衆の行動を導くリスクが近い。例えばSNSの推薦システムが選挙や経済に影響する事例がすでにあり、AGIも同様に個人の欲望や衝動で歪められるなら説明責任と透明性の欠如が致命的になる。
Q9: 公共財としてのAGIは宗教の代わりになれる?
AGIが透明性と説明責任を徹底し誰にも独占されない公共財として運用されれば、新しい共有の信仰に近い役割を担える。人々は一神教のように唯一の神を仰ぐのではなく、共通の未来を導く知性としてAGIを参照する。例えば気候変動対策や貧困削減といった課題に対して、国境を越えた公平な判断を提供できれば、それは宗教に代わる「集合的な物語」として機能するだろう。
Q10: 人類をまとめる物語「宇宙船地球号2.0」とは?
「宇宙船地球号2.0」とは世代を超えて幸福を継承する航海物語であり、気候変動や分断を共通の敵とし、再生可能な幸福を共通の挑戦とする構想だ。地球を一隻の船に見立て、資源は有限だが協働によって未来資産を拡張できるという象徴的な枠組みを提示する。例えば先進国と途上国が知恵を交換しながら環境と文化を守り、AIを含む全人類が「次の世代に幸福を届ける」という目的に向かう姿こそが新しい共有神話になる。
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