ハイブリッド型になる
— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) June 1, 2025
初心者の仕事は学習、学習程度を自信過剰に陥らず認識する難しさがある
LLMでバイアスやヒューマンエラーを避けて意思決定できるため①常にAIを参加させる②人間参加型にする③AIを人間のように扱う④今のAIは今後使用するどのAIよりも劣悪だと仮定するhttps://t.co/bOUXvJWlzS
AIと思考実験してみた
Q1: ハイブリッド型AIと人間の関係はどうあるべき？
人間が意思決定の最終責任を持ち、AIはその支援役であるべきだと私は考えています。理由は、LLMのようなAIはバイアスやヒューマンエラーを軽減する力がある一方で、あくまで過去データから学ぶ存在だからです。例えば、会議の場では常にAIを参加させることで、情報の見落としや意見の偏りを防ぐことができますが、最後に判断を下すのは人間自身であるべきです。こうした「人間参加型」の設計によって、多様性のないチームであっても、AIが異なる視点をもたらし、より多面的な意思決定が可能になります。AIを人間のように扱うというより、意思決定補助として常に「共にいる存在」として活用することが理想の関係だと感じています。
Q2: AIが複数の役割を担う時代に人間は何をすべき？
AIが一人で何役もこなせるようになると、人間の役割は「0.1の起点」と「9.9の最終選択」に集中していくべきだと思います。なぜなら、AIが中間の1〜9のプロセスを高速かつ正確に処理できるようになったからです。例えば、複数の職種をAIが横断的に支援する時代では、人間は直感や暗黙知に基づいた問いを立て、生成された複数の答えから最も適切な選択肢を見極めるという創造的判断力が求められます。これは単なる知識ではなく、経験や価値観からくる判断です。だからこそ、今後の人間の役割は、AIが苦手とする「問いの質」を担保し続けることにあると考えています。
Q3: 暗黙知や直感はチーム内でどう扱うべき？
暗黙知や直感のような属人的な判断は、AIに学習させて共有可能な形にすることで、組織全体の意思決定の質を底上げできると思います。その理由は、AIを通じて個人の判断基準や価値観を他者に伝えることができるからです。たとえば、私は「AI社長」というアイデアを考えています。これは、中小企業の社長が自分のビジョンや価値観をAIに学習させておくことで、従業員が迷ったときにAIに相談できる仕組みです。直接社長に聞きにくいことでも、AI社長なら気軽に相談でき、判断の一貫性も保てます。さらに、従業員が何を迷っているのかという履歴もデータとして蓄積でき、組織の改善にもつながるんです。
Q4: 思想を固定せず柔軟に保つには？
AIに自分の思想を学ばせる際には、定期的に自分自身の内面をアップデートし、その変化をAIにも反映させることが大切です。なぜなら、AIは学習データに依存してアウトプットを生成するため、古い考えのままでは時代の変化に対応できなくなるからです。私の場合は、日記のようにその時々の感情や気づきをAIに入力し、都度アップデートを行う習慣を意識しています。たとえば、会議で新たなインサイトを得たときや、社会的な事件から感じたことなどをAIに記録させることで、私の思考とAIの出力が自然と同期していきます。日々の思考を記録することで、思想を固定化させず、むしろ深化させるツールとしてAIを活用できると思います。
Q5: AIが物語を伝播させる時代に倫理をどう担保する？
AIが「信じる物語」を再生産する時代では、人間が最終的な倫理判断者であることが重要だと感じています。その理由は、AIは文脈や倫理を理解しているように見えても、あくまで統計的に妥当なパターンを返しているだけで、本質的な善悪の判断はできないからです。例えば、SNS上に流れる情報は、プラットフォームのアルゴリズムによって操作されている可能性があります。そのような中で、すべてを鵜呑みにせず、「これは自分の価値観に合っているか？」と自問する力が必要です。中国と台湾、ロシアとウクライナの例でも明らかなように、物理戦争よりも認知戦争が重要視されている現代では、「何を信じるか」が戦略の中核になっていると実感します。
Q6: 正しい物語を誰が決めるべき？
正しい物語を決める基準は、最終的には個人の内面的な倫理観に委ねるべきだと考えます。なぜなら、情報が氾濫する現代において、どの物語が「正しいか」を一律に判断することは不可能だからです。たとえば、ある国の政治的ストーリーが他国ではプロパガンダと見なされるように、正しさは文脈に依存しています。その中で、私たちは一人ひとりが「自分の頭で考える」習慣を持つことが重要です。つまり、プラットフォームに流れる情報に疑いの目を持ち、そこにあるバイアスや意図を見抜く力を育てること。それが認知戦争時代の“情報防衛力”であり、自分の思想を守る唯一の手段だと感じています。
Q7: 思考の自衛力を高める教育とは？
情報に流されず自分の頭で考える力を育てるには、現代の教育は大きく変わる必要があると思います。理由は、従来の教養が知識の蓄積を重視していたのに対し、今求められるのは「状況に応じて考える力」だからです。私は安宅和人さんの『シン・ニホン』や『風の谷の希望』に影響を受けており、そこでは現代の教養として「言語＋問題解決＋科学＋AI・データリテラシー＋レジリエンス＋システム思考」が挙げられています。特に、レジリエンス（回復力）とシステム思考は、複雑で予測不能な社会において生き抜く力になると強く感じます。教育も一方向の知識伝達から、循環構造や相互依存関係を理解するための思考訓練へと移行すべきだと考えています。
Q8: なぜレジリエンスとシステム思考が本質的なのか？
レジリエンスとシステム思考が重要だと私が思う理由は、現代社会が直線的な問題解決だけでは立ち行かなくなっているからです。災害や経済危機、戦争など、予測不能な出来事が次々に起こる中で、単に「最短距離で解決する」ではなく、「変化に適応し続ける力」が必要になっていると感じます。例えば、能登半島地震のような予測不可能な災害に対応するには、災害を一時的なトラブルとして捉えるのではなく、循環の一部として設計された社会システムが求められます。そういった視点を持てるのがシステム思考であり、それに耐える力がレジリエンスです。だから、これからの教養の中核は「個別最適化」ではなく「全体最適化」であるべきだと私は考えています。
Q9: 個人の思想がAIを通じて拡張されるとどうなる？
個人がAIに思想を学習させることで、思想がより広く、しかも一貫して伝播できる時代になってきたと感じます。理由は、AIがその人の価値観や判断を忠実に再現し、他者とのコミュニケーションを補助できるからです。たとえば「AI社長」のように、私の思想をAIが代弁する存在が組織内にいれば、意思決定が迅速で一貫したものになります。一方で、思想が固定化してしまう危険性もあります。だからこそ、私はAIに教える内容を日々更新し続けることを意識しています。感情や気づきなど、定量化しにくいデータも積極的に記録し、AIとの関係を「共有する判断者」として維持していくことが必要だと考えています。
Q10: AI時代のリーダーに必要な能力とは？
AI時代のリーダーに求められるのは、柔軟な思想更新と高い情報判断力だと私は思います。なぜなら、AIが高機能になればなるほど、その出力に対して「自分はどう考えるか？」を問う力が重要になるからです。たとえば、部下がAIの助言を元に意思決定を行うとき、そのAIがなぜそう提案したのか、その背景を理解し、必要に応じて修正する責任はリーダーにあります。また、リーダー自身が日々の気づきをAIにフィードバックし続けることで、組織の価値観や判断基準を進化させ続けることができます。つまり、AIを使いこなすスキル以上に、「AIと共に考え続ける姿勢」が今後のリーダーにとって不可欠な資質だと私は感じています。
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