イヌは人為選択、ネコは自己家畜化だった
— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) June 23, 2025
野生種は適応度の低い個体が淘汰される純化選択
イヌは適応度の高い個体の形質が残る方向性選択
ネコは環境問わず一定な安定化選択から学習された行動が進化で本能へ変わるボールドウィン効果が起き、方向づけられる遺伝的同化したhttps://t.co/amTknRMbZJ
家畜化へはゴミや居住地に近寄って自発的に人馴れする犬や猫、齧歯類の片利共生的と人間が野生集団を管理した羊や山羊、馬の獲物ルートがあり、豚は両道を辿った
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犬は成長速い個体を人為選択するため、細胞数が多いのに消費エネルギーも多く、大型犬ほど短命になる矛盾があるhttps://t.co/amTknRMbZJ
ある形質で片方の性が利益を得るが
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もう片方の性が損失を被る性拮抗的選択がある
ウシ科は野生種の雌7割も中空で一生物の洞角を持つ
シカ科は雄のみが骨でできて毎年生え変わる枝角を持つが
妊娠期の防衛が必要なトナカイは例外で雌も角を持っているhttps://t.co/amTknRMbZJ
異時性ヘテロクロニーは発生と発達過程で形質発現のタイミングや速度が変わる
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過成進化ペラモルフォーシスは祖先にない新形質が成体で現れる
発生・発達の開始時期が遅れるハイパモルフォーシス、発生・発達速度が速くなる加速、発生・発達の開始時期が早まる前転位があるhttps://t.co/amTknRMbZJ
ヘテロクロニーは発生と発達過程で形質発現の時期や速度が変わる
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幼形進化ペドモルフォーシスは祖先で幼体のみだった形質が成体でも維持される
発生・発達の終了時期が早まるプロジェネシス、発生・発達速度が遅くなるネオテニー、発生・発達の開始時期が遅れる後転位があるhttps://t.co/amTknRMbZJ
人類はネオテニーである
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ヒトはチンパンジーと幼児同士の方が似ている
大きな頭部と眼、薄い体毛、小さな歯、直立姿勢を持つ
テナガザルも含むヒト上科ホミノイド
オランウータン、ゴリラも含むヒト科ホミニド
チンパンジー、ボノボも含むヒト亜科ホミナイン
ヒト族ホミニンhttps://t.co/amTknRMbZJ
AIと思考実験してみた
Q1: 猫にボールドウィン効果が働いた理由は?
猫には人間に選ばれるというより、自ら近づいた個体が生き残るような形で進化してきたからです。人間が猫を積極的に交配してきたわけではなく、むしろ猫のほうから人間の暮らしに「適応」したことが重要でした。学習によって人間の生活環境に慣れた猫が生存に有利になり、その学習行動がやがて本能として遺伝子に刻まれていく──これがボールドウィン効果です。人間に寄り添うようになった犬との違いとして、猫は環境との安定した関係から進化したと言えると思います。
Q2: 人間は犬と猫にどう違う存在だった?
人間は犬にとっては「繁殖を助ける仲間」であり、猫にとっては「生存に便利な環境の一部」だったと思います。犬は人間と一緒に狩りをしたり、番犬として機能したりと、明確な役割を持ち、そこで評価されることが遺伝的成功にもつながりました。一方で猫は人間の家や農村の中に入り込み、ネズミを獲って生き延びるなど、自発的に近づいてきました。共進化の対象だった犬と、自己家畜化を進めた猫。人間という存在をどれだけ「積極的に利用したか」が進化のかたちを分けたと考えます。
Q3: 社会に適応することと進化的成功はどう違う?
社会に適応するというのは、自分の思想や能力を抑えてでも集団と協調することですが、進化的成功は自分の能力やミームを社会に対して拡張することです。前者は共感コストを払いながら周囲に自分を合わせる作業であり、後者はむしろ自分を軸に社会の一部を変えていく行為です。例えば学校や会社で決まったルールに従うのは社会適応ですが、自分のやり方で影響力を持ち、人や文化を動かすのは進化的成功だと思います。だからこの2つは目的もプロセスも違うものとして捉えています。
Q4: 社会適応と進化的成功は両立できる?
両立は可能ですが、相当な知性と体力が必要だと思います。社会の中で求められる役割を果たしつつ、自分の理想や能力を押し通すというのは簡単なことではありません。イーロン・マスクのように、社会の課題を解決する企業を動かしながら、自分の思想や遺伝子を広げる人がその一例です。彼はスペースXやテスラで社会に貢献しつつ、個人としても多くの子をもうけています。社会のルールに従いながら、自分のルールも築いていく──そのバランスが鍵だと思います。
Q5: 両立できる人とできない人の違いは?
決定的なのはハングリー精神の有無だと思います。特に大きな困難や逆境を乗り越えた経験がある人ほど、行動量と集中力が違います。GAFAの創業者や日本の孫正義さんのように、幼少期に壮絶な体験をしている人には共通して「常人にはできない行動」を平然とやってのけるメンタルと体力があります。この行動力こそが、社会に適応する一方で社会を変えていく推進力になります。環境ではなく、自分の内側から湧き上がる意志が両立を可能にしているのだと思います。
Q6: ハングリー精神はどうすれば維持できる?
維持するというより「奪われない」ことが大事だと思います。誰もが子どもの頃には内発的な動機、つまり夢中でやってしまうことを持っています。でも義務教育や会社組織に組み込まれていく中で、その原動力は削られていきます。だから重要なのは、それを壊されないように守ること。私たちは子どもの頃からの好奇心や好きなことを、大人になっても大事にし続けられるような環境に身を置くべきです。ハングリー精神は与えられるものではなく、失わないように保ち続けるべきものなんです。
Q7: ハングリー精神を守る環境の条件は?
まず第一に、自由に試行錯誤できる余白が必要です。過干渉ではなく、自分で選び、自分で失敗できる環境がハングリー精神を保つ土壌になります。また、成功や失敗に対して寛容な周囲の姿勢も重要です。親や教師、上司が「こうでなきゃダメ」と決めつけるのではなく、「自分らしくあれ」と背中を押すような関わり方があると、人は本来の好奇心を維持しやすくなります。たとえば、マインクラフトのような創造型の遊びや、YouTubeでの自由な発信もその一例だと思います。
Q8: 義務教育はハングリー精神を奪っている?
今の義務教育はどうしても「平均化」と「従順性」を求めすぎる傾向があります。それが子どもたちの個性や内発的な動機を削ってしまう要因になっています。確かに最低限の知識や社会性を教えるのは必要ですが、それが「枠からはみ出すな」という無言の圧力になってしまっていることが問題です。もっとプロジェクト型学習や個別探究を増やすなど、好きなことに深くハマれる機会を作るべきです。そうすれば、子どもたちが自分のハングリー精神を手放さずに成長できると思います。
Q9: 資本主義は個性を活かせないのか?
資本主義そのものが悪いというより、「効率重視の資本主義」が個性を殺していると思います。評価指標が画一的になることで、人は自分の中にある非効率な情熱を持ち続けづらくなる。例えば音楽や絵を純粋に楽しむのではなく、再生数やフォロワー数に追われると、それはもう自分の表現ではなくなるかもしれません。でも一方で、クラウドファンディングやサブスクリプションのように、ニッチな個性が生かせる市場も広がっています。資本主義でも個性は活かせる、ただし仕組みの選び方が重要です。
Q10: これから人類が進化するには?
これから人類が進化するには、猫的・犬的・淘汰型のいずれの道も柔軟に選べる個人が増えることが必要です。社会にうまく適応しながらも、自分の内なる衝動や思想を押し殺さず、それを文化やテクノロジーのかたちで外に出していくこと。それが人類の次のフェーズに必要な進化だと思います。私はその中でも、学習から始まった情熱を「本能」になるまで守り抜く猫的なアプローチに注目しています。環境に合わせるだけでなく、自分自身も環境を再構成するような知性が求められる時代です。
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