本 要約【魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話】ルル・ミラー #1518

4自然科学
広告

AIソクラテスと思考実験してみた

- YouTube
YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。

Q1: 魚は存在しないってどういうこと?


魚という分類は実は科学的には成り立たない、というのがこの本の核心です。理由は、現代の分岐分類学において「魚」は一つのまとまったクレード(共通祖先から派生したグループ)にならないからです。たとえば、シーラカンスやハイギョ、そして私たち人間も「肉鰭類」という同じ祖先を持つグループに含まれます。つまり「魚」を定義するとき、①人間も魚に含めるか②シーラカンスを魚に含めないか、どちらかしか選べず、従来の魚の定義は矛盾します。私も最初は混乱しましたが、読み進めるうちに、この違和感こそが科学的な視点を手に入れる出発点なんだと気づきました。

Q2: 魚という概念はなぜ残っているの?


「魚」という言葉が残っているのは、私たちが自分にとって都合の良い枠組みで世界を理解しようとするからだと思います。人間の目に見えて水中を泳いでいる生き物を「魚」と呼ぶのは、私たちが生活の中でパッと見て分類しやすいからです。でも、科学が進むにつれて、こうした感覚的な分類が本質とはずれていたことが明らかになります。この本を通して私は、私たちは理解しやすさを優先して物事に名前をつけてきたけど、それを疑う視点が必要だということに気づかされました。魚のように、見た目や印象で決めていた定義が崩れていくことは、科学が新しい視点を提供してくれている証拠なんだと思います。

Q3: 定義はそもそも何のためにある?


定義とは、私たちが限られた記憶力や情報処理能力の中で複雑な世界を理解するための「仮置き」だと思います。理由は、定義があるからこそ、その前提を使って次の思考や発見に進めるからです。たとえば、科学の発展はいつも「とりあえずこの前提で考えよう」というところから始まってきました。私がこの本を読んで実感したのは、魚という定義が崩れたことで、今までの考え方がどれだけ曖昧だったかがはっきり見えてきたことです。こうした仮の定義に乗っかって一歩ずつ進んでいくこと、それが知識の積み上げであり、科学の面白さだと思います。

Q4: 過去の間違った定義はどう評価する?


過去の定義が後から間違っていたと分かったとしても、その時代における知識の最善だったなら、私はその価値は変わらないと思います。なぜなら、評価というものはいつの時代に誰が見るかで大きく変わる一過性のものだからです。たとえば天動説やダーウィンの進化論、さらには優生学といった考え方も、その時点では多くの人にとって「正しい」と信じられていました。私は、歴史を通じて人間は失敗しながら学んできたし、それこそが人間の強さでもあると感じています。AIにはできない、人間ならではの「間違える覚悟」が、進歩の原動力になると思います。

Q5: 人間とAIはどう分業すべき?


AIには膨大なデータを分析して、どこに可能性があるかを見つける役割を期待しています。一方で、人間はそこから新しい行動を起こす力を持っていると思います。理由は、AIはリスクを避けがちだけれど、人間は未知への挑戦ができるからです。たとえば、どの分野にどんなデータが足りないのかをAIが教えてくれたら、私はそれを手がかりに新しい実験や観察を進めることができると思います。『魚は存在しない』を読んで、こういった科学の認識のアップデートに触れたことが、AIと人間が協力する未来のヒントになったと感じました。

Q6: 人間はどう情報の足りなさを判断すべき?


人間が情報の足りなさを判断する基準は、「それが自分たちの生活をより良くするかどうか」にあると思います。理由は、結局のところ情報は行動や選択の土台になるからです。私はミルの「最大多数の最大幸福」という考え方が今でも残っているのは、人間の価値判断の基本だからだと思います。AIが何を知りたがっていて、私たちは何を知らないのか、その差を明確にしてくれれば、私たちはもっと効果的に行動できると思います。そしてそれを進めるには、倫理観を育てることが今の社会にとって重要だと感じています。

Q7: 教養とは何か?


教養とは、さまざまな視点を持つことだと私は思います。理由は、知識が増えることよりも、違う立場から物事を見られる力が人間としての深みをつくるからです。たとえば、魚という定義一つをとっても、見た目だけで判断するか、系統分類に基づいて考えるかで理解が全く変わってきます。私はこの本を読んで、科学的視点で世界を見る練習をしたような感覚がありました。教養は本を通して視点を広げていくこと、そしてその視点は「身体感覚」として蓄積されていくと実感しました。

Q8: つまらない本に価値はある?


一見つまらない本にも読む価値はあると思います。なぜなら、つまらないと感じるのは自分の視点や知識がそこにまだ追いついていないだけかもしれないからです。『魚は存在しない』も私にとって最初は退屈でしたが、後半で視点がガラッと変わる瞬間がありました。シーラカンスや分類学の話が出てきたあたりから、自分が持っていた「魚」や「動物」の定義がいかに曖昧だったかが見えてきて、とても面白く感じました。評価が分かれる本ほど、読む人によって得られる視点が違ってくるからこそ、読む価値があると思います。

Q9: 評価が分かれる本を読む意味は?


評価が分かれる本には、その著者独自の視点や思考プロセスが詰まっていて、それを追体験することができるから読む意味があります。理由は、他の人が見落としがちな部分にこそ、自分の教養の広がりがあるからです。私はこの本を読んで、「魚は存在しない」という奇抜な主張の背後に、系統分類学というまったく新しい視点があることを知りました。普段なら見逃してしまうような地味なテーマでも、評価が分かれることで逆に興味を持てるようになりました。そうした本こそ、知的な冒険の入り口になると思います。

Q10: 今後読む本をどう選ぶべき?


私は今後、本を選ぶときに「少しでも違和感を覚えるもの」「評価が割れているもの」を意識的に選びたいと思っています。なぜなら、自分にとって新しい視点を得られる可能性が高いからです。これまでの私は、興味があるテーマや高評価の本ばかりを選びがちでしたが、『魚は存在しない』を読んで「退屈でも読んでみること」がどれほど重要かに気づきました。違和感や退屈さは、自分の思考の外側にあるサインだと思います。それを乗り越えた先に、予想外の知識や視点があるかもしれない。だからこそ、私はあえてその道を選びたいと思います。

あなたも読書を始めよう

・自分が最大の資本であり、最大の投資先になる

・今が人生で一番若く、早く始めるほど複利が働く

・本は信憑性があり、読書は能動的ため成長できる

自己投資 は 20代 × 読書 が 最強 !?理由を分かりやすく論理的に説明!
悩める人社会人になったけど自己投資とかした方がいいのかな?悩める人した方が良さそうだけどなぜ自己投資するのかしら?自己投資といっても色々あり、読書でいいのか気になるところだと思います。自己投資や読書が良いことはなんとなくわかっていても、せっ...