最小限の監視や制限で自由に任せる
— ひろき@未熟なリバタリアンがAIソクラテスと思考実験してみた (@bluesbookblog) July 4, 2025
制度は中にいる人間の目標や能力をどこまで受け入れられるかで評価できる
近代国民国家は住民たちと国民国家の基準から逸脱した土着の実践を均質化し始める
社会科学は人間の行為について入手可能な全データに基づき、説明を提供してくれるhttps://t.co/jNCG8ZK9WN
善の陳腐さがある
— ひろき@未熟なリバタリアンがAIソクラテスと思考実験してみた (@bluesbookblog) July 4, 2025
個別性に注目すると連帯し、行動から論理を引き出す
🇫🇷新教徒ユグノーはゲシュタポを恐れ、ユダヤ人受け入れをためらうが
到着し始めると食事や衣服を提供し、心が手の動きに従って主義を変えた
サルトル「行動後は納得できる物語の創出がいる」と言ったhttps://t.co/jNCG8ZK9WN
AIと思考実験してみた

Q1: 制度の優劣はどこで評価される?
制度の良し悪しは、管理の厳しさではなく、中にいる人の多様な目標や能力をどれだけ受け入れられるかで決まると思います。なぜなら、制度とは人を縛るためではなく、個人の力を発揮させるためにあるべきだからです。『実践 日々のアナキズム』を読んで、最小限の監視や制限で自由に任せる制度が評価されるのは、その内部の人間の可能性を信じているからだと感じました。たとえば、ある組織が一律の基準ではなく、個々のやり方や意欲を尊重する場合、そこでは人が自然と活き活きと働けるようになります。逆に、同じように見える制度でも、多様性を受け入れられなければ、ただの監視装置になってしまいます。
Q2: 均質化と多様性はなにが違う?
均質化と多様性の違いは、逸脱をどう扱うかにあると思います。均質化は、国民国家のように「自分たちの基準」に合わない土着の実践や行動を排除したり無視したりしますが、多様性を尊重する場合は、その逸脱すら「意味のある違い」として受け入れようとします。企業の例でいえば、全員が同じスキルを持つ必要はなく、ビジョンを共有していれば、異なるやり方や専門性を持っている方がチームとして強くなれます。私は、近代国家のように逸脱を押し潰すのではなく、多様性を「活かす」制度が理想だと思っています。
Q3: スキルとマインドセットの違いは?
スキルは手段の多様性、マインドセットは価値観の多様性です。スキルセットの違いは許容されやすいですが、マインドセットの違いは組織や国家の根本を揺さぶるので、恐れられる傾向にあります。だからこそ、私は「同じ目的を持ちつつ、それをどう達成するかは人それぞれ」という柔軟な考え方が求められると思います。企業においても、同じビジョンを持ちながら、異なるマインドセットがぶつかり合い、そこから新しい価値が生まれる場面をよく見ます。でも現実には、それを統率できるリーダーが不足していて、結果的にマインドセットまで均質化されてしまうんです。
Q4: マインドセットの多様性は必要か?
私は、マインドセットの多様性はむしろ歓迎すべきものだと思っています。なぜなら、人は意味づけをしながら生きていて、その意味づけの仕方が違うからこそ、他者の立場や考えにも共感しやすくなるからです。たとえば宗教や信仰心の違いも、そうした多様な意味づけの形で、それぞれが自分に合った世界観を持って生きる手がかりになります。土着の信仰や新しい思想を生み出すのも、人間の意味を求める性質の延長だと思います。マインドセットが一つに固定されてしまうより、色んな意味の世界を選べる状態の方が、私は人間らしいと感じます。
Q5: 新しい思想が生まれやすい条件は?
新しい思想が生まれるには、ある程度の物質的な豊かさと安全、そして異なる価値観が共存している社会で、さらに現実への不満や停滞感が重なることが必要だと思います。哲学や思想が広まる時代って、戦争直後の日本や現代の欧米のように、物が足りていても心が満たされていない状況が多いです。私は、今のような時代こそ、AIや技術が急激に進化し、格差や政治不信が広がる中で、人々が「本当に信じられるもの」を求めるようになると思います。ドナルド・トランプの再登場も、その流れの一部として理解しています。
Q6: なぜ人は陰謀論に惹かれる?
人が陰謀論に惹かれるのは、自分の現実や経験をわかりやすく説明してくれる物語が欲しいからだと思います。過去の経験と今の出来事の因果関係を単純に結びつけてくれる物語は、人間にとって安心感を与えます。私は、SNSで拡散される陰謀論が「分かりやすさ」と「共感」を武器にしているのを見て、複雑な真実よりも、理解しやすい嘘が受け入れられる土壌ができてしまっていると感じています。でも、だからこそ本当の意味で共感できる、正確で深い物語が必要なんです。
Q7: 共感できる物語とはどんなもの?
共感される物語とは、今の社会や自分自身の現状をうまく言語化し、それを肯定してくれるようなものだと思います。私は、物語が「この苦しさには意味がある」と感じさせてくれる時、人は深くそれに惹かれると感じます。それが陰謀論のような嘘でも、「分かりやすさ」と「自己肯定感」がセットになっていると、人は簡単に信じてしまいます。だからこそ、本当に信じるに値する物語を作るには、複雑さを含んだ上で、それでも共感できる語り口を持つ必要があると私は考えています。
Q8: 複雑な真実はどう語ればよい?
複雑な真実を語るには、ストーリーの力と科学的な正確さを両立させる工夫が必要です。私は、「反証可能性」という科学の原則を残しつつ、SNSで拡散されやすい物語性を加えることで、真実も共感される形にできると考えています。たとえばAIやショート動画を活用し、感情に訴えつつも事実に忠実なコンテンツを作ることができます。陰謀論と同じ技術や手法を、逆に「まっとうな語り」の側が取り入れることが、これからの時代に求められると思っています。
Q9: 人間にしかできない役割とは?
人間にしかできない役割は、「複雑な現実を理解しつつ、それを他者と共有できる柔軟な判断力」だと思います。AIやロボットは正確でも、人の気持ちをくみ取って、現実と折り合いをつけることは苦手です。だから私は、今のような混沌とした時代こそ、政治家や経営者のように人間的な判断ができるリーダーが必要だと感じます。単にデータに基づいて動くだけでなく、「それが人にとってどんな意味を持つのか」を語れる人が、今後の社会で大きな役割を果たすと思います。
Q10: 最近印象に残った思想作品は?
最近印象に残ったのは、ジェームズ・C.スコットの『実践 日々のアナキズム』です。この本は、国家や制度に従うのではなく、日々の暮らしの中で自律的に秩序を作り出す人間の力を描いています。私はこれを読んで、「土着の実践」や「非公式な秩序」が持つ力の大きさを実感しました。制度に組み込まれない自由な行動や思想こそが、実は一番人間的で創造的なんだと気づかされました。こういう視点が、今の制度疲れした社会には必要だと強く感じています。
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