目で知覚する見るでなく、目からもたらされた情報を脳に伝達する観察をする
— ひろき@未熟なリバタリアンがAIソクラテスと思考実験してみた (@bluesbookblog) June 30, 2025
人間の脳は狭い屋根裏部屋なため、使いそうな道具だけしまっておく
メモは無関係な情報を取り除き、読みづらければ読み返しやすいように早めに書き直す
根拠のない説、事実に反する仮説は却下するhttps://t.co/JAhUkA0Zzi
AIと思考実験してみた
Q1: 観察と「見る」の違いは？
「見る」とはただ視覚情報を受け取る行為で、観察とはその情報を脳で処理し意味づける行為です。私は目で見たものをただ記録するだけではなく、そこから何が重要なのかを選び取るようにしています。なぜなら、人間の脳は屋根裏部屋のように容量が限られており、すべての情報を保持することはできないからです。だからこそ、自分が必要になりそうな情報だけを「道具」としてしまっておく感覚が重要になります。例えば、私は気づいたことをメモするとき、関連性のない情報は削除し、読み返しやすいように整えることを意識しています。このプロセス自体が観察力を育てていると感じます。
Q2: 必要な情報はどう見極める？
自分が「もっと早く知りたかった」と思える情報かどうかで判断しています。そのような情報は今後の人生にも役立つ可能性が高く、脳の作業容量を無駄にせず効率的にインプットを進めることができます。私は、それらの情報をメモに残し、必要があれば書き直すことで、思考の整理ができるようにしています。結果的に、ワーキングメモリが開放され、次の学びへの吸収力が格段に上がる感覚があります。情報を溜め込むのではなく、選び抜いて記録することで、自分の頭を「使える状態」にしておくことができています。
Q3: 未来に役立つ情報はどう選ぶ？
過去の経験の延長線上で「役に立ちそう」と感じるかどうかを基準にしています。人間は間違いを通じて学ぶ存在で、私自身も失敗の中から得た気づきを記録し、再利用するようにしています。例えば、かつて失敗した仕事の段取りやコミュニケーションのパターンをメモに残しておくことで、次に同じような場面が来たときに冷静に対処できるようになりました。これはAIやロボットには難しい「探索」と「冒険」の姿勢であり、人間の強みだと思っています。身体性と好奇心を武器に、未知の情報を取りに行く姿勢を持ち続けることが、自分の観察力と判断力を育てると感じています。
Q4: 人間の好奇心はいつ有効に働く？
自分の趣味や志向を軸に、「借りられた時間」の中で主体的に動いているときに、好奇心は最も有効に働くと思います。AIやロボットは誰かの指示に従うだけの存在になりがちですが、人間は自らの身体を持ち、未知の世界に飛び込む力があります。私自身、誰かに与えられた仕事より、自分で選んだテーマに取り組むときの方が集中力も創造力も段違いに上がります。だからこそ、人間にとって「なにを面白いと感じるか」を自覚し、それに時間を投じることが大切です。それが結果的に社会や他者への貢献にもつながると信じています。
Q5: 好奇心はいつ危険になる？
誰かを搾取する構造と結びついたとき、好奇心は危険になります。GAFAのようなプラットフォーム企業が、ジェフ・ベゾスやマーク・ザッカーバーグのような個人の好奇心を起点に巨大なシステムを作り、私たちの労働や選択を操作している現状を見ると、それがよくわかります。私は、好奇心の結果が「最大多数の最小不幸」につながるかどうかを判断基準にしています。短期的な利益や楽しさの裏に、誰かの自由や未来の世代の選択肢が奪われているなら、それは一線を超えた好奇心だと思います。だから、好奇心の「方向」を自覚することが大切だと考えています。
Q6: 長期的視点での倫理とは？
短期の快楽や経済的利益ではなく、「最長期間の最大多数の最小不幸な社会」を目指すことが、いま必要な倫理観だと思います。私は、誰かが損をして得を取るようなWin-Win-Loseの構造ではなく、将来世代を含めたWin-Win-Winを目指すべきだと感じています。たとえば、開発途上国で安価な労働を使って製品を作るモデルが、将来の地球環境や労働者の健康に悪影響を与えるなら、それは「持続可能」ではありません。このように、倫理を時間軸で引き伸ばして考えることで、本当に価値ある行動を見極められると思います。
Q7: 自分の行動はどう制御する？
行動を自己制御するためには、構造的なガードレールやブレーキが必要だと感じています。私は意思の力だけで欲望を抑えるのは難しいと思っており、税制や法律など社会制度の設計によって、「枠」を超えないようにする仕組みが大事だと思います。たとえば、ABS（アンチロック・ブレーキ・システム）のように、暴走しそうなときに自動で減速してくれる仕組みや、事故が起きても社会全体に被害が広がらないようなガードレール的な制度があると、人間は安心して創造や挑戦に集中できます。個人の意志ではなく構造に頼る発想が、いま必要だと思います。
Q8: 制度設計にはどんな人が必要？
深い専門性を持ちながら、広い教養で全体を見渡せるT型やH型の人材が必要だと思います。私は、哲学、経済学、社会学、統計学などを横断的に学ぶことで、社会を構造的に捉えられるようになりました。現代の社会課題は一つの視点では解けない複雑さを持っているため、複数の分野をつなぐ力が政策設計に不可欠です。例えば、環境問題も経済と倫理、科学と政治をまたいで考える必要があります。こうした多面的な視野を持つ人材こそが、現実に合った制度を作れると信じています。
Q9: 人材育成に必要な教育の変化は？
情報をただ詰め込むのではなく、観察し、意味を考え、記録して再構築する力を育てる教育が必要だと考えています。私は、目で知覚したことをそのまま信じるのではなく、それが本当に意味のある情報かどうかを考え、必要なら早めにメモを書き直します。このプロセスが、判断力や観察力を育てる基礎になります。暗記中心の教育ではなく、自分の思考プロセスを可視化し、改善していく教育が、T型・H型人材を育てる土台になると感じています。
Q10: 無料サービスとの付き合い方は？
「無料」のサービスを使うとき、自分が商品になっているという自覚が必要です。私は、無料のアプリや情報を使う際、その背後で自分のデータがプラットフォーム企業に渡り、それがアルゴリズムの学習に使われ、やがて私自身の行動を操るツールに戻ってくるという構造を理解しています。だからこそ、時間やお金を使う際には「本当に自分や家族に勧められるか」という視点で選ぶようにしています。主体的に選ぶ姿勢を持つことが、AI時代の自由を守るために必要だと思います。
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