本要約【科学者、あたりまえを疑う】佐藤文隆 #1489

法支配の国家秩序vs科学法則だった

科学は純粋科学、科学技術、社会インフラ、世界観に囲まれた四角形の中にある
啓蒙→ロマン→専門→産業・国民国家→冷戦→グローバル時代の度に再定義されてきた
被爆者は写真や記事の資料を闇に葬られ🇺🇸🇯🇵の権力によって2度殺されているhttps://t.co/6J9ryLcJv7
— 未熟なリバタリアンがAIソクラテスと思考実験してみた (@bluesbookblog) July 11, 2025

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Q1: 科学と国家の秩序はどうしてぶつかるの？

私は、科学の発見が国家や宗教などの既存の秩序と衝突するのは、真理の探求が支配構造に不都合な場合があるからだと思います。たとえばガリレオ・ガリレイは、太陽が中心で地球がまわっている「地動説」を支持したことで、カトリック教会に宗教裁判にかけられました。教会は当時「地球が宇宙の中心」という天動説を支持しており、地動説を事実として語ることは禁止されていました。ガリレオは1633年に有罪となり、自宅軟禁を命じられました。こうした事例から、科学が進むと「秩序」が崩れると恐れられ、ときに権力がそれを押さえ込もうとするのだと思います。

Q2: 国家はなぜ科学を抑えようとするの？

私は、国家や組織が科学や技術の進歩を抑えようとするのは、既得権益を守るためだと考えています。新しい技術が登場すると、それまで利益を得ていた人たちが損をする可能性が出てきます。たとえばインターネットや今のAIのような技術が急に広まると、既存の仕事や仕組みが不要になってしまうことがあります。そうなると、変化を避けたくなる人たちがルールを変えず、進歩を止めようとするのです。でもグローバル経済の中では、技術に逆らっても結局取り残されるだけなので、いずれその抑制は限界が来ると思います。

Q3: 新しい技術を受け入れるにはどうすれば？

私は、人間がそもそも「変化を怖がる性質」を持っていることを認識するのが第一歩だと思います。作家ダグラス・アダムスが言ったように、0〜15歳で触れた技術は「自然」と感じ、15〜35歳の技術は「可能性」、35歳を超えると「不自然」に思えてしまう。この感覚は、人間の記憶や思考のクセから生まれます。だから私は、自分が「これは変だ」と感じた時こそ、「それは本当に変なのか？それとも年齢的な反応なのか？」と考えるようにしています。この気づきが、新しい技術に開かれた心を育てる助けになると信じています。

Q4: 成長するにはどうすればいい？

私は、自分のコンフォートゾーンから意識的に抜け出すことが成長には大切だと思っています。人間は「不安でもなく、退屈でもない」ゾーン、つまりフロー状態のときに一番成長できます。でもそのゾーンに入るには、ちょっとだけ不安なことや難しいことに挑戦しなければなりません。だから最近ではコーチングが流行っていて、自分の可能性を広げてくれる他人の視点を取り入れようとする人が増えています。私自身も、日常の延長ではない「ちょっと無理かも」と思うような目標を立てることで、視野を広げています。

Q5: ムーンショットな目標はどう立てる？

私は、2倍の目標よりも「10倍の目標」を考えることがムーンショットの第一歩だと思っています。今の状態を2倍にするのは、なんとか工夫すればできそうですが、10倍にしようとすると、まったく別の考え方をしないと実現できません。私もAIを活用して何か新しいことができないかと考える時、「今の延長線」ではなく、「まったく違う世界」を想像するようにしています。10倍思考は非連続な発想を引き出してくれるので、結果としてブレークスルーにつながると感じています。

Q6: 10倍思考できてるかはどう確認する？

私は、「その考えを他の人も言ってるか？」と問いかけることで、自分が本当に10倍思考できているかをチェックしています。ピーター・ティールが「賛成する人がほとんどいない大切な真実は何か？」と問うのは、自分だけのオリジナルな視点があるかを探る方法です。他の人が考えていないアイデアこそが、非連続な発想の鍵になります。だから私は、誰も話していないけど「自分だけが気づいてる違和感」が出てきた時こそ、深く掘り下げるチャンスだと思っています。

Q7: 自分だけの視点はどこから生まれる？

私は、他人がスルーする日常の違和感にこそ、自分だけの視点が隠れていると思います。たとえば私は「身長は低い方がいいんじゃないか」と思ったことがあります。カロリー消費が少なく、時給が同じなら生活コストも低くなる。女性の方が長寿というデータも、こうした視点と関係しているのでは？と感じたのです。世間では「背が高い方がいい」とされがちですが、逆の立場から見ると新しい発見があります。こういった違和感を大切にすることが、自分だけの問いを生み出す鍵だと思います。

Q8: 常識とどう付き合えばいい？

私は、常識や当たり前を鵜呑みにせず、「それは本当に正しいのか？」と立ち止まって考えるようにしています。たとえば「筋トレして体を大きくするのが正義」みたいな風潮も、それが本当に合理的か？と疑ってみます。体を大きくするには時間もお金もかかります。それが本当に自分の価値観に合っているのか？と考えると、違った景色が見えてきます。常識を否定するのではなく、観察して、問い直すことが重要だと思います。

Q9: 他人の価値観に流されないには？

私は、自分がなぜその価値観に疑問を持ったのかを、人生経験から振り返るようにしています。たとえば、見た目や筋肉を重視する風潮に対して、「なぜそれに投資するのか？」と考えると、「それに注ぐ時間やお金が他に使えるのでは？」と気づきます。つまり、自分の優先順位がどこにあるのかを明確にすることが、他人の価値観に流されずに生きるコツなのだと思います。

Q10: 「大切な真実」はどう見つける？

私は、「誰も賛成しないけど自分が信じる大切な真実」を見つけるには、自分だけの違和感を言葉にすることが大切だと思っています。私にとってのそれは、「身長が低い方が合理的かも」という考えです。多くの人はそう思わないかもしれませんが、私はエネルギー効率や寿命の観点から考えて納得しています。こういう逆説的な視点こそが、自分だけの発見であり、未来をつくる可能性があると信じています。