相手と物語を重ねる
— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) April 25, 2025
言葉は読み方で意味が変わるが
曖昧がゆえに効率的な意思疎通ができる
誤解は話し手が意味のまとまりを上手く言い表せないor聞き手が言葉から意味のまとまりを再構成できないで生じるため、共感や感情移入も含めた言葉や概念でクラウド共有を目指すhttps://t.co/VbYjREU2lH
AIと思考実験してみた
Q1: 曖昧な言葉はなぜ効率的な意思疎通を可能にするのか?
A: 曖昧な言葉が効率的な意思疎通を可能にするのは、解釈の余地を残すことで相手との間に柔軟な理解の幅を生むからだ。言葉が一対一でしか意味を持たないと、複雑な現象や感情を全て伝えるのに膨大な言葉と時間が必要になる。一方で曖昧さがあることで、聞き手は自分の解釈を通じて話の全体像を補完でき、結果として少ない言葉でも共通の理解に至りやすい。これはたとえば俳句のような短い表現が、多くの人の想像力を引き出す構造にも似ている。
Q2: 解釈の余地はどんな時に役立ち、どんな時に逆効果か?
A: 解釈の余地は、共感や柔軟な対話を生む場面で役立つが、責任の所在が曖昧になると逆効果になる。たとえば日常会話では誤解があっても修正がしやすいが、法律やビジネスでは曖昧な言葉が「そんなつもりじゃなかった」という言い逃れを生む可能性がある。電話で曖昧な合意をしておき、証拠が必要な時だけメールで残すといった例は、発信者が有利で受け手が不利な非対称性を表している。
Q3: 言葉の非対称性による不公平を減らすには?
A: 不公平を減らすには、ルール設計の主体を人間からAIへと移し、その判断を民主主義的なプロセスでチェックすることが重要だ。人間がルールを作ると、自分に都合のよい解釈を潜ませてしまうことがあるため、公平性の担保が難しい。一方でAIなら感情や利害関係に左右されにくく、例えば落合陽一が語るような「技術で民主主義をアップデートする」発想にもつながる。
Q4: AIが設計したルールの「良さ」はどう決めるべきか?
A: AIが設計したルールの良し悪しは、最終的には人々の合意によって決めるべきだ。過去は政治家がルールを作っていたが、今後はAIがルールの草案を作り、人間が投票によって意思表示する形が望ましい。これはマイノリティの声も拾える可能性があり、YouTubeやブロードキャスティングのように多様な意見が見える化されている現代の動きにも通じている。
Q5: AIがマイノリティの声を拾うにはどんな仕組みが必要か?
A: マイノリティの声を拾うには、AIの効率を活かしつつ、人間が現場での「取材」を通して補完する仕組みが必要だ。AIによって分析や分類が効率化され、たとえば1万件のコメントから少数意見をベクトル的に抽出できるが、それだけでは感情や文脈が読み取れない。だからこそ、人間のジャーナリズムや現地の観察力を組み合わせることで、マイノリティの声をより豊かに反映できるようになる。
Q6: AIが拾った声を人はどう受け止めればよいか?
A: AIが拾ったマイノリティの声を人が正しく受け止めるには、それを物語化して感情的に理解できる形に翻訳する必要がある。人間は本能・感情・理性という三層の脳構造を持っており、全てを刺激することで初めて深い共感が生まれる。たとえば、AIが抽出したデータをもとにドキュメンタリー動画や感動的な記事にすることで、多くの人に届くメッセージになる。
Q7: 良い物語を作るにはどんな要素が必要か?
A: 良い物語を作るには、人間の脳の三層構造すべてを満たす要素を入れることが大切だ。具体的には、爬虫類脳には本能的な刺激(危機感や欲求)、哺乳類脳には感情的な共感(人間関係や涙の要素)、そして人間脳には理性的な理解(論理やメッセージ)を届ける構成が必要。Netflixの作品がその好例で、短尺でも満足でき、長尺でも没入できるような構造をとっている。
Q8: 物語を三層に響かせる構成の順番は?
A: 物語の構成では、まず本能的な興味を引いて感情に訴え、そのあとで理性に訴える順番が効果的だ。たとえば冒頭で事件や対立などの「引き」を入れ、中盤で登場人物の感情や背景を深掘りし、終盤にメッセージや問題提起を配置する。岡田斗司夫が解説するような「三幕構成」や「セントラルクエスチョン」もこの流れに沿っていて、視聴者の注意と共感を同時に引き出す。
Q9: 曖昧な言葉と物語化にはどんな関係がある?
A: 曖昧な言葉は物語化の余地を生むからこそ、共感や感情移入を引き出す道具として有効だ。曖昧さは聞き手の想像力に委ねる部分が多く、その分だけ受け手が自分の経験と重ねて理解しやすくなる。コテンラジオのように歴史の事例を通して、現代の私たちにも関係ある問いを投げかける語り方も、曖昧さを味方につけた効果的な手法の一例である。
Q10: AI・民主主義・物語の三つをどうつなげるか?
A: AI・民主主義・物語の三つをつなげるには、AIが分析した意見を物語化し、それを多くの人が民主的に評価するサイクルが必要だ。AIは情報を整理し、物語はそれを感情と論理で人に届け、民主主義はその共感と理解を投票という形で表す。この三者が連動することで、多様な声が拾われ、偏らない社会的合意が生まれやすくなる。これはちょうど、テクノロジーとヒューマニズムの橋渡しとなる道だ。
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