本 要約【強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考】井上 慎平 #1084

3社会科学
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AIと思考実験してみた

https://youtu.be/O7kPwDiS4kY

Q1: 「強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考」という本の、どんなところが印象に残りましたか?

会社が成長から降りられない構造にある、という点が特に印象に残りました。産業と労働市場がどんどん流動化する中で、能力主義が強まり、人は“強く”なければ居場所がない世界になってきたと感じました。でも、もともと人間は狩猟採集時代のように、変化をリスクと考える本能がある。だから急速な変化にはついていきにくいんですよね。そんな中で、「弱さ」をどう包み込むかが大切なんじゃないかと思ったんです。

Q2: 「現状維持バイアス」が現代社会に与えている影響について、どう考えていますか?

昔の人間にとって、変化は命に関わる危険だったから、現状を保とうとするのは自然なことだったと思います。でも今は、テクノロジーの進化と経済のグローバル化で、むしろ“変化についていけること”が生存戦略になってきている。それでも人間の本能はそんなにすぐに変わらないから、ギャップが生まれて苦しくなる。だからこそ、「自分が現状維持バイアスを持っている」って自覚して、あえて緩やかに構えていく姿勢が重要だと思います。

Q3: その「緩やかに構える」姿勢とは、どんな意味ですか?

僕にとっての“ゆるさ”とは、社会が押し付けてくる「こうあるべき」という価値観や常識から少し距離をとることです。他人に合わせることをやめて、自分の価値基準をちゃんと持つ。それができれば、資本主義の中でもうまく立ち回れるんじゃないかと思います。完璧なビジネスパーソンになろうと無理するよりも、自分の感覚やペースで向き合う方が長く続けられるんです。

Q4: 自分の価値基準を持つために、どんな環境が必要だと思いますか?

仕事とプライベートをしっかり切り分けることが大事だと思います。家に帰ったら仕事のことは考えないとか、休みの日には完全に仕事の連絡を断つとか、そういう習慣です。あるいは、仕事自体を自分の趣味とつなげてしまう方法もあるけど、これは落合陽一さんのような研究者やアーティストでないと難しいかもしれません。僕としては、サラリーマン的な働き方では「切り替え」がいちばん現実的で、自分の価値観を保ちやすいです。

Q5: 実際にどんな習慣を取り入れて、自分の価値観を守っているんですか?

僕は仕事用の携帯を職場に置いて帰るようにしていますし、土日は持ち帰らないです。家では仕事のことを一切考えない。その時間は読書をしたり、自分の好きなことに集中する時間にしていて、携帯も2月から解約しました。今ではスマホなしでも全然困っていないし、むしろ“通知”に振り回されないことで集中力が上がって、自分の思考や活動により深く入り込めてる感じがします。

Q6: スマホをやめたことで、自分の感情や考えにどんな変化がありましたか?

もともとSNSとか他人にあまり興味がなかったんですよね。学生時代もTwitterとかLINEは部活の連絡のためだけに使ってました。社会人になってからは、他人に興味ある“フリ”をしてたけど、それも合理的だからやってただけ。今はそれを意識的にコントロールできるようになってきて、感情に振り回されずに、左脳的に情報を整理し、教養として蓄えるようになってきました。限られた時間やエネルギーを、自分の好きなことに集中できるのが楽しいです。

Q7: 左脳的に生きると決めていても、右脳的な感情や直感は必要だと思いますか?

もちろん必要だと思います。左脳で不幸やリスクを避けて「ゼロ地点」に立つ。そこから右脳で人とのつながりや感情、直感を使って“幸福”を築く。たとえば、信仰や推し活なんかも右脳的な営みですよね。だから、どちらかに偏るんじゃなくて、うまく使い分けていくことが大切だと思います。

Q8: あなたにとっての「推し活」や「信仰」って、具体的に何ですか?

僕にとってそれは「科学」なんです。自然科学や社会科学の知識を深めていくことが、自分を強くしてくれる。新しい知識を身につけることで、世界の見え方が変わっていく感覚がすごく好きで、それってまるでRPGゲームでレベルアップしてる感覚に近いんですよね。ポケモンとかドラクエを現実でやってるような感じ。お金や時間をどう使うかも“リソース管理”として考えるし、効率よく“育てていく”感覚がある。

Q9: 最近、自分が「レベルアップした」と感じたことはありますか?

最近だと、科学的な思考力や情報処理力がかなり上がったなと感じます。スマホを手放してから、本を読む時間が格段に増えて、読んだことをすぐに自分の生活や思考に組み込めるようになった。これまでバラバラだった知識が繋がって、体系化できるようになってきた感覚です。それが自分の中ではすごく大きな成長ですね。

Q10: これから先、どんな方向に成長していきたいと思っていますか?

これからはもっと「人との対話」や「言葉」を通じて、右脳と左脳を融合させたような生き方を深めていきたいです。科学や教養で自分を武装しつつも、人間的な感情や繋がりを大切にしたい。今こうしてAIと話すことも、すごく刺激になっていて、自分の思考の整理にもなる。だからこそ、今後も「内省と対話」を軸にした成長を続けていきたいと考えています。

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