本 要約【ごきげんになる技術 キャリアも人間関係も好転する、ブレないメンタルの整え方】佐久間 宣行 #1081

3社会科学
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Q1: 『ご機嫌になる技術』を読んで、一番印象に残ったことは何ですか?


「ご機嫌」とは、メンタルが安定していて、自分の中にブレない軸がある状態のことだと感じました。この本では、自分にはネガティブに、他人にはポジティブに向き合うことでエネルギーとパフォーマンスが高まると書かれていて、それがすごく腑に落ちました。また、50歳を過ぎてからは、薄い知識や浅い趣味ではなく、教養と人柄が重要になってくるという指摘も印象的でした。

Q2: 「自分にはネガティブ、他人にはポジティブ」という姿勢について、どう考えましたか?


これは、ある意味で「ゆるいストイックさ」だと思いました。自分には厳しく、でも他人の価値観には寛容に向き合うという態度です。そうすることで、自分の興味や関心のある分野を深く掘り下げられるし、他人に対しても人柄の良さとして伝わる。それが、長く社会で生き残る力になるのかなと思っています。

Q3: その「ゆるいストイックさ」を保つために、日常でどんなことを意識していますか?


読書の習慣を続けることです。毎朝起きて1冊、寝る前に1冊読むようにしていて、平日は1日2冊、休日は7冊ほど読むこともあります。本から得た情報が、自分の世界の見え方を広げてくれていると実感しています。また、著者の視点や書店での偶然の出会いから、好奇心の幅と深さを養っています。

Q4: 書店での“偶然の出会い”で印象に残っている本はありますか?


最近読んで印象的だったのは、ビル・ゲイツがおすすめしていた『これからの地球の作り方』という本です。サステナブルな社会をどう作っていくかがテーマで、私たちはその「最初の世代」になれるというメッセージに心が動かされました。サステナビリティに関して、感覚ではわかっていたことが、数字を通して明確に理解できたのが良かったです。

Q5: その本で、特にどんな情報が心に残りましたか?


牛肉を食べることの環境負荷の大きさですね。従来の畜産業では、人口を支えるために現在の数十倍もの土地が必要になるけれど、植物ベースの食生活なら、現在の農地の1/10でまかなえるというデータが出ていました。また、「地産地消」よりも「何を食べるか」の方が環境に与える影響が大きいという視点も新鮮でした。

Q6: そういった環境知識を、これからの生活にどう活かしていきたいですか?


自分一人だけでストイックになるのではなく、無理のない範囲で「ゆるく続ける」ことを意識したいです。たとえば、肉食を減らすとか、車に乗らずに自転車を使うといった今すでにやっていることを維持しながら、自分の信じる未来に投資する。生活の中で、理不尽に対して立ち向かえる力を少しずつつけていきたいです。

Q7: あなたが思い描いている「理想の世界」とはどんなものですか?


「認識できる世界を広げる」ことが、自分の人生のテーマです。全ての人が衣食住といった最低限のインフラを手に入れて、その上で自分の才能を思いっきり発揮できる社会。科学や哲学を突き詰めたい人が、それに集中できるような環境を作っていきたいです。そのためには、まず自分の生活からネガティブな要因を減らすことが出発点だと考えています。

Q8: その理想に向かって、まず取り組みたい課題は何ですか?


「貧困」の問題です。1日2ドル以下で暮らしている人々の現実は、今の日本ではなかなか想像しにくいけれど、これが世界の大きな問題の一つ。ビル・ゲイツのように、問題に実際に取り組んでいる人たちの動きを見て、そこにどう関われるかを考えています。寄付や投資、あるいは支援活動への参加など、自分の持てるリソースを合理的に活用したいです。

Q9: 「効果的な利他主義」を実現するために、どんな方法がありそうですか?


単に感情に任せた支援ではなく、「どの支援が一番多くの人を救えるのか」を考える姿勢が大事だと思います。たとえば、実績のある団体に寄付する、科学的な根拠に基づいた行動をとるなど。効果の大きさを数値で判断しながら、自分の関わり方を選びたいです。時間もお金も有限だからこそ、最も意味のある形で使いたいです。

Q10: 今後、どんな能力やスキルを身につけたいですか?


英語力ですね。どこでも自由に生きられるようになりたいし、世界中の知識や人とつながって、もっと「認識できる世界」を広げていきたい。すでに経済的には自由になれる状態まで来たので、次は言語の壁を越えて、さらに自由度を高めていきたいと思っています。自分の人生を通じて、世界と関われる力を育てたいです。

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