本要約【AI親友論】出口康夫 #1049 | 未熟なリバタリアン

できなさを価値にする

AI時代でも自由でいられる

かけがえのなさをできることにおく場合、全てを凌駕するAGIが生まれると奪われる
できるのに敢えてしない、したいのに敢えてしない、したくないのに敢えてしたなど悪い束縛から免れられないことが不自由である

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— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) April 1, 2025

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Q1: できなさを価値にする」とはどういう意味ですか？

「AI侵入論」を読んで印象に残ったのは、AI時代においても「人間らしさ」を守るには、「できなさ」を認めて価値にすることが大事という点です。何でもできるAGI（汎用人工知能）が登場すれば、人間の「できること」だけに依存していると、自分の価値が奪われるかもしれません。でも「できるのにあえてしない」とか、「したいのにしない」といった選択こそ、人間の自由の証なんじゃないかと思いました。つまり、できないことがあっても、それが自分のユニークさにつながるという視点です。

Q2: 「できるのにあえてしない」は、本当に自由な選択だと思いますか？

正直に言うと、時には「できるのにあえてしない」と言いつつ、本当はできるかどうかすら試してない、そんな自分の甘さを感じることもあります。自分で本当に選んだと思っていても、実は社会の目を気にして逃げてるだけなのかもと考えると、少し怖くもあります。だからこそ、「できなさ」を価値に変えていくような姿勢、つまり失敗を恐れずに挑戦していく態度が、これからAIと共に生きる人間には求められると思っています。

Q3: 「できなさ」を受け入れるためには、どんな視点が必要ですか？

まずは「自分は完璧じゃない」と認めることが大切だと思います。できなかったことができるようになる喜びって、すごく人間らしいし、それがあるから成長も感じられる。社会の評価に左右されず、自分のペースで挑戦を続けていけるようなメンタルが必要です。現状に違和感を持つなら、それは何か変えるサインかもしれないし、自分から小さなアクションを起こしてコンフォートゾーンを抜けていくことで、幸福の循環が始まる気がします。

Q4: 社会の評価に流されず挑戦を続けるには、どうすればいいですか？

「生活の安定」と「自分の自由」を分けて考えることが必要です。だから、仕事と副業を使い分ける視点が大事だと思います。本業で衣食住やインフラなどの基盤を整え、副業や趣味で本当に自分がやりたいことに挑戦する。このバランスがあるからこそ、社会の期待に縛られず、自分だけの挑戦ができるし、誰にも説明責任を果たさなくていい自由な空間が生まれます。趣味や副業の中にこそ、本音の自分が出せるんじゃないかなと。

Q5: 「自分の面白さ」を深めるには、どんなことが大切ですか？

やっぱり、自分が本当に好きなものの「どこが好きなのか」を高い解像度で捉えることかなと思います。たとえば僕は子どもの頃から漫画が好きだったけど、今振り返ると空想の世界に没入することで、現実と非現実の共通点や違いを考えるようになっていた気がします。空想の中から現実を再発見したり、世界の仕組みを学ぶヒントを得たり。それって、まさに「パターン認識」の力が育ってた証なのかなって。

Q6: 空想と現実の共通点や相違点を考えると、どんな力が育つと思いますか？

抽象化と具体化のスキルが鍛えられると思います。共通点を見つけると、より抽象的な「上の視点」から物事を整理できるし、相違点に注目すれば具体的なディテールを深く掘り下げられる。そうやって考えると、現実と空想だけじゃなく、人と人との間にも応用できるんですよね。仲間意識を育てるには共通点を見つけることが大事だし、アイデンティティを理解するには相違点が重要。だから言語化力も一緒に育っていく感覚があります。

Q7: 言語化スキルを伸ばすために、どんな習慣を続けていますか？

インプットとアウトプットのバランスを意識しています。朝起きたら本を1冊、寝る前にも1冊読むようにしていて、1日の食事よりも本の冊数が多い日もあるんですよ（笑）。その中で得た情報を、自分なりに「引き算」してまとめることが大事だと思っていて、自分の価値観や視点を大切にするには、ただ情報を詰め込むだけじゃなくて、何を削って残すかが重要なんです。これは人間にしかできない価値の出し方だと感じています。

Q8: どうやって「自分らしいアウトプット」を作っていますか？

まず「一言で本質を表す」ことを意識してます。それをX（旧Twitter）に投稿できる文字数でまとめて、最初の一文に一番伝えたいエッセンスを入れるようにしています。あとはそこから逆算して、必要最低限の情報だけを残すようにします。手紙と同じで、相手の時間を奪わない形で自分の思考を伝えるのが理想。「時間がなかったので長くなりました」という逆説を避けるためにも、しっかり時間をかけて短くする努力をしています。

Q9: 「一言で表す力」はどんな場面で役立つと思いますか？

やっぱり、自分の考えをパッと伝えないといけないとき、すごく役立ちます。SNSの投稿でもそうだし、人に意見を聞かれたときや、プレゼンで冒頭に言う一言なんかもそう。最初の一言にどれだけ「本質」を込められるかで、そのあとの伝わり方がまったく変わるんです。だからその一言を考えることは、言葉を磨くことでもあり、同時に思考を磨くことでもあると感じています。

Q10: AI時代において、人間にしかできないことってなんだと思いますか？

AIは与えられた情報をもとに膨らませるのは得意だけど、人間はその情報の中から何を「選び取る」かが違うと思います。つまり、引き算の中にこそ人間の個性やセンスが出る。僕たちは世界の全部を認識できないけど、それでも「見たい世界」を選んでいる。そう考えると、無限の情報の中から何を拾い、何を無視するか。その選び方に自分の哲学が宿るんだと思います。それがAI時代でも失われない、人間の自由の本質なのかもしれません。