映画考察【食品産業に潜む腐敗真っ黒なチキン/Rotten Big Bird Netflix】#1018

#食品産業に潜む腐敗
20世紀後半、品種改良や飼育技術が確立され、ブロイラーが安価に大量生産され始めた
食肉シェアは🇧🇷JBSが政府補助金を得て4.3%で1位、日本ハムが0.6%で8位となっている
立場の弱い養鶏農家は、農家同士で競争させられ、破壊工作の犠牲になりながら育てている#真っ黒なチキン
— Hiroki@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog2) April 5, 2025

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Q1: Netflixの『食品産業に潜む腐敗真っ黒なチキン』を見て、最初に何を感じましたか？

20世紀後半にブロイラーの品種改良や飼育技術が進んだことで、安価な鶏肉が大量生産されるようになりました。でもその裏には、立場の弱い養鶏農家が企業に競争させられ、時には破壊工作の犠牲になるような現実があることを知って衝撃を受けました。食肉シェアを見ると、ブラジルのJBSが4.3%で世界一位、日本ハムが0.6%で8位というように、大企業が国際的に影響力を持っているのも印象的でした。

Q2: なぜ養鶏農家はそんなに厳しい競争を強いられていると思いますか？

結局、大企業が地域の土地を買収したり、影響力を強めるための戦略として、農家を競争させてるんじゃないかと感じました。小規模な農家が潰れれば、その土地や資源を大企業が独占できるようになる。農家同士を戦わせておいて、資本のある方が勝つ、そんな構造が作られているように思います。

Q3: こうした構造が続いた場合、私たち消費者にどんな影響があると考えますか？

選択肢がどんどん減っていくことが一番大きい問題だと思います。だからこそ、消費者がフェアトレードみたいに「どこで、どんな風に作られた製品なのか？」を意識して買い物することが必要だと思うんです。食べ物を買うってことも、ある意味「選挙で一票を投じること」と同じで、自分の価値観を社会に示す行動だと思います。

Q4: でも実際、安いものの方が選ばれやすいですよね？

そうなんです。安い方が選ばれやすいから、大企業が有利になる構造はなかなか崩れない。そのうえ経済と政治が結びついてしまっていて、補助金を受けた企業が政治家と手を組んで、より強い影響力を持つような循環ができてしまっている。これはまさに「負の循環」だと思います。

Q5: その負の循環を断ち切るために、政治はどう変わるべきだと思いますか？

政府がどのようにお金を使っていくのか、補助金の出し方やその背景にある企業とのつながりをもっと透明にするべきだと思います。政治と経済を切り離すようなシステムを作らないと、今のままでは自分たちに不利になるルールを作る政治家はいないですから。だからこそ、国民がしっかり監視することが必要なんだと思います。

Q6: 国民が「監視する」って、具体的にはどんな行動があると思いますか？

まずは違和感を感じた時にちゃんと立ち止まって考えること。それから、SNSやメディアを通じて事実を確認したり、自分の意見を発信することが大切だと思います。政治や経済の問題って、実は哲学と似ていて「問いを立てる力」がすごく重要だと感じます。ただ行動するんじゃなくて、自分の中で「なぜ？」をちゃんと持つことが大事です。

Q7: 最近、その「問いを立てる力」が鍛えられたと思える本や映画はありますか？

佐藤勝昭さんの『許すとストイック』という本がすごく印象に残っています。ホリエモンのような「努力・勝利」の価値観から、コロナ後にはひろゆきのような冷笑主義的な価値観が流行ってきている中で、この本は「他人には寛容に、自分にはストイックに」という新しいスタンスを提案してくれていました。極端に走らず、中庸を保つことの大切さを感じました。

Q8: その考え方を実生活で実感したことってありますか？

あります。たとえばHIITというトレーニングが良いと聞いて、毎朝4分間の全力ダッシュをしていたんですが、やりすぎてニキビが大量にできた時がありました。その時に「自分のストイックさが裏目に出てるな」と気づけたんです。何かがおかしいと感じたら、一度立ち止まって見直すことの大切さを実感しました。

Q9: その「立ち止まる力」って、どうすれば普段から育てられると思いますか？

「ちょっと変かも？」と思った時に、すぐ行動する前に自分のビジョンと照らし合わせてみることが大切だと思います。もしビジョンがズレていれば立ち止まるべきだし、ズレていなければどんどん行動して打席数を増やす。量と質の両立を目指しながら、判断の軸を持つことがポイントですね。

Q10: 最後に、その「ズレていないビジョン」って、あなたにとってはどんな状態ですか？

自分が大事にしたい世界観や価値観とちゃんと一致していること。たとえば「誰かの役に立ちたい」とか「社会をちょっとでも良くしたい」とか、そういう根っこの部分とズレていなければ、目の前の行動に納得が持てます。そこがズレていると、どれだけ頑張ってもモヤモヤした気持ちになるから、まずはその軸を明確にしておくのが大切だと思っています。