本 要約【教養としてのAI講義】メラニー・ミッチェル #1036

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概要

大きな進歩を遂げて活用が広がる人工知能(AI)。AIの成果とその仕組みから、多くの未解決問題、潜在的な利益とリスク、科学的・哲学的な問題まで、身近になったAIの現況と見直しを深く掘り下げつつ、わかりやすく説明する。

著者

メラニーミッチェル
コンピューター科学研究者。コンピューター科学の博士号を取得したミシガン大学大学院では、認知科学者で作家のダグラス・ホフスタッターの指導のもとで研究を続け、理想化された環境において創造的なアナロジーを生成する「Copycat」プログラムを共同開発した。その後、6冊の著書と多数の論文の執筆と編集にも携わり、現在はポートランド州立大学教授とサンタフェ研究所客員教授を兼任している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

人間は直感が得意である

AIは論理が得意である

AIと思考実験してみた

Q1: 『教養としてのAI講義』を読んで、どこが印象に残りましたか?

人間は直感が得意で、言葉にできないことでもパターンとして認識できるという話が面白かったです。例えば、ボンガード問題ではAIは12万個のデータでも解けないのに、人間は12個でルールを見抜ける。AIは確率や論理は強いけど、「意味を理解する力」には欠けていて、囲碁や自転車のように直感でやるものには弱い。だから、AIが得意なことと人間が得意なことを切り分ける視点が大事だなと思いました。

Q2: 人間だけが持つ「批判的思考」はなぜ大切だと思いましたか?

AIは意味を理解せずに言葉をつなげるだけなので、「おかしい」と思って制度や常識を疑うことができない。でも人間は、自分のことを棚に上げてでも社会や理論を疑う力がある。ニーチェやルソー、マルクスのような哲学者たちも、実践者というよりは「理想を語る人」として歴史に残ってる。今は「それ言う資格あるの?」と問われやすい時代だけど、そこを超えて批判する姿勢はむしろ人間にしかできない価値だと感じます。

Q3: AIと人間の関係は今後どうあるべきだと思いましたか?

AIは情報を足していく「足し算型」で、人間は本質を見抜く「引き算型」。だから、AIには大量の情報を整理してもらい、人間はそこから「これは自分にとって本当に必要か?」と選び取っていく。この足し算と引き算の掛け算、つまりハイブリッド型の協力がこれから強みになっていくんじゃないかなと思います。

Q4: どうやって「引き算の力」を鍛えているんですか?

読んだ本や観た映画について、自分の言葉で感想を書くようにしてます。X(旧Twitter)に投稿することで文字数制限もあるし、自然と「何を残すか」の選択が必要になる。それを日々続けていくことで、「自分だったらこの情報をこう削るな」と自然に身についてきたと思います。そして、最後に残るのが自分らしさだと感じてます。

Q5: 「自分が一番の読者」という考え方、どういう意味ですか?

振り返った時に、一番刺さるのは自分の言葉なんです。だから、自分に分かりやすくアウトプットすることが一番重要。よく「中学生に分かるように書け」とか言うけど、それはマーケティング視点。自分の内発的な動機に従って好奇心を深掘りしたいときは、むしろ「自分が分かればいい」くらいの表現でOKだと思います。ファインマンもそうだったしね。

Q6: 「他人に見せないメモ」ってどんな位置づけですか?

正直、あまりそういうものがないです。日記も書いてるけど、別に公開しても問題ないし、自分が思ったことは基本そのまま話します。逆に「これ言っていいのか?」と悩む相手とは付き合わないようにしてる。そういう人がいると、どこまで話していいのか迷って無駄に意思決定のリソースを使ってしまうからです。

Q7: 日々の意思決定のリソースを守るために何をしていますか?

毎日のルーティンを決めて、それを守ってます。服も同じ、食事も固定。そうすることで、どうでもいいことにエネルギーを使わずに、自分の好奇心を追求する時間に集中できます。興味ないものをばっさり切り捨てるのが自分の強みだと思っていて、それによって1日の中で打席数を稼ぐことができるようになります。

Q8: 打席数を増やすことの意味って何だと思いますか?

とにかく毎日アウトプットしていけば、どこかでヒットが出る確率は高まるし、それが他の投稿とつながって相乗効果も生まれる。例えば、2000冊読んで発信してる人がいて、それを超えたら面白いなと思って始めました。誰もやってない×やり続ける、っていうだけでも十分に可能性あるし、そこにAIを組み合わせることでさらにユニークなポジションが取れると信じてます。

Q9: 地道な積み重ねがどんな自信や安心感につながってますか?

他の人には真似できない「アンダーグラウンドの時間」が蓄積されているという実感があります。表に出る必要はないけど、自分の中に溜まっているデータや気づきがある。それって、あとから出てきた人が簡単に追いつけない競争優位になるし、どちらに転んでも損しない状態になってる。その積み重ねが今の自分にとってすごく大事な安心材料です。

Q10: 最後に、今後やってみたいことや狙っていることは?

これまでやってきた「本×アウトプット×AI」の掛け算をもっと深めていきたいです。誰もやっていないからこそ、じっくりやり続ければ強くなれると思うし、もっと自分の中の引き算力や好奇心を研ぎ澄ませて、情報の洪水の中から本質だけを掴む力を育てていきたい。そうやって、静かに積み重ねていくスタイルが、自分に一番合ってるんだと思います。

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