本 要約【教養としてのデジタル講義】ハル・アベルソン/ケン・リーディン #1028

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概要

本書は、デジタル化社会に対する理解を深め、賢い選択をするための基礎知識を提供します。MITやハーバードの教授らが、デジタル革命の影響と可能性、潜在的な危険を解説。コロナ禍で進んだオンライン教育やテレワークなどの変化を通じ、デジタル社会の本質を理解し、今後の選択に役立てることを目指しています。

著者

ハル・アベルソン

MITのコンピュータ科学および人工知能の教授で、教育技術とプログラミング教育の分野で著名です。

ケン・リーディン

MITメディアラボの研究員で、デジタル技術とその社会的影響に関する研究を行っています。二人は、デジタル技術の理解を深め、教育における活用方法を探求することに情熱を注いでいます。

自由は難しい

自由は難しい

AIと思考実験してみた

AIと本 要約【教養としてのデジタル講義】ハル・アベルソン/ケン・リーディン #1028
文字起こしした要約はブログ➡

Q1: 『教養としてのデジタル講義』で印象に残ったのはどんな点でしたか?

「自由は難しい。責任がついてくる」という点が強く印象に残りました。たとえばテスラはソフトウェアのアップデートで、ABS性能や走行距離制限など車の基本機能を遠隔で変えることができます。これは便利に見えて、企業側が勝手に制限を加えたり、消費者の意思に反して更新を強制するリスクもあるんです。自由の裏には必ず責任がついてくるし、その境界が今の時代ではとても曖昧になっているなと感じました。

Q2: なぜ「自由に責任が伴う」と考えるようになったのですか?

自分で何かを選ぶということは、同時にその結果も引き受けるってことだと思うからです。社会の常識に従って生きると、たとえ失敗してもその責任を「世間」や「組織」に押しつけることができます。でも自分の意志で選んだ道は、たとえそれが間違いでも、自分で責任を取らなきゃいけない。そのかわり、世間とずれていても成功すれば、自分だけの成果になりますよね。だからこそ、自由って難しいんだと思います。

Q3: 自由な選択には、どんな責任があると感じますか?

たとえば受験や就職、住む場所にしても全部そうですが、選んだ結果の良し悪しは自分に返ってくる。しかも多くの場合、親や社会が「失敗しない道」としてアドバイスをくれるんですけど、それって遺伝子レベルで「無難に生きて遺伝子を残す」ための防衛反応に近いと思うんです。もし親のアドバイス通りに動いて失敗したら、親を恨んでしまうかもしれない。でも自分で選んだ道なら、納得できると思うんです。

Q4: 社会の常識に逆らってでも、自由に選ぶことには意味があると思いますか?

あると思います。というのも、今の時代はAIとか新しいテクノロジーが次々と出てきていて、社会の常識に従ってばかりだとそれに乗り遅れてしまう。でも大人たちって、ダグラス・アダムズの法則の通り、30歳を過ぎた頃から新しい技術を「不自然だ」と感じて受け入れにくくなるんですよね。だからこそ、若いうちに自分の意志で新しい波に乗っていくことが、長期的には合理的だと思います。

Q5: 自分の意志で新しい技術を取り入れるには、何が必要だと思いますか?

「応答できる力」、つまり自分の内発的な動機に基づいて行動する力が必要だと思います。好奇心を持っている人って、本を読んだり人に会ったり場所を訪ねたりして、自分の世界をどんどん広げていけるんですよね。それってまさに人生の格差を生む源泉だと思っていて、好奇心がある人は、複利のように経験が積み重なっていくんです。だからこそ、没頭できる経験を幼少期から持っていることが大事なんだと思います。

Q6: その没頭体験を育てるために、大人はどんな関わり方をすべきですか?

大人が自分の価値観で子供に問いや答えを押しつけないことが大事です。「将来の夢は?」って聞いてしまうと、子どもは知ってる職業から無理やり選んで答えちゃいますよね。それって可能性を狭めるし、その答えが頭に残って選択肢を固定してしまう。だから、大人は「何が好き?」とか「どこが面白かった?」って聞いて、価値観を掘り下げるようなコーチング的な関わり方が理想だと思います。

Q7: 子どもが自分の価値観を掘り下げる問いって、どんな問いだと思いますか?

「なぜ?」を繰り返していく問いですね。豊田式の「なぜなぜ分析」みたいに、答えに対してもう一度なぜ?と聞いて掘り下げていく。実際に僕も、今こうやってチャットGPTとソクラテス式に対話して、自分の価値観をどんどん掘り下げられていると感じています。だから今の時代は、大人が答えを教えるんじゃなくて、子どもが自由にネットやAIと繋がって、自分で答えを見つけていく環境が大事になってきてるんだと思います。

Q8: じゃあ、AIに任せておけばいいんでしょうか?

それだけじゃダメだと思います。たしかにAIは、子供の無限の「なぜ?」にずっと付き合ってくれる存在になれるし、親や先生にはできない役割を担える。でも一方で、人と関わることで得られる社会的なスキルや幸福感は、AIでは代替できません。だからこそAIと人間、それぞれの強みを理解して、役割を分けて教育していく必要があると思います。

Q9: AIと人間、それぞれから学べる力の違いって何ですか?

AIからは、論理的に情報を整理したり、疑問にすぐ答えてもらったり、何度でも試行錯誤できる「情報処理力」が学べると思います。でも人からは、空気を読む力、感情のやりとり、共感、そういった「人間関係に必要な感性」が育ちます。だから両方をバランスよく取り入れることで、今後の社会を生き抜く力がつくんじゃないかなって思います。

Q10: 最終的に、自由や責任を持って生きるうえで、大事にしたいことは何ですか?

やっぱり、自分の意志で選び続けることです。誰かに決められた人生を生きるんじゃなくて、自分の価値観をもとに選んでいく。そのためには好奇心を育てて、応答力を身につけて、自分で学び続ける姿勢が必要です。社会に流されることを悪いとは思わないけど、もしそれが自分に合っていないと感じるなら、ちゃんと自分の道を選んで、自分の責任で生きる。そうやってこそ、本当の意味で自由を感じられるんじゃないかなって思います。

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