本 要約【新しいヒューマンコンピュータインタラクションの教科書】玉城絵美 #981

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概要

人間とコンピュータのより豊かな共存を目指す学問、ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)の全体像を、気鋭の研究者が解説。

著者

玉城絵美
琉球大学工学部教授/H2L,Inc.CEO。1984年沖縄生まれ。2006年琉球大学工学部情報工学科卒業。筑波大学大学院システム情報工学研究科修士課程、東京大学大学院学際情報学府博士課程を修了(総長賞受賞)し、ヒューマンコンピュータインタラクションを研究。2011年ヒトの手の動きを電気刺激で制御する「ポゼストハンド」を発表し、同年米TIME誌の「世界の発明50」に選出される。米ディズニー・リサーチ社インターン、早稲田大学理工学術院准教授などを経て、2021年より琉球大学工学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ヒューマンエラーを分類で対策する

AIと思考実験してみた

Q1: ヒューマンエラーを分類することで、どのようなメリットがあるのでしょうか?

A: ヒューマンエラーにはいくつかの種類があり、それぞれ異なる原因があると考えています。例えば、「スリップ」は意図しない行為で、「ラプス」はうっかりミス、「ミステイク」は意図した行為の誤り。このように分類することで、ミスの原因を明らかにし、一つひとつのエラーに適した対策を講じることができます。分類しないと、漠然と「気をつける」といった曖昧な対策になりがちですが、分類することで具体的な防止策を設計しやすくなるのがメリットですね。

Q2: ヒューマンエラーの分類をさらに発展させることで、新たに見えてくる課題や限界はあるでしょうか?

A: 確かに分類しきれないエラーも存在すると思います。その場合は、一旦「その他」として扱い、後で精査していけば良いのかなと考えます。また、複数の要因が絡むミスについては、さらに細分化していくことで解決できるはずです。最終的には、全てのエラーが原因と対策の一対一対応になるように整理し、それに応じた対策を積み重ねていけば、ヒューマンエラーを減らすことにつながると思います。

Q3: ヒューマンエラーの分類と対策の考え方は、どのような分野で特に有効だと思いますか?

A: どの分野でもある程度は活用できると思います。特に、業務が属人化しているような環境では、エラーの分類と対策を共有することで、組織全体にノウハウを落とし込みやすくなるのが利点です。組織全体の生産性向上にもつながるでしょう。また、成功体験よりも失敗の共有のほうが価値があると思っています。なぜなら、成功は人それぞれ異なる道筋ですが、失敗は原因を特定しやすく、それを取り除くことで誰でも成果を出しやすくなるからです。

Q4: 失敗の共有が成功体験の共有よりも価値があると考える理由を教えてください。

A: トルストイが「全ての幸せな家庭は似ているが、不幸な家庭はそれぞれ異なる理由で不幸である」と語っています。私はこの考えに部分的に賛成で、成功には共通する要素があるように見えても、その道筋は家庭や個人ごとに異なると思います。逆に、不幸や失敗の要因は一対一対応しやすいものが多く、それを一つずつ取り除いていけば、結果的に成功に近づくと考えています。無駄な失敗を減らし、余ったエネルギーを強みに活かすことが大切だと思います。

Q5: 失敗の要因をすべて排除できた場合、それだけで成功につながるのでしょうか?

A: いいえ、そこからさらに「自分の偏りを活かす」ことが重要になります。環境によっては、自分の特性が強みとして発揮されることもあれば、弱みとして出てしまうこともあります。例えば、人間関係でも、お互いの弱みを補い合える関係性を築くことが大事です。自分の特性を理解し、それを活かせる環境を選ぶことで、より成功に近づけるのかなと思います。

Q6: 自分の偏りを強みに変えるためには、どのような方法や工夫がありますか?

A: 強みを考えるよりも、まずは自分の弱みに注目するのが良いと思います。弱みは意識せずとも自然と出てしまうものなので、それを活かせる環境を探せばいいのかなと。例えば、私は完璧主義で何もかもルーティン化してしまう性格ですが、日常生活では柔軟性に欠けてしまう反面、コンテンツを継続的に楽しみながらアウトプットすることには向いています。そうやって自分の特徴を理解し、それが活かせる場を見つけていけばいいのかなと思います。

Q7: 自分に合った環境を見つけるためには、どのような判断基準があるでしょうか?

A: まず、自分の弱みが強みに転換されるような環境があるかを確認するのが良いと思います。例えば、面接の場では、職場の雰囲気や人間関係を観察して、自分に合った人がいるかを判断することができます。また、私は面接に落ちても「自分に合わない環境で働かなくて済んだ」とポジティブに解釈しています。視点を変えることで、同じ事実でもより良い方向に捉えられるのかなと思います。

Q8: 環境が合わないと感じたら、新しい環境に飛び込むべきでしょうか?

A: はい、合わない環境に無理に居続けるよりは、新しい環境を探した方が良いと思います。例えば、小中学校でのいじめは、環境と自分の特性が合わないことが原因で起こることが多いです。人間は進化の過程で、集団に適応しない個体を排除する本能があるため、合わない環境では苦しい思いをすることになります。そのため、自分の特性が「中央値」に位置する環境を探すことが重要です。転職や転校、コミュニティの変更も選択肢の一つだと思います。

Q9: 新しい環境に適応する際に無理をしないためには、どうすればいいでしょうか?

A: 自分が無理をしすぎないことが大切だと思います。継続できる範囲で努力し、それ以上は頑張りすぎないことです。例えば、転職活動や面接でも、自分を偽らずにありのまま見せることが重要だと思います。そうしないと、後々、自分を偽り続けなければいけない環境に身を置くことになり、結局長続きしないからです。

Q10: ポジティブな解釈と現実的な対応のバランスを取るためには、どのような基準を持つべきでしょうか?

A: ポジティブすぎること自体には大きなリスクはないと思います。ただ、社会とのズレを感じるなら、ある程度は周囲に合わせる柔軟性も必要です。バランスを取るためには、「自分の解釈を大事にしつつも、必要に応じて適応すること」が大切ですね。例えば、面接で落ちても「自分に合わなかっただけ」とポジティブに解釈しつつ、次の面接では伝え方を工夫するといった調整が有効だと思います。

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