映画考察【テネット/TENET】#205

知る情報を選ぶ

努力で知らなかった世界を知り、気付いていなかった幸福も味わえるが
全情報を知って虚無感を抱き、真実や正義に繋がる有益な行動が取れなくなる
AIなどで情報に溢れて変化が加速し、処理能力を超える情報過多の現代は、引き算思考で主体的に知る情報を選ぶhttps://t.co/ygP9LTvAag
— Hiroki@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog2) November 11, 2024

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Q1：情報過多の現代において、情報を選ぶ重要性を感じたとのことですが、具体的にはどのような理由でその必要性を感じていますか？

私は情報を選ぶ必要性を感じた背景として、情報が多すぎると真実がわかりにくくなり、逆に虚無感を抱くこともあると考えています。特にテクノロジーの進化によって情報量は加速度的に増えており、それを効率よく処理するためには、自分にとって必要な情報を主体的に選び取ることが重要だと思っています。情報過多の環境では、自分が何を知りたいかを意識的に選ばないと、流されてしまうリスクがあると感じています。

Q2：進化や知性の発展について、どのように考えていますか？

私は人類が地球の生態系の中で独自の進化を遂げ、知性を持つようになったのも偶然の積み重ねだと思っています。ただし、人類も永遠に存在し続けるわけではなく、いつか終わりが来ると考えています。たとえ宇宙に進出して多惑星に広がったとしても、宇宙自体がいつか終焉を迎えるかもしれません。そのため、人間の行動や生きる意味について考えると、すべてが無意味に思えてしまうこともあります。そうした虚無感を感じる一方で、自分が知りたいことだけに関心を絞ってもよいのではないかと思うようになりました。

Q3：結果を逆算して動くことに対する疑問を感じたとのことですが、それはなぜですか？

結果を重視して行動する資本主義的な考え方には、疑問を感じています。人生を逆算的に計画し、不老不死であったとしても、最後には終わりが来ることには変わりがないからです。結果ばかりを気にして行動するのは、仕事の範囲に留めて、私生活では自分のプロセスを楽しむことが重要だと思います。情報についても、知りたい範囲で収集するほうが、満足感を得られると考えています。好奇心の幅や深さも人それぞれであり、そこに「正解」はないと感じています。

Q4：日々のプロセスを大切にするために、どのような行動や意識が役立つと考えていますか？

プロセスを大切にするためには、その時間に没頭できるかどうかが重要だと思います。人間の幸福は、短期的な快楽と長期的な満足度の両面で表されると思っているので、どちらか一方に偏らず、体験そのものに没頭し、後から振り返っても満足できるようなことを重視したいです。そうすることで、結果だけでなくプロセス自体も楽しむことができ、人生を充実させていけると思います。

Q5：「没頭できる体験」とはどのようなものだと考えていますか？

私にとって没頭できる体験とは、幼少期の頃の体験を思い出すとわかりやすいと思います。子供の頃は社会の期待や役割に縛られることなく、自分がやりたいことだけに没頭していました。例えば、夜遅くまで友達と公園で遊んだり、一人でレゴを組み立てたりしたことがそうです。そこにはコストや効率を考えず、純粋に楽しんでいる自分がいました。そうした発達的な動機に基づく活動を、現代でも意識的に取り入れていくことが重要だと感じています。

Q6：没頭を阻む要因には何があると考えますか？

没頭を阻む要因として、義務教育や資本主義の社会構造が挙げられると思います。学校ではテストや受験といった成果が求められ、会社では利益を求めて結果を重視する姿勢が求められます。こうした環境では、自分の感情を大切にすることが難しく、合理的に動かざるを得ないため、自然に没頭する感覚が失われてしまう原因になっていると感じます。

Q7：SNSやテクノロジーに流されず、自分のやりたいことに集中するためにどのような工夫をしていますか？

私は1日の中で、仕事の前後に自分の好きな活動に時間を当てるようにしています。具体的には、仕事の前にYouTubeで自分の考えをアウトプットし、考えを整理しています。また、仕事が終わってからはスマホを使わずに映画を一本じっくりと楽しむようにしています。これによりSNSやテクノロジーから距離を置き、自分の興味関心に集中できるようにしています。

Q8：その習慣を通して得られる充実感について、どのように感じていますか？

こうしたルーティンを通して、自分の興味関心を深めることができ、充実感を得られていると感じています。ただ、社会や他者の期待から距離を取る必要があり、そのために孤独を感じることもあります。そのため、週に一度は社会や他者との関わりを持つように意識しています。これにより、孤立することなく、バランスを保ちながら自己を見つめ直せていると感じます。

Q9：他者との関わりが自己探求にどう役立つと考えていますか？

他者と関わることで、自分の考え方がどれだけ特殊であるかを再解釈することができます。例えば、友人との会話や飲み会で結婚や人生の価値観について話すと、自分が社会とどれだけ異なる視点を持っているのかに気づけます。また、他者の考えと自分の考えを比較することで、自分の特性や興味関心がさらに明確になると感じます。社会と自分の違いを意識し、孤立することなく自己探求を深められることが、他者と交流する意義だと考えています。

Q10：予測できないことに喜びを感じるとのことですが、どのような活動や経験がそれにあたると思いますか？

私は予測できないことに対する喜びを強く感じます。友人が結婚して満足している話を聞いても、ある程度予測がつく内容であるため、私はそれほど喜びを見いだしません。逆に、予測のつかない体験や新しい発見があることに面白さを感じるので、映画や本、漫画など、自分の好奇心を刺激する活動に多くの時間を費やしたいと思っています。それによって人生に新たな視点や刺激を与え、充実感を感じられるのだと思います。