本 要約【アメリカは自己啓発本でできている】尾崎俊介 #863

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概要

アメリカンドリーム、スピリチュアル、宗教的熱狂、超健康志向、ポジティブ思考…。建国の父フランクリン『自伝』からはじまる自己啓発書のベストセラーから見えるアメリカ。

著者

尾崎俊介
1963年、神奈川県生まれ。愛知教育大学教授。専門はアメリカ文学・アメリカ文化。著書に『S先生のこと』(新宿書房、第61回日本エッセイスト・クラブ賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

アメリカは自己啓発本でできている

AIと思考実験してみた

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Q1:アメリカでは「努力すれば成功できる」という考えが広がりやすかった理由について、どのようにお考えですか?

アメリカは移民が集まってできた国であり、建国以来、成長を続けてきたことが大きいと思います。産業革命の恩恵も大きく受け、豊かな土地にも恵まれてビジネスが発展しました。その背景が「努力すれば成功できる」という思想を支え、広がりやすくなったのではないでしょうか。

Q2:成功への努力が社会全体に浸透したことがもたらした課題は何だと考えますか?

「努力すれば成功できる」という思想が広がったことで、努力が苦手な人や好きでない人は置き去りにされ、格差が生まれたように感じます。特に、アメリカや日本の都市部ではビジネス効率は高まりますが、実際の幸福にはつながりにくいかもしれません。そのため、トップ数パーセントだけが幸せを感じる社会になり、全体としては幸せに暮らしにくいと思います。

Q3:努力が苦手な人も含めて幸せに生きられる社会を実現するために、どんな価値観やサポートが必要だと思いますか?

人間にとって本当に必要なのは、生活を支えるカロリーを得るための活動だと思います。原始時代は狩りや農耕でそれを行っていましたが、資本主義が浸透することで、必要以上にお金を稼ぐこと自体が目的化してしまったのは問題です。義務教育が変わり、衣食住などの基本部分はベーシックインカムで保証され、それ以外の活動は自分の好きなことを自由に選べるようになれば、多くの人が幸せに感じられるようになるのではないでしょうか。

Q4:ベーシックインカムが導入され、安心が得られたとき、どんな価値観やスキルがあるとさらに充実した生活を送れるでしょうか?

価値観を一つに規定するのではなく、個人がそれぞれ好きなことを追求すれば良いと思います。5歳児が紙粘土で好きなものを作るように、様々な価値観が共存する方が、結果的に人類全体が豊かになり、AI学習のデータも増えるなど発展に寄与します。一人ひとりが自分だけの経験を積むことで、多様性をもたらす方向が望ましいと思います。

Q5:個人が好きなことを追求し、多様な価値観があるとき、どうやって調和しながら共存できると考えますか?

適度に人との関わりを減らすことが重要だと思います。幸福度が高い地域は、カナダや北欧のように人口密度が低い傾向が見られます。一方で東京やアメリカの都市部のような人口過密地域は、経済的には効率的でも、必ずしも幸福とは直結しません。ダンバー数(約150人の関係性が最適)に従って、152人ほどの小さな集団で活動する方が、効率よりも幸福に近づけると考えています。

Q6:テクノロジーとどう向き合っていくべきだと考えていますか?

意識的に使い方を選ぶことが必要です。現状、多くの人がテクノロジーに流されて無自覚に使いすぎていると感じます。特にスマホやインターネットは、広告モデルで収益が成り立つ仕組みのため、長く使わせる工夫がされています。私は、自分が本当にやりたいことを基準に、関わる人やテクノロジーも使い分けていくことが重要だと考えています。

Q7:テクノロジーとの向き合い方を意識的に保つため、日常の中で取り入れると良い習慣やルールには何があると思いますか?

デジタルデトックスや一人の時間を設けることが大切です。私の場合、家に帰ったらスマホを使わず映画を楽しみ、スマホの通知もオフにしています。また、週に1回は人と交流し、日常の中で一人の時間と人と関わる時間を使い分けています。人間はどうしても一つのことに集中しやすいので、意識的にルールを作って習慣にするのが良いと思います。

Q8:習慣を長続きさせるためにどのような工夫が有効だと思いますか?

「小さく始める」ことが大切です。たとえば腕立て1回のように、確実にできる範囲から始めて、続けやすいペースで少しずつ伸ばしていくことで、ハードルを感じずに習慣にしやすくなります。

Q9:成長や前進を実感するために、どんな方法が役立つと考えますか?

成長を可視化するために日記などに記録するのが良いと思います。成長が見えることでモチベーションが高まりますが、習慣化が進み、行動が自然になれば記録は不要です。例えば、私は以前貯金のために家計簿をつけていましたが、貯金が習慣化した後は家計簿をつけなくても続けられるようになりました。

Q10:次のステップや新たな目標を見つけるには、どんな方法が良いと思いますか?

今取り組んでいる分野をさらに深掘りするか、興味がある新しい分野に挑戦していくのが良いと思います。例えば、趣味が発展してYouTubeが生まれたように、興味のあることに没頭することで新しい発見が得られると思います。一つのことに興味が尽きたら、別の分野に「ピボット」していく柔軟な姿勢が、現代では特に大切ではないでしょうか。

Q11:新しい分野にピボットしていく際、どうやってその分野が自分に合っているか判断していますか?

自分にとってやりがいや没頭できる感覚があるかどうかが一つの判断基準です。

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