漫画考察【るろうに剣心】和月伸宏 #21

罪を償いながら真実を探す

1度や2度の闘いで真実の答えが出るくらいなら、誰も生き方を間違ったりせず「信じれば裏切られる、油断すれば殺される、殺される前に殺れ」のような画一的な方法で幸せになれる
現実は誠意を尽くして頑張っても、それが相手に伝わらないこともあるhttps://t.co/q5ZG1WekRI
— Hiroki@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog2) September 27, 2024

AIと思考実験してみた
あなたも漫画から学び始めよう

AIと思考実験してみた

Q1：るろうに剣心という漫画について、「罪を償いながら真実を探す」という視点を挙げていましたが、これについてもう少し詳しく教えてください。

「るろうに剣心」は、主人公の剣心が過去の暗殺者としての罪を背負いながら、平和な未来を求めて戦っていく物語です。彼は自分の過去を償おうとしながらも、その中で「正しい生き方」や「真実」を見つけようとします。しかし、現実の世界では、誠意を尽くしても報われないことがある。努力しても伝わらないことが多いのが、現実社会の難しさだと思います。

Q2：誠意や努力が報われない現実を受け入れる中で、それでも人が努力を続ける理由は何だと思いますか？

私の考えでは、ニーチェ的な虚無主義に通じる部分があり、最終的に全てが無意味だと感じることがあります。しかし、それ以外にやることがないので、人はそれに向き合うしかないのだと思います。個人としての寿命や人類全体の滅亡は避けられない運命です。さらに地球自体も、何億年というスパンで見ればいずれは消滅します。だから、SDGsのような取り組みも、個々の幸福度から見ると非合理的に感じます。ただ、人間は社会的な生き物であり、誰かのために生きることに価値を見出しているのだと思います。

Q3：社会的な存在としての人間が、利他主義やつながりを通じて意義を見出すという考えを述べていましたが、その中で現代のテクノロジーやSNSの役割についてどう考えていますか？

「ダンバー数」という理論に基づくと、人間は150人以上の深い人間関係を維持することが難しいと言われています。SNSは、この数を超えた広く浅い関係を作り出し、幸せとは逆方向に働いているのではないかと思います。SNSでは、自分の幸せな面だけを見せ合うことで、虚構の世界に陥りがちです。現代社会では、原始的な150人単位のつながりが、本来の人間の遺伝子に刻まれているプログラムに合致していると感じます。ですから、SNSのような広く浅い繋がりは、幸福には結びつかないと考えています。

Q4：SNSやテクノロジーが失われつつある「深いつながり」を取り戻すために、どのような工夫が必要だと思いますか？

深いつながりを取り戻すためには、家族や仲間との関係をもっと深く築いていくことが必要だと思います。私は学生時代からSNSをあまり使っておらず、個人的な利用にはあまり価値を感じません。ただし、企業が広告としてSNSを使うことにはメリットがあると思います。しかし、企業がSNSや広告に過度に依存することで、質の高い商品やサービスを提供するためのリソースが減少してしまうのが問題です。企業は、広告よりも商品の質にもっと投資すべきだと考えています。

Q5：広告依存から脱却し、質に集中することで企業が成長するためには、どのようなアプローチが必要だと考えていますか？

広告に頼らず、製品やサービスの質で勝負することは、どんな業界でもできるはずです。しかし、上場企業は四半期ごとの決算で成果を求められるため、短期的な利益追求に走りがちです。このような状況を避けるためには、非上場企業として長期的な視野を持つことが必要だと思います。そうすることで、企業は本当に価値のある製品やサービスに投資できるようになります。長期的な視点を持つことで、人類全体の持続可能性や幸福度が向上すると信じています。

Q6：長期的視点を持つ企業が増えるために、どのような制度や仕組みが効果的だと考えますか？

広告依存に陥っていない企業同士が協力し合い、仕事を発注し合う仕組みを作ることが必要だと思います。こうした企業が互いに支え合うことで、長期的な視点での成長が可能になります。また、消費者もそのような企業を支持するようになれば、持続可能な社会に向けたシフトが進むはずです。とはいえ、こうした企業が認知度を上げるために、多少は広告を使う必要もあるかもしれません。このジレンマを解決する方法を考える必要があると思います。

Q7：広告に頼らず質で勝負するために、企業や消費者が取るべき具体的なアプローチについて、どう考えていますか？

企業は広告に依存せず、質の高い製品やサービスを提供することで顧客と深いつながりを築くべきです。例えば、テスラのように営業マンやマーケティングに依存せず、製品の質に全リソースを集中させるアプローチは非常に合理的です。他の企業も同じ道を取るべきだと思います。ただし、現実には、広告やマーケティングに頼らない企業が増えるためには、消費者や社会全体がその企業を支持し、認識する仕組みが必要です。

Q8：現在、広告や営業に投資している企業が多い中で、どうやって質を優先する企業を支援し、広めていくべきだと考えますか？

広告や営業に大きく依存するのではなく、質の高い製品を提供する企業同士で協力し合い、相互にサポートするプラットフォームを作ることが一つの解決策だと思います。こうしたネットワークを通じて、広告に依存しなくても製品の良さを広め、顧客と深いつながりを持てるようにすることが大切です。また、消費者がその企業の価値に気付き、サポートするための情報発信も重要です。

Q9：今後、ネットやデジタル化が進む中で、どのような新しいビジネスモデルが考えられますか？

ネット化やデジタル化の進展に伴い、営業やマーケティングの伝統的な手法が変わってきています。保険の営業もネットに移行していますが、これは営業マンに頼らなくなることで、人件費やインフラコストの削減につながっています。広告に投資している時点で、製品やサービスの質向上にリソースを割けないという視点を持つことが重要です。