概要
人口爆発、環境汚染、貧困拡大、温暖化…われわれ人類の行く末について、悲観的な予言を目にしない日はない。だが実のところ、いまこそは人類史の最高の時代なのだ。明日を暗くするかに見える問題も、多くは良い方向に向かっている。著者リドレーは、ヒトが大成功を収めた要因が「分業」と「交換」であるとし、アイデアの交換=共有によって、さらなる繁栄が到来すると告げる。比類なき“合理的楽観主義者”宣言の書。
著者
マット・リドレー
1958年、英国ノーサンバーランド生まれ。オックスフォード大学モードリン・カレッジを首席で卒業後、同大で博士号(動物学)を取得。その後『エコノミスト』誌の科学記者を経て、英国国際生命センター所長、コールドスプリングハーバー研究所客員教授を歴任。英国王立文芸協会フェロー、オックスフォード大学モードリン・カレッジ名誉フェロー。リチャード・ドーキンスらと並ぶ科学啓蒙家として世界的に著名で、その執筆活動により全米科学アカデミー図書賞、デイヴィス賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
文化が進歩に繋がる
文化が進歩に繋がる
— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) August 30, 2024
生物は生物学的進化しかできない
ドーキンスは「旧石器時代のヒトの石器作りは鳥の巣作りと同じで、練習で上達しない身体的機能の延長された表現型」と言った
生殖で生物学的進化、交換で文化的進化が累積し、文化的進化が優位になると進歩する#繁栄https://t.co/ZHF6xN8p3O
分業が繁栄に繋がる
分業が繁栄に繋がる
— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) August 31, 2024
専門化の比較優位と交換で、知識や技能が進歩する
女性は余分に採集することで、男性の狩猟した肉が手に入り、双方が上達していく
火おこしや技術革新は難しいが
分けるのは簡単で分けても減らないため、イノベーターは共有するのが仕事である#繁栄https://t.co/ZHF6xN7Reg
交易が先、信頼が後である
交易が先、信頼が後である
— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) August 31, 2024
比較優位の恩恵で協調性が選択された
投資者が保管者に預けた額は4倍になり、保管者が好きな額を返せる信頼ゲームで、オキシトシン投与された投資者の額は増えたが
保管者の額は増えなかったため、危険を犯す行為全般でなく、信頼だけ促す#繁栄https://t.co/ZHF6xN7Reg
農業で加速した
農業で加速した
— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) August 31, 2024
他の種とも分業するようになった
水を与えることで穀物をくれる小麦、穀物を与えることで肉をくれる牛は、生物の生存に必要な活動を代替することで、人間のために専門化した
農耕民は優秀なら蓄積して独り占めでき、一夫多妻や男女の不平等が始まった#繁栄https://t.co/ZHF6xN8p3O
持続不可能な技術を使って持続可能な経済成長にできた
持続不可能な技術を使って持続可能な経済成長にできた
— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) August 31, 2024
化石燃料で産業革命が起き、1800年は織物、1830年は鉄道、1860年は化学薬品、1890年は電力、1920年は自動車、1950年は航空機、1980年はコンピュータ、2010年はウェブで進歩し、科学は技術の母でなく娘#繁栄https://t.co/ZHF6xN8p3O
起業家精神を持つ
起業家精神を持つ
— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) August 31, 2024
リスクを取れないとイノベーションを起こせない
飛行機は🇫🇷軍でなくライト兄弟、PCを完成させたのはIBMでなくApple、1-click注文は郵便局でなくAmazonが開発したように、自由に挑戦できる環境でないと技術革新できず、科学は技術の母でなく娘である#繁栄https://t.co/ZHF6xN8p3O
自給自足は繁栄に繋がらない
自給自足は繁栄に繋がらない
— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) August 31, 2024
交換と専門化による分業で進歩できない
鹿は自分の食べ物を自分で集める必要があるが
人は他人にやってもらい、他人のために何かできる
タスマニア島は孤立した後、市場が小さくて専門的な技術を維持できず、道具や技能が単純化していった#繁栄https://t.co/ZHF6xN7Reg
ボトムアップを援助する
ボトムアップを援助する
— ひろき@AIと思考実験してみた (@bluesbookblog) August 31, 2024
貧困地域も繁栄させられる
トップダウンで蚊帳を無償提供すると、闇市場で漁網として売られ、漁網を作る商人が生活できなくなる
交通や電波のインフラを整えて市場が効率化すれば、アフリカなどの内陸でも魚や鉱山資源で、交換と専門化できる#繁栄https://t.co/ZHF6xN8p3O
AIと思考実験してみた
Q1: マット・リドリーさんの『繁栄』という本で、特に印象に残った内容は何ですか?
技術革新には「リスクを取ること」と「自由に挑戦できる環境」が必要だと感じました。例えば、飛行機を開発したのはフランス軍ではなくライト兄弟、パソコンを完成させたのはIBMではなくアップル、そしてワンクリック注文を開発したのは郵便局ではなくAmazonです。このように、挑戦できる自由な環境がないと技術革新は進まないのだと気づきました。また、「科学は技術の母ではなく娘である」という考え方も印象的でした。技術の進歩によって科学的知識が増えていくという点に共感しました。
Q2: 科学が技術の「娘」であるとは、どういう意味だと思いますか?
技術が進むことで、科学的な知見が後から追いつく、ということではないかと思います。例えば、IBMがパソコンを作ろうとしていましたが、アップルがその技術を模倣して完成させ、革新的な製品を作りました。このように、技術が先に進み、それに基づいて科学が新しい知識を生み出すという流れです。だからこそ、自由に挑戦できる環境が大切だと感じます。技術と科学が掛け合わさることで、さらなる革新が生まれるのだと思います。
Q3: 技術革新を進めるためには、どのような環境や条件が必要だと思いますか?
まず、個人がリスクを取って挑戦できる環境が重要です。例えば、生活保護のような基本的な保障があると、安心して自分のやりたいことに挑戦できるようになるのではないかと思います。Googleでも、80%の時間は業務に使い、残りの20%は自分の好きなことに挑戦するという制度があります。これによって、Googleマップなどの革新的なサービスが生まれました。挑戦するためには、一定の保障と自由が必要だと思います。
Q4: 経済的保障があっても挑戦を避ける人がいる場合、どうすれば挑戦を促すことができると思いますか?
無理に挑戦させる必要はないと思います。挑戦しない人には、その人に合った役割を与えればいいのではないでしょうか。例えば、公務員のような安定した仕事を選ぶ人もいますし、それで社会がうまく機能すればいいと思います。ただし、挑戦したい人が自由に挑戦できる環境を整えることは重要です。子供の頃の好奇心を大切にし、教育や親がその好奇心を育てていくことが、将来の挑戦を促す基盤になると思います。
Q5: 子供の好奇心を育てるためには、どのような教育が必要だと思いますか?
親や教師は、子供の好奇心を大切にして、その子の持っている特性を伸ばしていくべきだと思います。親はどうしても、自分の成功体験や価値観を子供に押し付けてしまいがちですが、そうすると子供が自分らしく成長するのが難しくなります。分業が人類の進歩を支えたように、親も子供に自分と違った強みを持たせ、それを補う関係を築くことが大切です。教育でも、苦手なことを克服するより、長所を伸ばすことを優先すべきです。
Q6: 具体的にどのような教育体制が、子供の好奇心や強みを伸ばすのに有効だと思いますか?
正解がわからないような問題を提供する教育が効果的だと思います。現行の教育では、テストで100点を取ることが目標になっていますが、むしろ100点が取れないような課題を与える方が、子供たちは創造力を発揮できるのではないかと思います。教師も、生徒に完璧な正解を教えるのではなく、一緒に考え、探求するスタンスが必要だと思います。子供たちが挑戦の過程を楽しむことができるような環境を作ることが重要です。
Q7: 子供が失敗してしまった場合、どのようにサポートすべきだと思いますか?
子供が失敗しても、すぐに助けず、本人が「助けが必要だ」と言った時に手を差し伸べる姿勢が必要だと思います。親元を離れて寮生活をすることで、自立心を育むのも効果的です。家事や勉強で問題が起きても、自分で解決する力を養う経験が一番大切です。しかし、親や社会がすぐに手を出してしまうと、子供は失敗から学ぶ機会を失ってしまいます。危険がない範囲では、自由に挑戦させ、失敗した後にサポートするのが理想的だと思います。
Q8: 挑戦する過程を楽しみ続けるために、教育や家庭環境でどのような工夫が必要だと思いますか?
正解がわからない課題や、子供自身が楽しめる活動を取り入れることが大切です。例えば、レゴブロックなどを使って自分の好きなものを作る過程では、子供たちは自然に楽しさを感じています。しかし、親や学校が結果ばかりを重視すると、その過程を楽しむ感覚が失われてしまいます。短期的な成果よりも、プロセスを楽しむことを重視する教育方針に変えるべきだと思います。
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