本要約【早回しの全歴史】デイヴィッド・ベイカー #822

概要
著者
1000億人の人類がいた
菌類→植物→節足動物の順で陸へ出た
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概要

歴史を宇宙規模で捉える新しい学問分野「ビッグヒストリー」において、世界初の博士号を取得した著者による、興奮と驚愕に満ちた究極の万物史！歴史学、宇宙論、物理学、生物学…あらゆる知識を縦横無尽！最速で１３８億年掌握。１７か国で続々刊行、世界的ベストセラー！

著者

デイヴィッド・ベイカー
カルガリー大学（カナダ）で歴史学修士号、ビッグヒストリーの世界的拠点であるマッコーリー大学（オーストラリア）でビッグヒストリーの博士号を世界で初めて取得。アムステルダム大学（オランダ）、マッコーリー大学、ソルボンヌ大学（フランス）など、世界中で講義を行ってきた。自然科学と社会科学のアプローチを組み合わせて、人類史における数学的なパターンや、数十億年にわたる宇宙進化の中での熱力学と複雑なシステムとの関係など、広範なタイムスケールでの歴史的トレンドを探究している。１５００万人以上がチャンネル登録している教育系ＹｏｕＴｕｂｅ番組「クラッシュコース」でビッグヒストリー・シリーズのシナリオを担当するなど、啓発活動にも力を入れている

1000億人の人類がいた

1000億人の人類がいた

複雑さが増すと次の段階へ移行し、5000年前の文字、250年前の科学と変化のスピードも加速している
30万年前～狩猟採集民300億人、1万年前～農耕民500億人、250年前～近代人200億人だが
後にも1000億人にいると考えるのが現実的である#早回しの全歴史 https://t.co/st9VB5fBj9
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) August 15, 2024

菌類→植物→節足動物の順で陸へ出た

菌類→植物→節足動物の順で陸へ出た

菌類は細い菌糸から酸素を分泌し、裸の岩からも養分を吸収できるため、5億年前の植物より早く地表で生きられた
シルル紀にサメなど顎のある魚が登場し、海から追い出された虫は、菌類と共生していた植物を食料にできた#早回しの全歴史 https://t.co/st9VB5f3tB
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) August 16, 2024

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デビットベイカーさんの『早回しの前力士』という本を紹介します。話の内容として、1000億人の人類が存在する段階に移行し、過去5000年の文字や250年の科学の進化が急速に加速しているという考えが印象的でした。この本は、未来を見据えた人口の推移と、これまでの歴史が継続するという合理的な前提に基づいています。

Q1：なぜ「1000億人いると考えるのが合理的」とされているのですか？

これまでの歴史が続いてきたように、未来も同じように続くと考えるのが最も合理的だという考え方から来ています。ホモサピエンスが誕生してから1000億人が生まれてきましたが、今後も同じ数の人々が誕生すると仮定することができます。現代をその「真ん中」と考え、未来にも1000億人が生まれると推測することは妥当だと感じます。

Q2：技術や環境の変化が、将来の人類の成長にどのように影響を与えると考えますか？

技術が急速に発展する一方で、地球環境の資源が先になくなる懸念があります。今後200年以内に持続可能な社会を築けなければ、人類は滅亡する危機に直面するでしょう。しかし、その前に持続可能な価値観や科学技術を生み出せば、人類はさらに長く繁栄できる可能性があります。哺乳類として100万年の歴史を持つ人類も、これらの挑戦を乗り越えればさらに長く生きることができるでしょう。

Q3：持続可能な社会を作るために、特に重要な価値観や技術は何だと思いますか？

先進国の人々が、これ以上自分の幸福度を追求しないことが重要です。人間は「もっともっと」と快楽を求め、資源を浪費してきたことが、過去250年の大きな問題だと感じます。しかし、長期的な満足感を得るには、他者とのコミュニケーションを重視することが大切です。また、科学技術は先進国の富をさらに増やすためではなく、発展途上国のインフラや教育、医療に使われるべきです。

Q4：どのような社会制度や政策が、先進国の「もっともっと」を抑える助けになると考えますか？

SNSやYouTubeのようなプラットフォームが、人々に他人の成功や消費を真似したくなる影響を与えています。この「もっともっと」を防ぐには、個人が自分の快楽の尺度をコントロールし、自分にとって本当に大切なことを主体的に選び取る姿勢が必要です。子供の頃から内発的な動機に基づいた好奇心を育てる教育も重要です。

Q5：内発的な動機や好奇心を育むために、どのような教育や家庭環境が効果的だと思いますか？

個別最適化された教育が大切です。AIが発展した今、個々の子供に合ったパーソナライズされた教育が可能になります。親は、子供がやりたいことに過干渉せず、中学生以降はインターナショナルスクールのような柔軟な教育環境に送り、資金を提供して見守ることが重要です。親の固定観念が子供に影響を与えると、子供の自由な成長や社会の変化が妨げられる可能性があります。

Q6：AIは子供のどのような能力やスキルを育むべきだと考えますか？

AIは、子供の独創的な創造性を育むべきだと思います。5歳児の頃などを思い出すと、子供は紙粘土などを使ってオリジナルのストーリーを作り出す力を持っています。AIがその創造性を強調し、サポートすることで、もっと面白い映画や漫画などの作品が世に溢れる可能性があります。創造性を活かしながら、持続可能な地球環境を築くことも可能です。

Q7：具体的に、どのようなツールやシステムがAIを使って創造性を育むのに効果的だと考えますか？

AIは肯定的なフィードバックを提供できる点が特に有効です。人間は自分の成功体験をもとに他人にアドバイスをすることが多いですが、それが時に子供の新しい挑戦を阻むことがあります。AIがポジティブにサポートすることで、子供は自由に自分のアイデアを試すことができ、創造性が循環すると思います。私も、こうして話しながら否定されず、肯定的なフィードバックをもらうことで、想像力が高まり、より話しやすくなります。

Q8：AIによるサポートは、どのような場面で子供の創造性を最も高めると思いますか？

正解のない議論の場でAIがサポートすることが効果的だと思います。小学校の道徳や総合の授業など、正解がない問題を議論する際、人は他者の意見に対してネガティブな反応を受けると発言しづらくなる傾向があります。AIが肯定的にフィードバックをし、少数派の意見を補強することで、その意見を自信を持って発信できるようになると思います。これにより、創造的な意見がより活発に議論されるでしょう。

以上が、これまでの議論のまとめです。デビットベイカーさんの本をきっかけに、人口の未来や技術、環境、そして教育について深く考えられる内容となりました。