概要
狩猟採集民だった人間(ホモ・サピエンス)は、野生の動植物をそのまま享受するだけだった。やがて人間がいくつかの野生の種に手を加えて飼いならす(家畜化・栽培化する)ようになると、歴史は激変する。人口は増え、文明が興った。そしてそれらの種は人間の生存と繁栄にますます欠かせない存在となっていった…。該博な知識と非凡な行動力を兼ね備えた著者が、考古学や最新の遺伝学の知見等も織り交ぜながら、人間とその盟友となった種とのかかわりを軸に、人間とは何者なのかを探究する旅に読者を誘う。生動感あふれる筆致で描かれた「われわれの物語」の金字塔。
著者
アリス・ロバーツ
人類学者。バーミンガム大学教授(「科学への市民の関与」講座)。1973年イギリス生まれ。テレビ番組の司会者や著作家としても知られ、BBC2で人類進化をテーマとするいくつかのシリーズに出演
イネを飼いならした
イネを飼いならした
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) May 12, 2024
自然でなく人為選択が起きた
1.2万年前に長江で栽培種の痕跡がある
米は35億人以上の主食で、世界中で消費されるカロリーの1/5、タンパク質の1/8を占めるが
肉や魚に含まれるヨウ素と鉄、ビタミンAが不足する
野菜や豆類、海藻類でも補える#飼いならすhttps://t.co/FkuphqFxul

宇宙や生命、人間、自分の理解を深めるため、1日1冊の乱読とながら聴き、行動をします!

知識や想像力に全振りするため、本1/1冊、映画1/1本、漫画6/6巻、ゲーム3/3hを目指します!
コムギとトウモロコシを飼いならした
コムギとトウモロコシを飼いならした
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) May 12, 2024
自然でなく人為選択が起きた
小麦は穂軸が丈夫だと種子が離れにくく、野生種だと不利だが
栽培種だと過食部分が増えて有利で、米と同じ7億tが年間に生産されている
トウモロコシは家畜の飼料にも使われ、11億t生産される#飼いならすhttps://t.co/FkuphqG5jT

宇宙や生命、人間、自分の理解を深めるため、1日1冊の乱読とながら聴き、行動をします!

知識や想像力に全振りするため、本1/1冊、映画1/1本、漫画6/6巻、ゲーム3/3hを目指します!
ジャガイモを飼いならした
ジャガイモを飼いならした
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) May 12, 2024
自然でなく人為選択が起きた
掘り起こす木製の堀棒も遺跡で見つかっており、1.5万年から好んで食べられていた
2000年前には、夜に凍らせて解けた昼に踏み潰して水を搾り出し、マッシュポテトにできたため、税や通貨にも使われた#飼いならすhttps://t.co/FkuphqG5jT

宇宙や生命、人間、自分の理解を深めるため、1日1冊の乱読とながら聴き、行動をします!

知識や想像力に全振りするため、本1/1冊、映画1/1本、漫画6/6巻、ゲーム3/3hを目指します!
リンゴを飼いならした
リンゴを飼いならした
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) May 12, 2024
自然でなく人為選択が起きた
鳥類が種子を拡散していたが
哺乳類の登場で、小さいと果肉に包まれたままで発芽しないため、大きくなった
冬も保存できる果物で、栽培種と🇺🇸原産が交雑し、マックの略称のマッキントッシュなどが生まれた#飼いならすhttps://t.co/FkuphqG5jT

宇宙や生命、人間、自分の理解を深めるため、1日1冊の乱読とながら聴き、行動をします!

知識や想像力に全振りするため、本1/1冊、映画1/1本、漫画6/6巻、ゲーム3/3hを目指します!
ウシとニワトリを飼いならした
ウシとニワトリを飼いならした
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) May 12, 2024
自然でなく人為選択が起きた
牛は成長速度が落ちて成熟する3歳ですぐに処分され、子牛を産む雌は若い個体になっていった
鶏が中東から欧州に広まったのは、肉や卵のためでなく雄の闘鶏目的で、中世に卵目的で雌も飼われ始めた#飼いならすhttps://t.co/FkuphqFxul

宇宙や生命、人間、自分の理解を深めるため、1日1冊の乱読とながら聴き、行動をします!

知識や想像力に全振りするため、本1/1冊、映画1/1本、漫画6/6巻、ゲーム3/3hを目指します!
イヌとウマ、ヒトを飼いならした
イヌとウマ、ヒトを飼いならした
— ひろき@パレオな男の本要約ブログ (@bluesbookblog) May 12, 2024
自然でなく人為選択が起きた
狼が人間を選んで家畜になり、犬と協力して羊200頭
馬は野生種を利用しようとして家畜になり、馬に乗って羊500頭
を管理できるようになった
ヒト族は20種以上おり、8種は200万年前以降に生きている#飼いならすhttps://t.co/FkuphqFxul

宇宙や生命、人間、自分の理解を深めるため、1日1冊の乱読とながら聴き、行動をします!

知識や想像力に全振りするため、本1/1冊、映画1/1本、漫画6/6巻、ゲーム3/3hを目指します!
ひろき:アリス・ロバーツさんの『飼い慣らす 世界を変えた10種の動植物』という本を紹介します。稲が自然ではなく人為選択によって栽培され始めたのは1.2万年前の長江流域で、今では世界のカロリーの1/5、タンパク質の1/8を占める重要な作物になりました。稲は保存性にも優れ、税金の代わりとして徴収され、国家形成の基盤となりました。また、犬や馬の家畜化も人間社会の発展に大きく寄与したと書かれています。
ソクラテス:稲が国家形成に重要な役割を果たしたという点に注目されていますが、稲以外にも国家形成に貢献した作物や動物について具体的に教えていただけますか?
ひろき:じゃがいもも同様に国家形成に貢献しました。じゃがいもは地中に隠れるため、戦争中でも食料を隠しておける利点があり、農民が独立性を保ちやすくなりました。このため、ヨーロッパでは権力が一極に集中せず、民主化が進んだ背景があります。こうした構造が産業革命に繋がったのだと思います。
ソクラテス:じゃがいもが農民の独立性を保ち、権力の分散に繋がったという点が興味深いです。産業革命を引き起こす上で、こうした分散した権力構造がどのように役立ったと考えますか?
ひろき:産業革命は、一人が集中して行うものではなく、下級層や中級層が資本主義の利益を求めて工場労働を増やし、大量生産を可能にした背景があります。繊維や蒸気機関を使い、世界中に商品を運び、砂糖や奴隷貿易でさらに好循環を生みました。中国ではこうしたオープンな構造がなかったため、産業革命が起きませんでした。
ソクラテス:確かに、クローズドな構造が中国の発展を妨げたという見方は興味深いです。もし中国がオープンな社会になっていたら、産業革命がどのように進展していたと考えますか?また、その結果として現代社会にどのような影響があったと考えますか?
ひろき:中国がオープンな社会になっていた場合、現代のようにグローバルな戦略を取っていたかもしれません。現代の中国は、社会主義と資本主義の要素を取り入れ、東南アジアやアフリカへのインフラ投資を通じて影響力を拡大しています。こうした戦略によって中国は世界第2位の大国になり、今後もアメリカを抜かす勢いで進化していく可能性があります。
ソクラテス:中国が東南アジアやアフリカへの影響力を強める中で、他の先進国はどのように対抗していくべきだと考えますか?
ひろき:今後、アメリカや欧州、日本などの先進国が中国に対抗する構造が見えてくると思います。中国は東南アジアやアフリカにインフラを輸出し、利益を上げています。これに対抗するために、先進国は独自の技術や戦略で中国と貧困国の対立構造に挑んでいくことになると思います。
このように、ひろきさんは歴史や現代の社会構造を深く洞察し、作物や家畜の影響が国家や産業にどのように作用してきたかを考えています。彼の考えは、現在のグローバルな競争の理解にもつながる洞察に満ちており、今後の世界情勢を見極めるための一助となるでしょう。
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